報道発表資料
環境省では、平成19年6月に閣議決定された21世紀環境立国戦略において、今後1、2年で重点的に着手すべき環境政策として位置付けられた「豊饒の里海の創生」を図るため、平成20年度から里海創生支援事業に取り組んでおります。
その一環として、石川県、七尾市、穴水町、金沢大学「里山プロジェクト」、国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットとともに七尾湾の里海創生を支援していくためのシンポジウムを開催します。
なお本件は、石川県と同時発表しています。
1.開催趣旨
能登半島の七尾湾を豊かで美しい里海として創生するため、このほど里海創生支援事業を活用して、地元関係者により「七尾湾里海創生プロジェクト」が発足されました。プロジェクトでは高レベルの生物多様性や生物生産性を維持しながら、人との関わり合いのなかで豊かな海をつくり、保全する方策を議論・提言していきます。
本シンポジウムでは、里海に係る第一線の研究者による基調講演や里海活動事例の紹介を通じて、七尾湾を次世代に伝えていくために、いま何をしなければならないのか、について意見交換を行い、海から地域づくりを考えます。
2.開催概要
- ・日時:
- 平成21年2月22日(日)13:00~16:00(開場12:30)
- ・場所:
- 和倉温泉観光会館 七尾市和倉町二部13-1
- ・参加費:
- 無料
- ・定員:
- 200人(定員に達し次第、申し込みを締め切らせて頂きます。)
- ・主催:
- 環境省、里海シンポジウムin七尾湾実行委員会(石川県、七尾市、穴水町、金沢大学「里山プロジェクト」、国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット)
- ・後援:
- 石川県漁業協同組合、金沢大学環日本海域環境研究センター
3.進行プログラム(予定)
- ■開会挨拶
- (13:00~13:10)
- ■基調講演I
- (13:10~13:35)
- 「里海のコンセプトとその重要性、里海の創生に向けた動き」
- 柳 哲雄 九州大学応用力学研究所教授
- ■基調講演II
- (13:35~14:00)
- 「日本の里山里海(SATOYAMA SATOUMI)の国際的重要性について」
- 中村 浩二 金沢大学環日本海域環境研究センター教授
- ■事例紹介
- (14:00~14:45)
- 「七尾湾の環境と生きもの」
- 坂井 恵一 のと海洋ふれあいセンター普及課長
- 「英虞湾自然再生協議会の取り組み」
- 浦中 秀人 英虞湾自然再生協議会
- 「七尾湾-もうひとつの能登」
- 森山 奈美 株式会社御祓川
- ■パネルディスカッション(15:00~16:00)
- 「里海 人と海とのかかわり」
- ◇コーディネーター
- あん・まくどなるど 国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長
- ◇パネリスト
-
- 柳 哲雄
- 九州大学応用力学研究所教授
- 楠井 隆史
- 富山県立大学教授
- 浦中 秀人
- 英虞湾自然再生協議会
- リザリタ・エドパリナ
- 国連大学高等研究所いしかわ・かなざわ
オペレーティング・ユニットポストドクトラルフェロー - 石垣 康弘
- 石川県漁業協同組合七尾地区運営委員長
- ※
- 上記内容は現時点での予定です。発表者の都合等により、プログラムの一部を変更する場合があることを御承知置きください。
4.参加の申込方法等
- 申込先:金沢大学「里山プロジェクト」
- 電子メールkakusato@ad.kanazawa-u.ac.jp
TEL 076-264-6698 FAX 076-264-6699
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
(直通03-5521-8317)
室長:尾川 毅(6660)
室長補佐:正賀 充(6661)
主査:篠田 宗純(6666)
担当:三輪 憲史(6665)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成21年1月19日
- 「里海シンポジウムin志摩」の開催について(お知らせ)