大分県 大分平野 地盤環境情報令和4年度

1.概要

(1) 地盤沈下等の概要
平成11年に国土地理院が国道197号線沿いに実施した水準測量によれば、大分市市街地を中心として1cm程度の沈下が認められているが、詳しい状況は不明であり、県内で地盤沈下が問題になってはいない。
(2)地形、地質の概要
大分平野は大分川と大野川が形成した二つの沖積平野と三角州からなり、この2つの沖積平野の間は台地になっていることから、平野の面積は狭い。

2.地下水採取の状況

令和2年の大分市における地下水を水源とする工業用水の取水量は6.1千m3/日となっているが、淡水を水源とする工業用水(2,995千m3/日)に占める地下水の割合は少ない。また、平成18年の大分市における地下水を水源とする工業用水の取水量が11.4千m3/日であったことから、工業用水としての地下水利用量は減少している。その他の用途の地下水利用については不明である。

3.地盤沈下等の状況

国土地理院の水準測量結果によると、大分平野地区における代表的な水準点での累計最大沈下量は、5.67cmとなっている。
なお、平成18年の国土地理院による水準測量結果によると、代表的な水準点のほぼ全てが隆起している傾向にあり、沈下が認められる地域は少なく、地盤沈下は鈍化しているが、平成18年以降に水準測量が実施されていないため、その後の状況については不明である。

4.被害

被害の報告はない。

5.対策

必要なし。

6.詳細情報

その他の「詳細情報」を、下記のエクセルファイルからご覧になることができます。