宮崎県 宮崎平野 地盤環境情報令和4年度

1.概要

(1) 地盤沈下等の概要
宮崎県(県央地区)で調査している水準測量の結果では、昭和56年から平成16年までの23年間の累計沈下量の最大地点は約18.5㎝であった。
(2)地形、地質の概要
当地区は、日向灘に注ぐ大淀川及び一ツ瀬川を中心とした海岸線に南北に展開した沖積平野である。
沖積の厚さは20~30mを中心に最も厚い層で50~60mである。沖積層の下部は宮崎層群(新第3紀層)で北北東~南南西の走向を有し、西から東へ10~20度の傾斜を有する単斜構造を示している。当地区は、水溶性天然ガス及びヨウ素の埋蔵が確認されている。

2.地下水採取の状況

令和3年度の宮崎平野地区の揚水量は、上水道用が12.5千m3/日、工業用が11.0千m3/日である。

3.地盤沈下等の状況

宮崎県で調査している1級水準測量の結果では、昭和56年から平成16年までの23年間の累計沈下量の最大地点は約18.5㎝であり、平成15年から平成16年の1年間における最大沈下量は約1.0㎝であった

4.被害

なし。
 

5.対策

(1) 監視測定
当地区の地盤変動状況を把握し、地盤沈下の未然防止を図るため、昭和56年から測量延長距離約60㎞の規模で1級水準測量を毎年実施していたが、現在は行っていない。
(2) 地下水等の採取規制
該当なし
(3) 各種用水道事業
当地区では、令和3年度に上水道用水として12.5千m3/日、工場用水として11.0千m3/日が揚水されている。
(4) 防災対策事業
該当なし
(5) その他の対策
該当なし

6.詳細情報

その他の「詳細情報」を、下記のエクセルファイルからご覧になることができます。