水・土壌・地盤・海洋環境の保全

公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル優良事例集

 環境省では、公園や街路樹等における農薬の飛散による健康被害を防止するため、平成22年5月に『公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル』(以下「公園マニュアル」という)を作成し周知してきました。また、公園マニュアルに基づく農薬の適正な使用等を更に普及啓発していくため、公園マニュアルの周知やこれを活用した優良事例について、調査を実施し、平成25年3月に優良事例集として取りまとめました。

 この優良事例集の作成から4年が経過する時期となり、現場での取組の工夫も重ねられてきていることから、今般、これらの事例を「優良事例集Vol.2」として再度取りまとめました。

 優良事例集では、全国から報告いただいた事例について、多角的に取り組んでいる総合的な事例、公園マニュアルの周知・活用の事例、公園マニュアルに基づいた適切な防除の事例など、内容ごとに整理し、それぞれの取り組みの概要や取り組みの効果、今後の課題などを取りまとめています。より良い公園や街路樹等の植栽管理に取り組むための参考資料となれば幸いです。
 なお、優良事例集の複製及び配布には許可等を要しませんが、掲載している写真についてはこの優良事例集のためにご提供頂いたものですので、他の用途のために写真のみを複製し、転用することはご遠慮ください。

(注)事例集では、粘着シートにより害虫を捕獲するフェロモントラップを活用した防除方法をご紹介していますが、開口部の大きなものについては、不適切な管理等により野鳥が入り込み、捕獲される事故が発生することがあります。このため、以下の点に注意をして利用するようお願いします。

1 フェロモントラップを使用する際は、使用方法に注意するとともに、特に野鳥が入り込みやすい形状の器材は、使用時期終了後は速やかに取り外しを行うこと。

2 通常の使用方法においても誤って野鳥が入り込み、粘着シートによって捕獲される事故が発生する場合には、野鳥が入り込みにくい形状のフェロモントラップに変更するか、農薬の飛散に配慮した別の防除方法を検討すること。

3 フェロモントラップを設置する際は、事故等の問題が発生した場合に速やかに対応ができるよう設置者の連絡先を器材に明記すること。

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