環境再生・資源循環
第9回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会議事要旨
日時
平成24年8月9日(木) 17:30~18:40
場所
JA共済ビルカンファレンスホール
出席委員
- (委員)(五十音順)
- 野委員、飯干委員、伊規須委員、影山委員、川本委員、鬼沢委員、酒井委員、田中委員、田和委員、永田委員、本多委員、森田委員
- (各事業所の安全監視委員会等の委員長等)
- 中杉東京ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業環境安全委員会(以下「東京環境安全委員会」)委員長、松田豊田市PCB処理安全監視委員会(以下「豊田監視委員会」)委員長、浅岡北九州市PCB処理監視会議 (以下「北九州監視会議」)座長
- (オブザーバー等)
-
- 日本環境安全事業株式会社(JESCO)
- 日本環境安全事業株式会社の事業所が立地する自治体(北海道、室蘭市、東京都、
江東区、豊田市、愛知県、大阪市、大阪府、北九州市、福岡県) - 経済産業省
- 産業廃棄物処理事業振興財団
議事
- (1) 今後のPCB廃棄物の適正処理推進について(案)
- (2) その他
議事概要等
- 会議は公開で行われた。
- 事務局(環境省産業廃棄物課)より、パブリックコメントの結果及び報告書案について説明し、委員から意見があった。
- 報告書について一部意見について座長一任とした上で、とりまとめられた。
主な意見
- (浅野委員)パブコメに対する考え方、随分丁寧に答えられているが、115の意見への回答について、もう一工夫し、その趣旨のことはもう基本計画にほぼ盛り込まれていると回答したほうがいい。
- (伊規須委員)資料136ページ(3)のタイトルが「途上国への支援」となっているが、今回の我が国の事業が参考になるのは途上国だけではないだろう。それに関連したパブコメもあったので、これは国際的支援、国際的協力といったタイトルでもう少し視野を広げて書いてみるのも一つの考え方。
もう一つ、極めてテクニカルなことについて、資料118ページの[2]のイの「設計当初の段階から作業環境管理」とあるが、作業環境管理と作業管理をきちんと分けて記述しておいたほうがいい。 - (本多委員)非常に丁寧にパブリックコメントに答えていると思うが、例えば6ページの22番で、専門家はどういう人かという質問があるが、これは産業界の専門家も含まれると書いた方がわかりやすい。
その次の7ページ、24、25、26の答えで安定器等々の処理体制については「環境省と関係自治体との協議の場を」とあるが、報告書24ページの上から2行目は「環境省と関係自治体等との」となっているので整合が必要。
27ページ、121番で「すみやかに、かつ、継続的に検討を行う」というのをいつからどのような形でと聞いているのに対して、検討の準備が整い次第すみやかに行うという答えになっているが、例えば9月とか10月ぐらいに始めるというイメージでよいか。 - (環境省)今いただいた御意見はもっともな指摘なので、パブリックコメントのほうの修正、本文に係るほうの修正もしっかりとやっていきたい。
本多委員から御指摘のあったパブリックコメントの「すみやかに」というところについては、時期が明示できればいいが、例えば9月とか10月とか、今の段階で明示的に言えないので、なるべく早くやりたいというふうに受け止めてもらえればありがたい。 - (永田座長)ほかに、よろしいでしょうか。
【意見なし】
パブリックコメントへの回答及び報告書の修正に対しての御意見について、どのように取り扱うか、座長に御一任いただき、その上でほかの部分についてはこれで御了承いただけるというふうに解釈させていただいてよろしいでしょうか。
【異議なし】
最後に、私のほうから一言御礼を申し述べさせていただきます。
長期にわたり、この件に関し御検討いただき、一定の方向性をお示しいただけたというふうに考えています。深く感謝申し上げます。
国並びに関係の事業者、JESCOは、御提案いただいた方向性についてしっかり受け止めていただき、的確な対応をお願いしておきたい。また、JESCOの事業所がある5自治体、並びにそこでの監視委員会あるいは円卓会議の委員長にもお越しいただいている。さらに関係の自治体も含め、住民の方々、今日ここまで来られたのもその方々のおかげだと思う。深く深く感謝申し上げます。
負の遺産の処理ということで、この問題は重要なテーマ。今日まで取り組んできたわけですが、今後も国を挙げて取り組んでいかなくてはいけないということで、この報告書中でもその決意が述べられているというふうに考えている。
先ほど申し上げた5事業所の関係者の皆様には、今後もよろしくお願いしたい。