廃棄物・リサイクル対策

第8回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会議事録

日時

平成24年6月28日(木)

場所

砂防会館別館 淀・信濃

開会

  • (廣木課長) ただいまから「第8回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会」を開催したいと思います。本日は委員の皆様全員に御出席いただいているところでございます。委員の皆様方におかれましては、大変御多忙のところ御出席いただき、まことにありがとうございます。
    また今回もJESCOの各事業所の地元の自治体で開催されている監視委員会等の委員長、座長の皆様方に御出席をお願いしているところでございます。豊田の松田委員長のみ御都合がつかないということで御欠席ですけれども、他の4地域の委員長、座長の皆様には、御多忙のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございます。
    なお、本年2月に大阪市PCB廃棄物処理事業監視会議の座長が上野仁先生にかわりまして、今回この検討委員会に初めて御出席いただいているところでございますので、御紹介させていただきます。
    それでは、早速本日の議事に移らせていただきたいと思います。以降は、座長の永田先生に進行をお願いできればと思いますので、よろしくお願します。
  • (永田座長) どうも皆さん、こんばんは。遅い時間の開催になりました。できるだけ多くの委員の方に御出席いただきたいということで、やむを得ずこの時間になりましたことをおわび申し上げます。
    委員の皆様、監視委員会の委員長、座長の皆様御多忙のところ御出席いただきまして、ありがとうございます。今回はこの検討委員会のとりまとめ案について御審議いただきたいと思います。
    まず、議事に入る前に、事務局から資料の確認をさせていただきます。
  • (廣木課長) それでは資料を確認させていただきます。
    配付資料としまして委員名簿。
    資料1、「今後のPCB廃棄物の適正処理推進について(案)」。資料1の別添がついております。
    参考資料1、「第7回の検討委員会の議事要旨」。
    参考資料2、「微量PCB廃電気機器等の無害化処理に係る大臣認定」の報道発表資料、神戸環境クリエート、富山環境整備、2件ございますけれども。これを添付しているところでございます。以上でございます。

議題1 今後のPCB廃棄物の適正処理推進について(案)

  • (永田座長) どうもありがとうございました。不足等がありましたら、お申し出ください。
    それでは早速議事のほうに入ります。議題の1番目ですが「今後のPCB廃棄物の適正処理推進について(案)」ということで、前回のとりまとめ素案について委員から御意見をいただきましたが、それらを踏まえて作成した資料1について、まず説明していただきます。どうぞ。
  • (鈴木課長補佐) それでは、資料1について御説明させていただきます。
    目次を見ていただきますと、黄色になっているところが追加をしたところでございます。前回さまざまな御意見をいただきました。早期処理の重要性ですとか処理の困難性ですとか、そういったことについてもう少ししっかりと書くべきというような御意見を踏まえまして、このような構成としております。また、「おわりに」というものもつけるべきだという御意見をいただきまして、そういった構成にしております。
    「1.はじめに」と書いてあるページでございます。
    主に変えた、追加記載したところを黄色にしておりますけれども、1番目の〇は10年が経過したという話。2番目の○はこの30年間処理ができなかったといった状況だったものが、ここまでトランス・コンデンサで4割、このまま見込みとしては、7〜8割ぐらいは、今の予定時期までに完了する見込みではあるといったようなこと。なかなかすべての処理完了というのが困難な状況ではあるけれども、地球規模の環境問題の観点から、また国内の環境問題の観点からも重要な課題であったPCBの処理事業がこの段階まで進んだということについて、関係主体、特に施設の立地している行政の皆様、住民の方々、また検討に精力的に当たっていただいた専門家の皆様など、こういった取組は評価されるべきものであるといったことを、冒頭で書かせていただいております。
    しかしながら、処理完遂に向けては課題が少なくないということで、このPCBの特性にかんがみて早期の処理完了に向けて取り組んでいかなければならないということ、そういったことでこの検討委員会を設置したと。
    最後の、「なお」というのは、きょうも御参加いただいておりますけれども、監視委員会等の委員長、座長の皆様にも御出席をお願いし、意見を得たということが最初に書いてございます。
    「2.これまでの取組」ということで(1)特措法の制定までといったようなことで整理をしました。2ページに行っていただきまして、高砂での鐘淵化学の高温処理について取り組んできたという話をきちんと書くべきだろうといった御意見をいただきました。
    それでもなかなか処理施設の立地の理解が得られなかったということで、厚生省、通産省、環境庁が連携した技術評価の取組といったことをやって、その後、化学処理が採用されるに至っているといったようなことの流れがわかるようにということで、このあたりも追加で記載してございます。
    その下(2)というのは、施行後の話でございます。このあたりは少し丁寧に書きました。国が基本計画を定めてJESCOを活用してというようなことを書いて、3ページでございますが、5事業所を拠点的広域処理施設、これは国の基本計画の中でこういった言葉が出てきます。高圧トランス・コンデンサ等や安定器については、拠点的広域処理施設での処理をしていく。高圧トランス・コンデンサ等については全国5事業所でやっていくといったようなことは、基本計画に書いてあります。そういった中身を少し丁寧にこの冒頭のところで説明をしております。
    真ん中あたりが黄色くなっていますけれども、先ほど申し上げましたように事業の完了予定時期の平成28年3月までには、7〜8割の処理が完了する見込みではあるのですが、一部の処理対象物について、平成49年ごろまで、このままいってしまうとかかってしまうといったようなことや、処理が難しい機器への対応といったことも必要であるということも書いてございます。
    3ページの下の部分は微量PCBの関係です。これも経緯を少し丁寧に、平成17年度から、環境省、経産省、事業者団体が連携したこういった取組で、さらに原因究明ワーキングも開催されましたが、こういったことが議論されたというところを少し丁寧に書いております。
    4ページに行っていただきまして、無害化認定処理施設が現在まで7施設、先ほど冒頭に参考資料でも御紹介がありました、前回の検討委員会からこの1カ月ちょっとの間に2件認定をされておりますので、7施設にふえております。ただ、筐体とか内部部材の処理能力は、いまだに限られているということで、期限までに処理が困難であるといったような状況を書いております。
    「3.PCBの早期処理の重要性」、前回もこういった重要性をもっとしっかりとまとめるべきだという御意見をいただきました。中身は1番目の○については、PCBの特性について、広域移動性、北極等を含めた地球規模での移動といったようなこと。それから、コプラナーPCBの話も含めて非常に課題の多い物質であると。国際的にもストックホルム条約対象物質として位置づけられて取り組まれている。
    今まで国内外で残念ながら、PCBの漏洩、紛失ということが起きてしまっているわけですし、ほかの国ではPCBの処理の過程からも環境中に放出されているといったような事例が報告されております。こういったことで環境中への放出防止が改めて重要であるということ。
    三つ目の○は我が国においては、もう40年になりますが、製造が中止されておりますけれども、依然として環境中で広範な地点でPCBが検出されているということ。いまだに多くの事業所で保管がされており環境汚染のリスクになっている状況です。機器の老朽化等そういったこと、紛失が発生している、また地震、津波もありまして流出したとこういったことで、早期処理の重要性を書いております。
    最後の○は、保管中の漏洩リスクを考えると、処理のスピードアップが強く求められるといったようなことで、処理体制の強化といったようなことを書いてございます。
    5ページですけれども、このような状況を踏まえてPCBの廃棄物処理は、地球環境の保全からも我が国全体の環境保全からも、重要な問題であるということを改めて認識し、国、自治体、保管事業者、処理事業者等、各主体が確固たる意思を持って、それぞれの責務と役割を果たし、早期の処理完了に向けて一層取り組んでいくといったようなことを書きました。
    特に保管場所での漏えい防止の取組といったようなこと、拠点的広域処理施設の処理能力の強化といったようなことにより、環境中への放出をなくすように取り組んでいく。こういったことでまとめております。
    「4.PCB廃棄物処理の困難性」、早期処理が求められる一方で、廃棄物処理の難しさもあるということでまとめています。まず、高圧トランス・コンデンサ等の処理には化学処理が採用されたということ。この化学処理については、技術評価によって確実にできるものであることが確認されていたけれども、全体の処理システムとしては、これまで実事業でのこういったレベルでの例はなかったものですから、実際に操業した過程で困難な課題が明らかになったということです。
    主にJESCOの処理施設では、機器からPCBを分離する前処理工程と化学処理をする液処理工程からなっているということで、液処理についてはおおむね順調に処理ができておりますけれども、例えば東京事業所で採用した水熱化学分解処理については、液処理自体の問題はないけれども、アスファルト型の安定器の中の無機物の処理に困難な点があるといったような課題が判明し、東京事業所での施設整備が停止している。
    一方、前処理については、鉄、銅、アルミとか紙とかいろんなものがトランス・コンデンサ等に入っているのですが、これらの部材から付着、さらに紙などにしみ込んでしまっている。こういったものからPCBを洗浄分離するという作業になっていますけれども、実際に操業を行ってみて常温でのPCBの揮発が設計時の知見以上に多かったということで、作業環境上の問題が生じ、作業者の安全確保のための作業が制限されるといったようなこと。
    洗浄に長時間を要するなどの困難性が明らかになった。こういったことでこの課題については、当然時々の技術的な知見を踏まえて検討し、解決を図られていることもたくさんありますけれども、なお課題が一部残っている状況であります。
    さらに、保管から約40年を経過している機器は経年劣化ということで漏えいしたりとか、また搬出・搬入が困難な超大型のものとか、外国製で内部構造が明らかでないもの。こういったさらに難しい機器というものもあります。こういった困難性についても書かせていただいています。
    6ページ「5.PCB廃棄物処理における安全性の確保」ということで、安全性の確保をどうやってやるかということ自体は、この検討委員会でそれほど議論をしてきたわけではないのですが、安全性を最優先とした上での今後の処理推進だという御意見をたくさんいただきました。今までJESCOや専門家の方々の検討で、十分もう問題ないというところ、安全性が確保できてくるようになりましたので、そういったことの取組について取りまとめをしてございます。
    1番目の○は上記のような処理の困難性があるといったことですけれども、その安全の処理が確保されてきているということで、具体的には、外部漏えいを防止するための閉鎖系の厳重な管理ということで、これは、我が国独自のものであるといったような、ストックホルム条約への対応や周辺環境の保全のために必要だったものである。閉鎖系にすることの裏返しとしては、施設内部での揮発の問題への対応が大変になるとか、手間が多くかかるといった困難性はあるけれども、地域の環境はいうまでもなく、地球環境のため最大限の効率化を図りつつ、この処理方式を推進することが必要である。
    JESCOにおいては、周辺環境への漏えい防止、作業の安全確保のための取組を行ってきました。施設は閉鎖系で施設内部の床は不浸透性の材質であり、防油堤の設置など、こういったことで多重のセーフティネットということで対応をしております。過去に立ち上げ時3回ごくわずかでありますが、漏えい事故がありましたけれども、その後は管理の習熟等によって、外部への漏洩事故は発生しておりません。
    その次の○ですけれども、PCBは揮発性があるということで、作業の安全確保が非常に難しいということですけれども、作業者の暴露のレベルに応じて作業場所を区分するといったようなこと。グローブボックスを設置し、防護服の着用ということでやってきたんですけれど、実際にやってみると設計時の知見以上に揮発というものが多いということで、さらに対策を講じるということと、暴露レベルの確認のための血中PCB濃度の測定を導入したということで、現在は良好に保たれているということで書いてございます。
    めくっていただきまして7ページですが、我が国ではJESCOにおける取組の結果、PCBの処理に当たって外部への排出防止及び作業者への安全対策が十分行われるようになっているということですけれども、いざ、外国の例を見ますと、例えばドイツの例をこの委員会でも御紹介しましたけれども、周辺環境の汚染や従業員への健康影響が生じた例が報告されていますので、今後も安全対策というものは最優先、確実にやっていくと。一たん緩めれば、こういった影響も生じかねないこういった気持ちで、引き続き安全対策に細心の注意を払っていくことの重要性を書いております。
    その次は基本的な考え方ということでまとめております。安全性の確保のところですけれども、ここは前から書いてありましたが、保管、収集運搬、処分それぞれの段階でということを強調して修正をしております。
    処理体制の確保のところですけれども、高圧トランス・コンデンサ等の処理についてはおおむね順調に処理が進んでいるけれども、一部設備では作業環境の問題があって処理が十分できていないものがあるということ。また、一部の処理対象物に関しては処理能力が十分確保できていない事業所の大型トランスとか特殊コンデンサ、こういったものがここに当たるわけですけれども、処理能力が大きく向上するということが期待できる場合については、施設の改造も含めて処理の促進を図る必要があるということ。処理が難しい漏えい機器や超大型トランスについても対応をしていくということで、JESCOの知見と経験を生かしながら関係者が協力していく。調査研究を行い、対応をしてくということを書いています。
    こういったことで処理体制の確保ということが重要であるということ。その次は前から書いてありましたが、安定器等・汚染物についても書いてあります。
    8ページの上は微量の話ですけれども、筐体の処理施設の不足ということで書いてございます。
    8ページの上のほうから(PCB廃棄物処理施設の有効活用)ということも、後ろに詳細が出てきますけれども、基本的な考え方というところで改めて重要なポイントだということで書いております。
    JESCOの5事業所で採用した技術または設備は異なるということで、ある事業所で処理が困難あるいは長く時間がかかるものがあると。ただ、これはほかの事業所では円滑にできるといったこともあるので、効果が大きい場合はほかの事業所を活用して処理の促進を図ることが必要であると。
  • (地元地域との連携・協力)といったところで、これも前回ちょっと表現が違和感があるといった御意見をいただきまして、修正をしております。拠点的広域処理施設が立地する地元地域が、地球規模の環境問題であり、我が国全体の環境問題でもあるPCB廃棄物処理のため、処理施設を受け入れ、地域住民の方々も参加した監視委員会等の活動により、施設の安全な操業について高い注意を払うということで、PCB処理の推進に重要な役割を果たしている。こういったことは世界及び我が国の環境問題の解決に対する重要な貢献である。こういったことについて、国全体として改めて強く認識し、地元自治体の取組に対して可能な支援協力を行うことが望まれるということ。国や施設のある地元以外の自治体は、このような地元の重要な貢献を認識し、早期処理の推進に取り組むことが必要である。例えば、未届・未登録の事業者の掘り起こし、円滑な搬入などで地元の処理施設の処理が円滑に進むように取り組んでいくということを書いています。
    8ページの一番下のほうは(情報提供・コミュニケーションの推進)ということで、保管事業者、一般国民を含めてPCB問題についての関心の低下が見られるため、広く情報提供を行い、国民・関係者の認識と意識を高めることが必要である。
    JESCOをはじめ処理事業者は、処理施設の周辺住民や保管事業者などの関係者に対し、安全確保ですとか適正処理のために必要な措置などについて情報提供を行いつつ、コミュニケーションの推進を図ることが重要であるといったことでまとめております。
    「7.各主体の責務・役割」ということでございます。前回も国の役割といったことに御意見をたくさんいただきました。国については、まずは法に基づいて処理体制の整備に努めるということになっており、今までもJESCOを活用して拠点的広域処理施設の整備を図ってきた。また、微量については廃棄物処理法に基づく大臣の認定制度により、処理体制の確保を図っているということです。
    国は拠点的広域処理施設における安全かつ確実な処理が確保されるよう、JESCOに対する適切な指導ということを改めて書いております。
    また国は安定器等・汚染物の処理体制が確保されていない地域の処理体制の確保といったようなこと。これから増設とか改造を含めた体制の確保に取り組む必要があるということでございます。
    4番目の○は、今後、処理期間の経過に伴い、施設の老朽化への対策の必要性が増すということで、国は拠点的広域処理施設の設備の点検や更新の取組についても指導を行うといったようなこと。財政支援を含めた施設の維持管理を図るといったことを書いております。
    微量については先ほどからも出ていますが、筐体の処理ができるような体制を早期に確保すべくといったようなこと。
    また微量PCB汚染廃電気機器については、使用中の機器が多いとか濃度が比較的低い機器が多いといったようなことから、そのリスクを考慮しつつ、安全かつ効率的な処理方法についても、国が中心となって民間事業者等と連携して検討を行うことが求められる。
    使用中の話も少し書いてございまして、使用中の段階から、廃棄した際の留意事項が理解されるようにするといったことも必要だと。
    PCBの早期処理の重要性及びその処理の困難性にかんがみて、国は関係機関と連携・協力し、一層のリーダーシップといったようなことも前回御意見をいただきまして、そのようなことを書いてございます。
    都道府県市につきましては、これも基本的には保管場所での漏えいとか紛失がないように、きちんと指導をしていくという役割を書いてございます。また、収集運搬の指導、それから、JESCO、拠点的広域処理施設への計画的な搬入といったようなことも書いております。
    都道府県市の3番目の○は当然なんですが、都道府県市が許可をして行っているPCB処理施設もありますので、こういったことへの指導もしっかりしていくということが書いてございます。
  • (保管事業者、製造業者)のところですけれども、保管事業者は廃棄物処理法に基づく事業者としての責務ということで、保管基準、収集運搬基準、処分基準に即した適正処理を行う義務を有しているということです。これらの法的な責務を踏まえつつ、早期の初期完了に向け、保管場所での必要な措置や円滑な搬入ということにも取り組む。さらには災害で保管場所での漏えいといったようなことも、改めて認識して配慮した適切な保管が求められるということで書いてございます。
    保管場所での漏えい防止については、拠点的処理施設での安全かつ確実な処理が行われるよう、漏えい機器の補修などを行う。さらには11ページに行っていただきまして、円滑な処理のためにJESCOと十分連絡調整を図り、計画的な機器の搬入を行うといったことを書いております。
    11ページの上のほうから(JESCO等処理事業者)は前回なかったのですが、新しく加えております。JESCOはPCB廃棄物の処理を行うために設立された国の特殊会社である。わが国で唯一の拠点的広域処理施設での処理を担う事業者であり、関係法令や国・都道府県市の指導に則し、ということで書いてございます。
    安全確保については、もちろん既にやっておりますが、これからもやって、さらには情報をちゃんと出していくということも書いております。
    安全確保上の措置などで処理が想定よりも遅れているということについては、やむを得ない点も多いけれども、今後のペースアップについて可能な限り努力ということを書いております。
    また、無害化処理認定事業者も同様に、安全性確保については取り組んでいく。こういったことでまとめてございます。
    ここまでが全体的な総論的な話でございまして、8番からは各PCB廃棄物ごとにまとめているところです。
    12ページ、特に修正はほとんどしてございません。処理対象量を書いております。
    13ページに行っていただきますと、進捗状況ということで、事業所ごと大体3〜5割ぐらいの間。多いところでは6割ぐらいまで処理が進んでいるところもあるといったようなことを書いております。
    現状ペースの場合の処理に要する期間ということで、既に御紹介をしております。別添1のように、このままのペースでいけばということでまとめているという話が書いてあります。
    14ページには、処理に時間がかかっている要因ということで、さまざま困難性は今も説明をしてきましたけれども、こういったことをまとめています。具体的には施設ごとに別添2に、JESCOがまとめたものをつけているというのが、15ページまで来ています。
    漏えい機器とか超大型トランス等への対応といったことで書いております。
    16ページ(2)が今後の処理推進策で少し黄色の部分が出てきますけれども、これはちょっと順番を変えまして、ここは[2]がJESCOにおける操業の改善、施設改造等というのがあった。今17ページの[2]から始まっています。それが[1]だったんですが、ちょっと順番を変えさせていただいて、まず安全性の確保ということで最初に持ってきました。引き続き、今までやってきたけれども、さらに今後も安全性の確保を第一に優先しつつというようなことを明記しております。
    17ページについて、これも前回御意見をいただきましたが、設備の点検のところで、設備の経年劣化の対策等の専門家による助言を受けつつ、処理システム全体、さらに各設備・部品の全体と各部分ごとの健全性の維持を確保することが必要であるということを加えております。
    [2]が改善とか施設改造等ですけれども、黄色になっているところは、改造に当たっての専門家の意見といったようなこと。それから改造を行う際には、設計当初から作業環境管理の専門家や産業医による助言を得てといったようなことを書いてございます。
    18ページ「[3]全国的な視点に立った5事業者施設の有効活用」ということでまとめました。前回ほかの処理施設を活用して処理をするということもあるのであれば、当然丁寧に説明をしていくことが必要だろうとということで、御意見を踏まえまして、ここに書き込みをしてございます。
    [4][5]のあたりは同じような書き方でございます。
    「[6]機器の搬入等」のところは、ちょっと実態と違うのではないかという御指摘もいただきましたけれども、改めて都道府県市に対して搬入について、基本計画に立ち戻って書かせていただいております。
    それから保管事業者の円滑な搬入ということでも少し文章を修正したので、黄色になっております。内容としては前回も入っていたところで、書きぶりをちょっと修正したので黄色くなっています。
    「漏えい機器、超大型機器等」のところは、基本的に同じようなことでございます。
    21ページ、こういったことで[1]〜[7]の対策を一層の取組を含めて、環境省・JESCOでさらに検討するといったようなことで、別添で大体何年まで、こういった試案として別添3というのがあって、改造とかほかの事業所の活動というものを試案として書いてございます。
    それを行った結果、別添4として大体この程度までできるのではないかというのを書いていますが、それを「これについては」といって「これについては、さらに取組を進めて環境省・JESCOでさらに進めるとともに、関係者への説明を十分に行った上で」、特に「地元とよく相談する」ということを強く書き込みをしています。
    21ページの下のところですが、(処理対象物)というところで少し説明を加えております。安定器のような100%濃度のコンデンサが入っているものとか、逆に濃度が比較的低いものもあるといったようなことを書いております。
    22ページの(処理体制の現状)は同じように書いていまして、今後の安定器等・汚染物の処理体制の確保についても基本的に同じ書き方をしていまして、真ん中少し黄色くなっている部分は、PCBの汚染物について前回まで何回も出ていますが、比較的濃度が低いものについては、無害化処理認定施設の活用といったようなことがありましたが、ここにも改めて書かせていただいたのと、処理施設への円滑な搬入について、トランス・コンデンサのところにも書いてありましたが、安定器等・汚染物についても同様に円滑な搬入をということで、ここに書いてございます。
    8−3の微量PCBの関係も基本的には同じような書き方が並んでおります。
    26ページ[3]は、ずっと前の中環審とかでも課題になっていましたけれども、「洗浄方式の検討に当たっては。洗浄溶剤の安全性の確認や、量的な確保についても留意が必要」ということを加えております。
    トランスについては、油のメンテナンス等での絶縁油の入れかえみたいなものが行われていなければ、94年以降のものは汚染がないと言えるといったようなことですが、これの機器へのPCB混入の有無の判断の考え方について、御意見をいただいていましたので、事業者を中心とする取組が期待され、それらの取組に国や自治体などの行政機関も関与するといったことが必要であるといったようなことを書いております。
    「なお」、ということですが、別添で一つ資料を追加させていただいています。第5回の検討委員会で、日本電機工業会さんから提出していただいた資料を、別添に加えております。別添6です。
    「8−4 無害化処理認定施設等」のところは、変更したところはございません。
    「8−5 保管場所での適正な保管等」についてめくっていただくと、29ページ、30ページと特に大きな変更はございませんが、保管場所への計画的・効果的な立入検査ですとか紛失とか漏えい防止のための取組を書いています。
    31ページまで行っていただきまして、[4]「事業が廃止された場合等にPCB廃棄物の処理の責任を有する者が不明になったり、閉鎖された工場跡地にPCB廃棄物が放置されている」といったようなときにも、きちんとこういった事態が生じないようにする。特にちゃんとだれが処理の責任を有するかということを含めて、きちんと指導・助言をしていくといったようなことで書いています。
    33ページまで行っていただきまして、処理期限についてですけれども、前回はここは空欄になっていただきまして、資料3という別紙で議論をいただきました。その資料3を基本的にはほとんどそのままここに貼りつけております。
    もう一度振り返ってみますけれども、PCB廃棄物特別措置法により、保管事業者は定められた期間内にPCB廃棄物を自ら処分し、又は処分を委託しなければならないと定められていて、これが今28年7月ということです。
    現状にかんがみれば28年7月の期限までの処理の完了が困難な状況であるということ。
    そのため、適切な処理期限を設定し、その期間に関係者の努力を集中することが重要であるとまず書いた上で、処理期限を具体的にどのように見直すのかということが次のところに書いてあります。PCB廃棄物全体の処理完了の達成が見込まれる期限ということで書いています。処理に最も時間がかかるのは微量PCBであろうということです。
    一方で具体的な期限については、ストックホルム条約の年限までの処理といったようなこと。このためには処理期限が到来しても、未処理の廃棄物についての命令などを行う期間として、2年程度を見込むことが必要である。こういったことを前回もお示しさせていただきまして、大体こういったところでといったような御意見が多かったかと思いますので、以上を踏まえて、適切な処理期限を設定することが適当であるということにしております。
    ただ、そうはいいましても、それぞれのPCB廃棄物ごとは早期の処理が重要だということで34ページですが、「ただし」ということで、それぞれ廃棄物ごとに適切なスケジュールを設定し、ということ。特に2番目の○の高圧トランス・コンデンサ等の処理については、国及びJESCOはできるだけ早期に処理を完了するよう、各事業エリアごとに、具体的な処理見通しを設定するということで、全体の期限はあるにしても、JESCOの各事業エリアごと適切な進行管理ということで書いております。
    安定器等・微量についても、同様に前回お示しした内容が書いてあります。
    その後、保管事業者について書き加えた部分もありますけれども、計画的な搬入、特に多量にPCB廃棄物を保有している方については、全体への影響が大きいということで、計画的な搬入が強く求められるというところを少し加えております。
    使用中の機器についても、基本的にはそういった取り扱いについての課題があるので、環境省は事業者団体と連携した台帳作成が必要であろうということで書いています。
    「9−2 その他」、35ページに行っていただきまして、国のJESCOへの指導監督といったことの御意見がありますので、そこを加えているということと。
    35ページの下のほう、「(3)途上国への支援」というのは、今まで余り議論できていなかった部分ですけれども、非常に重要であるし、安全性確保の取組といったようなことが、我が国でかなりの知見をためてきているということがありますので、こういった知見とか経験については、途上国での処理に大いに参考になる。どのように生かせるかのまず検討を行うことが重要であるということで、書き加えております。
    最後に「10.おわりに」というのを加えておりまして、本検討委員会では現状の課題を整理した上で、今後PCB廃棄物の処理促進のためにとるべき対策について広くとりまとめたと。検討に当たっては、環境省、JESCOからの説明のほか、自治体の方からのヒアリングも行いました。
    検討に当たっては、委員に加え、監視委員会の委員長、座長の出席を要請し、意見を伺いながらとりまとめたというお話とオブザーバーの皆様の御参加を得たというところを書いています。
    本報告書は、今後の処理推進に当たって考えられる方策や、その方策の実施に当たって留意すべき点等についてまとめた。PCBの処理の完遂のためには関係者が一丸となって取り組んでいくことが必要である。国、都道府県市、保管事業者、JESCO等の処理事業者のそれぞれが、このとりまとめに基づき、必要な連携をしながら、確実かつ適正な処理を推進することを期待する。特に、国は、積極的にリーダーシップを取って、自ら取り組むとともに、処理状況の進捗や課題への対応定期的にチェックしつつ、関係者の取組と協力を引き出すよう努力することが重要である。
    「なお」ということで書いていますが、高圧トランス・コンデンサについては、具体的な部分が、試案ということになっています。これについては今後、個別、例えば改造をどうするかですとか、専門家による技術の検討を加えるとともに、環境省やJESCOは、地元地域とよく相談して、さらに詳細な内容を検討する。そういった検討が進んだ時点で、再度この検討委員会を開催して検討することとしたいということで書かせていただいています。
    最後は、まだ課題が複数あるといったようなことで、引き続きこういった課題については、国、自治体、事業者等が連携して速やかに継続的に検討を行うことが必要であると、こういうことで修正をさせていただいております。以上でございます。
  • (永田座長) どうもありがとうございました。この検討会のとりまとめ案について、説明いただきました。
    御質問、御意見ある方、済みませんが、名札をまた立てていただけますでしょうか。お手元の近くにマイクがあるかと思います。それを使って御発言をお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。それでは浅野先生から。
  • (浅野委員) 大体こんなものかなというまとめ方になっていると思います。
    ただ36ページの「また、このとりまとめにおいては」というところは、日本語として少し変だなという感じがします。このとりまとめをする過程でいろいろなことがわかってきて、まだ今後引き続き検討しなければいけない課題があるということを言おうとしているのだろうと思います。それが何であるかということについては、必ずしも内容の中に明示的に出ているわけではないのだけれど、これで全部問題解決したというわけではなくて、いろいろ課題があると。特に微量のものの扱いなどについてもいろいろあるということを言いたいのでしょうけれども、「とりまとめにおいては」という表現がいいかどうか、少し検討する必要があるのではないかと思います。
    もう一つ、31ページで、[4]の黄色の色がついているところは、今のところこれしか書きようがないという気がするので、これ以上深追いをして何とかということはあえて避けたほうがいいかもしれませんけれども、果たして「指導・助言を行うことが重要である」といってそれで終わりかなということだけが気になります。もう少し何か制度的にやらなければいけないのではないかということを、私は申し上げたつもりなのですけれども、果たして本当に指導・助言だけで済むものかどうかです。
    仮に指導・助言で済むとおっしゃるのであれば、どういうことが問題かをもっときちんと精査して、ちゃんと都道府県にその情報を流してこういうことにならないようにと、法的にはこうこうこうだから、届けをした者が解散等でいなくなったときどうするのかということが問題です。もうちょっと詰めてほしいと思います。これでは少し無責任ではないか。この報告だけを見たら、都道府県は何をやっていいのかわからないと言われるかもしれません。その辺が気になった点です。
    あとは、前の部分です。全部読んでいただけるかどうかわかりませんけれども、やはり事業開始当初に思っていたよりは大変だったということが、綿々とつづられているわけですが、そこはよくよく読めば、やはりやってみたら大変だったということが、かなり理解できるような表現になったなと思います。
    それで全くわけのわからないことをやったわけでなくて、わけがわかると思ってやったのだけれども、実際にそれをプラント化してみたら、やはり問題がありました。だから思うように行かなかった面もあるので、ごめんなさいということを言おうとしているのだと思うので、これはこれでいいのかなという気がいたします。
  • (永田座長) どうもありがとうございました。後でまとめて事務局のほうからコメントをもらいます。織さん、どうぞ。
  • (織委員) 私も今の浅野先生のところと通じるのかもしれないんですけれども、「おわりに」と「はじめに」と関係する総合した問題として、この提言書というかとりまとめ書の位置づけというのがどうも明確でないような気がするんです。これは、結局全体の方針を提言しているのか。課題を整理した報告なのか、とりまとめなのかというところが、ちょっと明確にどこかに入れていただきたいと思います。というのは多分読まれた方は実際、自分たちが関係する一番具体的に知りたいところは、別添に落とし込まれているのです。
    ですからこのとりまとめというか、タイトル自体が、「推進について」というふうになっています。今後のPCB廃棄物の適正処理推進についてのとりまとめなのか、提言なのか、基本方針なのかということが、ちょっと明確になるといいと思いました。
    結局このとりまとめを全部見ていくと、全体の方向性というのをここで決めて、ここから具体的な話については、この報告書のとりまとめの考えに基づいて、具体的に決めていきますという、そういった別添の位置づけというものを明確にしていただきたいというのが1点です。
    8ページ、これは語句の問題になると思います。8ページ上の(PCB廃棄物処理施設の有効活用)という見出しですが、これはちょっと日本語としてどうなのかと思います。PCB廃棄物処理施設相互の有効活用ですとか、PCB廃棄物処理施設事業者間の連携とか、何かそういうものでないと、これだけタイトルをぱっと見ると、廃棄物処理施設が終わった後に、それを有効活用する話だというふうに思ってしまう。ちょっと語句の問題かと思います。
    9ページ目「各主体の責務・役割」の国のところです。ここはもうちょっと強く、どこか1行でもいいんですが、国がこの問題について今までよりもさらにリーダーシップをとっていって、事業者間の連携に向けての調整機能、関係者間の調整機能というものをもっとやっていきますというのが、もう少し強く出るといいと思いました。以上です。
  • (影山委員) ありがとうございます。前回の意見をいろいろ取り込んでいただいて、各主体の役割についても、しっかり、特に国の役割についてはかなり丁寧に書いていただきまして、本当に感謝申し上げます。大変な作業だったと思います。
    全体に対して特にどうこうということではないのですが、2点ほどお願いをさせていただきます。26ページに課電自然循環洗浄法の活用についての記載がございます。ここに書いてあるとおりでございまして、ぜひよろしくお願いしたいと思いますが、この課電自然循環洗浄法については、微量の中で使用中の機器が非常に多いということがありますので、その微量機器の洗浄方法という、あるいは安全な無害化方法ということについては、中小の事業者も含めて非常に多くのユーザーにかかわる重要な洗浄法だというふうに考えています。
    ここにおきまして、技術的な検討をするその後に、実施する際のスキームといったものを経済産業省さんもかかわると思いますので、関係省庁と連携しましてぜひ速やかに実用化されるよう努力をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
    もう一点でございます。一番最後のところに先ほどの微量の記載がございますけれども、微量につきましては、今後また見つかるものもあると思いますし、さらに処理すべき台数がふえてくるという、そういう可能性があるかと思います。処理期限の話がございましたが、処理期限までの処理完了ということつきましては、数多くの課題をこなしていかなければいけないというふうに思いますので、そういった課題。筐体の処理など書かれておりますが、そういった今後こなしていかなければいけない課題につきまして、関係者が連携して、やはり国にリーダーシップをとっていただいて、処理の推進を進めていただきたいと思います。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。
  • (永田座長) ありがとうございました。川本さんどうぞ。
  • (川本委員) 科学的、技術的な文面というだけで御指摘申します。
    最初は4ページ目の「PCBの早期処理の重要性」の一番最初の行ですけれども、「排出されると、分解されず」とあるのですが、これは0か1ではないと思いますので、「分解が困難であり」といったような表現がよろしいのではないかと思います。
    めくって5ページ目の「PCB廃棄物処理の困難性」の2項目目で、「JESCOの処理施設は」ということで簡潔に書かれていますけれども、ちょっと簡潔過ぎるように思います。ここは多分JESCOは何をやっているか、処理施設が何かということを最初に述べているところだと思いますので、「機器からPCBを分離する前処理」といったところは、例えば機器を解体し、PCBの分解等を行う前処理の工程という、分離だけでなく、もう一つ解体というキーワードを入れたほうがよろしいと思います。
    その後で「PCBを化学処理する」とすごく単純に書いていますけれども、これも脱塩素とか水熱酸化、プラズマ溶融というのが技術の核かと思いますので、化学的または熱化学的に脱塩素処理するとでも、この文面が最適かどうかはわかりませんが、もうちょっと言葉を加えたほうがよろしいと思います。以上です。
  • (田辺委員) 私も4ページの「PCBの早期処理の重要性」のところについて少し意見がございます。
    ここでは環境汚染低減の取組については十分言及されているのですが、人や生態系に及ぼすリスクを減らすということについては、余り書かれていないと思いました。人や生態系へのリスクが懸念されるから、環境汚染を減らさなければならないということですので、生態リスクを低減するということを書き込んでいただけたらと思います。
    具体的には、5ページの上のほうに○が二つございますが、下のほうの○の2〜3行目のところ、環境中へのPCBの放出をなくし人や生態系に及ぼすリスクを低減するよう取り組んでいかなければならない、というふうに修正していただければと思います。
    もう一点は、報告書のタイトルですけれども、これでいいのかなというのをちょっと疑問に思いました。特に「適正処理」という言葉が、この報告書の趣旨あるいはタイトルを十分表現できているのかというのがちょっと気になりました。適正という言葉もいいんですが、これに加えて速やかに処理をするとか円滑に進める、あるいは安全に進めるというワードを入れたらどうかなというふうに思いました。以上でございます。
  • (田和委員) 大変難しい問題について、このようにまとめていただいて、方向性も見えるような形にしていただいて、本当にありがとうございます。報告書の中についてということよりも、「おわりに」のところで、やはりまだ今後継続的に取り扱う課題があるということになっていますので、この報告書に盛り切れなかった、これまでの検討会で出されている課題とか論点を交えて、そこを整理して、そして速やかに検討を立ち上げていっていただければと思います。そういうふうにお願いしたいなと、要望だけです。
  • (築谷委員) 12ページ、前回も申し上げたんですけれども、「8−1 高圧トランス・コンデンサ等」(1)のアでいきなり特措法の届出の数字が出てきています。これは前回の御説明でも、一部微量を含んでいるというようなお話もございました。片や表1とか2で書かれていますのは、高濃度の分だけでJESCOの施設でやる分ということです。本来、いろいろな期限については、表1とか表2に基づく数字で議論されていると思うのです。それからいくとここのアに書かれている分は、むしろ参考資料でここの項の最後に持ってくるべきではないか。ここに書かれている数字は、届出の数字で微量も含んでいて、また処理済みの分は除いていますとかそういう説明なり入れていただいた上で、今の届出様式の中で、微量との区別が不十分な課題もあるというところも触れていただいたほうがいいのかなと。表1、表2の数字を中心に議論をしていただいたほうが、よりわかりやすくなるように感じました。
  • (永田座長) ひと当たり御意見をちょうだいしました。また、事務局のコメントを挟んでお伺いさせていただきますので。では、どうぞ、上野先生。
  • (上野大阪監視会議座長) 私は今回初めて出席させていただいて、読ませていただいたんですが、まず、1点目「PCBの早期処理の重要性」のところで、先ほど御指摘がございましたように、5ページの上の○のところですが、今書いてあるのはPCB廃棄物の処理は、もちろん環境保全という観点から非常に重要だと思うのですが、先ほども指摘がございましたように、例えばPCBの不法投棄とかによる国民の血中PCB汚染とかそういったものを踏まえて、特にPCB廃棄物処理による国民の健康保持増進に資するという文言をぜひ加えていただきたいというふうに思っています。
    もう一点、34ページ、PCB廃棄物の早期処理のことですが、最後のところにございますように、保管事業者が、特に「早期処理に協力することが求められる」。最後に、「計画的に処理施設に搬入することが強く求められる」ということなんですが、もし期限内に処理できなかった場合、どういうことをする必要があるのか。その辺も含めて入れていただけると非常によかったというふうに思っています。以上です。
  • (中杉東京環境安全委員会委員長) 監視委員長の立場でない意見なので、後でこっそり言おうと思ったのですが、細かいところですが2点ございます。
    一つは、22ページのところで、「安定器等・汚染物」で汚染物でこんなものがあるということで、上に御紹介いただいているのですが、これは処理対象物ということでここに書いてあるのは、特措法の処理対象物の例として挙げておられるように理解するのですが、顔料中のPCBの特性がこのごろわかってきてということがあるのですが、それは実は発生がとまるわけではなくて、特措法の期限が切れてもずっと続く話なのです。ここにこれを入れてしまうと、そこら辺のところが非常にあいまいになってしまうのではないか。これはいわゆる廃掃法の中でいうPCB汚染物という扱いで処理をするものになるのではないだろうかという感じがします。
    これは多分低濃度ですので、低濃度処理という形でいいのかなと思うので、ここに挙げると誤解を受けるかもしれないということで、ちょっと懸念がございます。
    もう一点は、PCB廃棄物の適正処理だからそれでいいのかもしれませんけれども、31ページのところで、「閉鎖された工場跡地等でPCB廃棄物が放置されているといった事例がある」。こういうことが起こるとどういうことが懸念されるかというと、周辺の環境汚染というのが当然懸念されるわけです。これは、表題のところが「適正処理の推進について」ですからそこまで書く必要はないのかもしれませんけれども、やはりこういう場合には都道府県市といいますか、管轄しているところは、周辺の環境の状況を把握する、適切な処置を行うということが必要になってくるのではないかというふうに思います。そこはこの報告書の中で書き込むかどうかというのは、ちょっと議論があるかと思いますが、そこら辺がちょっと気になりました。
  • (永田座長) どうもありがとうございました。また第2回目を回しますので、御質問のある方は準備していただければと思います。
    それでは今まで出た御意見に関しまして事務局のほうからコメントをさせてもらいます。どうぞ。
  • (廣木課長) いろいろ御意見をありがとうございます。そしてこのとりまとめ案がここまできましたのは、これまで委員の皆様方から真摯に御意見をいただいた成果だと思います。本当にありがとうございます。
    基本的に今回いただいた御意見は、踏まえていきたいというふうに思っております。ただ、織委員がおっしゃったような提言書自体の全体の方向、意義づけに通じる話になるかと思います。このとりまとめ案でいただいたものの内容について、これからどう具体化していくかのほうがむしろ重要だというふうに考えています。そういった意味では、まさにこの提言書は正式には、恐らく次回ということになるかと思いますけれども、それからが本当に私どもも行政にとって勝負のしどころなんだろうというふうに思っています。
    ですから、これを今後どう具体化していくか。しっかりした方向性の議論をいただいたと思っておりますので、まずはこれをどう具体化していくかということが重要ですし、また、「おわりに」のところで書かせていただいたとおり、今後に向けての課題も相当ございます。ですから、それを様々やっていくことが重要だと思っています。
    また、そういった意味では例えば浅野委員から御指摘いただいた、保管に関する話も含めて、今後検討すべき話はまだいろいろありますので、それは個々に整理して具体化していきたいと思います。
    あと、タイトルの話、田辺委員から御指摘いただいた点について、触れたいと思います。私どもはタイトルは、「今後のPCB廃棄物の適正処理推進について」というタイトルをつけさせていただきました。適正処理というのはいろんな意味があると思っています。我々としては、処理というのはなるべく迅速にかつ安全にやることこそが適正処理なんだろうという認識を持っているところです。
    そういった観点で我々も進めたいと思っているということで、この検討委員会で御議論をいただいたと思っています。ですから、田辺委員の御指摘はわかりますが、いろいろつけると長くなってしまうなと思っていますので、この適正処理推進の意味は、まさに迅速かつ安全に処理をしていくということが、まず第一命題だということはぜひとも御理解いただきたいと思いますし、我々もそういう前提のもとで、今後進めていきたいと思っております。私からは以上です。
  • (永田座長) 何かありますか。
  • (鈴木課長補佐) 細かい点で、処理台数について御意見いただきましたけれども、その辺も工夫できるところがあると思いますので、対応させていただきたいと思います。
  • (永田座長) よろしいでしょうか。てにをは等につきましては、また精査して修正を加えていく。
    今の表題の件なんですが、あるいは副題等も考えてもいいのかなと。前回素案の段階でも、この報告書の中で意気込みを示せという話もございました。適正処理の推進というだけでは、ちょっとそのニュアンスが出てこないから、副題でもう少し課長のほうから説明があったような色をつけていくということも考えられるかと思っています。検討させていただきます。
    それでは、2回目なんですがいかがでしょうか。それでは、浅岡先生からまた回させていただきますので、どうぞ。
  • (浅岡北九州監視会議座長) これは、「ついて」という表題になっているんですけれども、この書類自身がだれを相手に出す書類かという話で、提言なのか、それともこれを受けて具体的な作業に入るシナリオを考えてみると、恐らくそれぞれの広域処理の地元におろす話になってくるのではないかと思うんです。そうすると、これで本当に地元が納得するのかどうかということを考慮して、体裁を整えるべきではないかということがあります。
    そこで広域処理の基本的な考え方というのは、それぞれの広域処理の地域で自己完結的に処理するというのが、最初のPCB処理のシナリオだったはずですよね。ですから、これは、それを踏み越えた形の提言になっていると思います。その点に関して、ある程度の補足説明が必要なのではないか、この提言につけるべきではないかということと。
    どなたか委員が指摘されましたけれども、具体策に対して別添資料という形で収められているということで、本来は具体的な提言になっていないのではないかと。この報告書自身、書類自身が、そういう点が非常に危惧されますというのが、私の意見です。
  • (廣木課長) 今の浅岡先生から御指摘いただいた点なんですけれども、この委員会の場で、より具体的な提言をいただければということも含めて、御議論をいただいたわけですけれども、これまでのやり取りを踏まえまして我々としては、まずこの委員会で基本的な方向性。もともとスタートは、特にJESCOでやる高濃度のPCB廃棄物についての取組というのは、拠点的広域処理施設というのを整備する。それを前提にエリアを決めてやっていきましょうということでやっていったわけです。それはあまりエリアということを厳格にし過ぎると、早期処理という観点からは必ずしもうまくいかない点もあるということも含めて、御提言をいただいたというふうに思っています。
    そういうふうな方向性をこの検討委員会で出していただいたという前提のもとに、それをどう具体化していくかは、まさに私どものほうで、JESCO事業所が立地している各自治体の皆さん、さまざまなステークホルダーとの間で具体化することこそがまさに我々の役割なんだろうと考えています。
    別添資料の位置づけということがありましたけれども、これは検討委員会で議論をしていただいたものが載っているわけです。それを具体化するのはひとえに我々がこれから取り組んでいくべき話だというふうな認識でおります。そういった意味でまた具体的にどう進めるかについては、いろいろと御指摘がいただけると思いますけれども、我々が責任を持ってやるべき話だということで、検討委員会の御提言をいただいたものと認識しているところです。
  • (永田座長) よろしいでしょうか。ほかには御意見ございませんでしょうか。
    もしよろしければ、いただいた御意見、先ほど課長のほうが言っていましたが、できるだけ考慮しながら、最終的に(案)も取る話でまとめていきます。
    基本的には、この報告書がまとまりましたら、パブリックコメントにかけるという手続きを行いたいと考えています。
    それの流れに乗せるためのさらに改良版につきましては、できましたら座長一任で事務局と相談しながら御意見を反映させていきたいということでお願いできますでしょうか。
  • (「異議なし」と声あり)
  • (永田座長) どうもありがとうございます。それではそのように対応してまいりたいと考えております。

議題2 その他

  • (永田座長) 最後に議題2ということで、事務局から何かございますでしょうか。
  • (廣木課長) どうもありがとうございます。今、座長のほうから御指摘をいただいたとおり、このとりまとめ案につきましては、この後、本日皆様からいただいた御意見を踏まえまして、座長の御指示を受けて事務局として一部修正した上でパブリックコメントの手続きに入りたいと考えております。
    パブリックコメントを実施する際には、通常報道発表するとともに環境省のホームページに掲載するということをやっていますので、そういうふうに進めたいと思っています。
    タイミングにつきましては、さすがに来週中は難しいかなと思っていまして、恐らく再来週に入るんだろうと思っていますけれども、再来週中には何とか意見募集の手続きに入りたいという前提で作業を進めたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
    次回の検討委員会ですけれども、8月9日木曜日、旧のお盆直前という慌ただしい時期で申しわけないんですけれども、8月9日午後5時30分本日と同じ時間ですけれども、開催させていただければと思っています。場所は前回まで使っておりましたJA共済ビルに戻ります。また遅い時間で大変申しわけありませんけれども、御参加いただきたいと思っています。その際には、パブリックコメントの結果について、事務局から御説明申し上げた上で、委員会としてのとりまとめをお願いできればと考えているところです。以上です。
  • (永田座長) どうもありがとうございました。
    以上をもちまして、本日の検討会を終了させていただきます。どうもありがとうございました。

(了)

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