報道発表資料

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2023年09月19日
  • 総合政策

「第9回全国ユース環境活動発表大会」の実施について

環境活動を行っている全国の高校生を対象とする「全国ユース環境活動発表大会」について、本年度の開催概要が決定いたしましたので、お知らせします。
応募を御検討される高校等におかれましては、御準備の上、奮って御参加ください。
 
過去の大会の様子はこちら
 https://youth.erca.go.jp/

1. 大会の目的

 国内外で豪雨の頻発など気象災害がますます顕在化しています。気候変動問題は「気候危機」とも言われている状況となっている中で、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済活動・日常生活が、生物多様性の損失にも繋がり地球環境に限界をもたらしつつあります。今こそ、国民一人一人、そして社会全体の行動変容に向けて、あらゆる主体の取組の更なる後押しとライフスタイルの転換が必要です。さらに「自然再興(ネイチャーポジティブ)・炭素中立(ネットゼロ)・循環経済(サーキュラーエコノミー)」が達成される経済・社会への転換への統合的な実現に向け、SDGsにも取り組みつつ、私たちや将来世代が安心して暮らすことのできる持続可能な社会を目指す必要があります。
 一方で、2050年代の社会を創るであろう、いわゆるミレニアル世代、それに続くZ世代といわれる高校生等のユースたちが、全国各地で社会課題解決のために、日々はつらつと取り組んでいます。こうした未来を創る未来世代の活動をしっかりとサポートし、もって、持続可能な地域循環共生社会を実現することを目的として、「全国ユース環境活動発表大会」を実施いたします。

2. 実施内容

(1) 全国ユース環境活動発表大会(地方大会)の実施
 全国8地区で環境活動を行っている高校生等を対象に環境活動の事例を募集し、選考を経たうえで自らの活動を発表する地方大会を令和5年12月に実施します。同大会において、優れた発表を行った団体に対しては、地方大会最優秀賞等の授与を行います。
また、地方大会最優秀賞及び特別賞(高校生選考賞)の受賞者は、全国ユース環境活動発表大会(全国大会)に出場します。
 
※  8地区は、北海道地方、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、  中国地方、四国地方、九州地方(沖縄含む)とします。各地方大会(地方審査会)の対象地域は以下のとおりです。
 
北海道地方大会  北海道
東北地方大会 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東地方大会 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、静岡県
中部地方大会 富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県
近畿地方大会 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、 和歌山県
中国地方大会  鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国地方大会 徳島県、愛媛県、香川県、高知県
九州・沖縄地方大会 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
 
(2) 全国ユース環境活動発表大会(全国大会)の実施
 全国8地区の地方大会から審査委員による選考等を経た高校生等の発表を審査する全国大会(全国審査会)を、令和6年2月(予定)に実施します。同大会において、優れた団体に対しては環境大臣賞等の授与を行います。 
 
 
(3) 交流会の実施
 地方大会・全国大会に併せ、参加校に対し、地域循環共生圏やSDGsの考え方に基づき、環境・経済・社会にわたる統合的な課題解決について考え、また、参加高校間の情報交換及び交流を目的とした交流会を実施いたします。詳細については、大会への出場が決定した団体へ御案内いたします。

3. 実施主体

主催:全国ユース環境活動発表大会実行委員会
(環境省/独立行政法人環境再生保全機構/国連大学サステイナビリティ高等研究所)

4. 応募資格

(1) 高校生等による環境活動を応募の対象とします。
※ 全国の高等学校、高等専門学校(高等学年)、中等教育学校(4~6年生)の部活動、委員会、有志団体など。
※ 高校等を通じての応募とします。
(2) 1つの高校等から複数団体、1つの団体から複数テーマの応募も可とします。
(3) 環境活動の実践者が高校生等であれば、学校以外の環境活動団体や地域団体などからの応募も可とします。

5. 応募内容

(1) 地球温暖化対策、脱炭素、生物多様性の保全、自然共生、資源循環など「環境」に関わる活動、「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標達成に資する活動とします。
(2) 授業での課題研究なども応募可とします。
(3) 過去の受賞歴、未発表・既発表は問いません。
   ※  ただし、今年度、前年度に、いずれかのコンクールにおいて「環境大臣賞」を受賞した同一の活動は不可とします。

6. 応募方法

(1)応募方法
 ① 令和5年9月19日(火)より応募を受け付けます。
 ② 応募希望団体は、令和5年9月に全国の学校に送付する環境情報誌「全国ユース環境ネットワークVOL.17」、及び9月に開設予定の大会ホームページに掲載する募集要項を基に、大会ホームページの請求フォーム又は事務局へメールで資料を請求してください。
 ③ 募集要項の公開から応募締切りまでの期間に大会ホームページより応募してください。
 ⑤ 事務局連絡先:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金内
   E-mail: youth@erca.go.jp
 
(2)応募締切り
 令和5年11月6日(月)18:00必着  
 

7. 全国大会・地方大会の審査方法

全国大会・地方大会それぞれに外部有識者等による審査委員会を設置し、委員による審査を実施します。

8. 審査基準

環境活動の内容について、以下の観点から総合的に評価します。
  •  自主性     高校生が自主的・主体的に企画・実践したものであるか。
  •  着眼点     社会課題の解決が起点になっているか。
  •  協働     多様な人と協力・協調して解決しようとするアプローチがあるか。
  •  改善度     これまでの成果や失敗を本年度の改善に繋げているか。
  •  発信力     活動の内容や成果を他者に分かりやすく伝えているか。
  •  SDGs観点   持続可能な開発目標(SDGs)に資するものであるか。

9. 表彰等

発表大会当日、優れた活動発表を行った団体に対し以下の表彰を行います。
① 全国ユース環境活動発表大会(地方大会)
  • 地方大会最優秀賞    ※ 全国大会出場団体
  • 特別賞(高校生選考賞) ※ 全国大会出場団体
  • 審査委員特別賞
  • 特別賞(先生選考賞)
  • 協賛企業特別賞
  • SDGs活動特別賞    ※ 「SDGsに貢献する特筆すべき活動である」と審査会に特に認められた場合に授与
  • 優秀賞 
 
② 全国ユース環境活動発表大会(全国大会)
  • 環境大臣賞
  • 環境再生保全機構理事長賞
  • 国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞
  • 読売新聞社賞
  • 特別賞(高校生選考賞)
  • 特別賞(先生選考賞)
  • 協賛企業特別賞
  • SDGs活動特別賞    ※ 「SDGsに貢献する特筆すべき活動である」と審査会に特に認められた場合に授与
  • 優秀賞

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3406-5181
直通
03-3406-5181
室長
東岡 礼治
室長補佐
大久保 千明
担当
菅沼 大輔