報道発表資料

平成19年4月11日
自然環境
この記事を印刷

トキの繁殖協力及び研究について

4月11日(火)若林環境大臣と王中国駐日特命全権大使(中国側代表)は中国から日本へ供与される2羽のトキに係る繁殖協力及び研究に関する覚書に署名しました。これにより、日中双方は、トキの野生復帰に向け、技術交流を積極的に進め、中国側がトキの個体を供与することにより、繁殖協力及び研究を行うこととなりました。
 なお、具体的なトキの供与時期については、供与個体の確定、検疫条件、気候条件等を勘案して、中国側当局と今後協議を進める予定です。

1.背景

(1)
平成19年4月11日、日中首脳会談において、温家宝総理は日本に2羽のトキを供与することに同意し、安倍総理は謝意を表明しました。双方は、トキ保護に関する協力を展開することで一致しました。
(2)
温家宝総理の訪日に合わせて、トキの保護を所管する環境省と中国国家林業局の間で2羽のトキやそれらの子の取扱い、輸送方法などについて調整を進めてきたところ、双方の意見が一致したことから、覚書として署名が行われました。

2.本署名の意義と今後の見通し

 本署名により、トキの個体の確定方法、輸送・管理方法、子の返還の取扱い、研究、交流など具体的事項に合意したことから、今後、本覚書の記載事項、検疫条件、気候条件等を勘案して、具体的な供与時期などについて中国側と協議を進める予定です。

3.トキの繁殖協力及び研究に関する覚書の概要

(1)
中国側は2羽のトキを供与する。日中双方は共同で個体を確定する。
(2)
日本側は責任をもってこの2羽のトキの個体を管理する。
(3)
中国側はトキを新潟空港まで輸送し、日本側に引き渡す。
(4)

[1]供与されたトキと日本のトキのペアの子の半数は中国に帰属する。
[2]供与されたトキ同士の子は中国に帰属する。
[3]供与されたトキ同士の子と日本のトキのペアの子の半数は中国に帰属する。
[4]個体の返還時期等は双方の事務レベルで別途検討する。

(5)
日本側は中国の専門家を招請し、研究、交流を行うことができ、この場合の旅費等は日本が負担する。
(6)
中国より供与されるトキ、中国へ返還するトキの輸送費用、輸送要員の費用は日本側が負担する。
(7)
日中双方はワシントン条約及び検疫等の手続につき協力を行う。
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長:星野 一昭(6460)
 課長補佐:西山 理行(6475)
 専門官:中村 昌孝(6469)
 直通:03−5521−8283

ページ先頭へ