報道発表資料

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2006年12月25日
  • 地球環境

北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)第11回政府間会合の開催結果について

12月20日から21日にかけて北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)第11回政府間会合がモスクワ(ロシア)において開催され、海洋ゴミ問題、地域活動センターの活動評価手法、NOWPAPへの拠出金等について議論がなされた。
日時:
平成18年12月20日(水)~21日(木)
場所:
モスクワ(ロシア)
参加国:
日本、中国、韓国、ロシア
(我が国からは、外務省及び環境省が出席)

1 主な内容

(1)海洋ゴミ問題への取組
 各地域活動センターの活動報告が行われ、NOWPAPにおける海洋ゴミのモニタリングに関する各国共通のガイドライン作成等の活動(MALITA)への取組が各国より評価された。また、地域活動センターの付託事項として、海洋ゴミ活動を含む新しい活動内容が明記されることとなった。
 我が国からは、海洋ゴミ問題は政治的にも関心が高い事項であること、今年9月に山形県において国際海岸クリーンアップキャンペーンを開催したこと、及び、海洋ゴミ問題への取組は継続性が重要であり、同キャンペーンを他のNOWPAPメンバー国が開催する場合には、我が国としても可能な支援を行う方向である旨発言した。
 また、来年3月に富山市において、第2回NOWPAP/MALITAワークショップを開催する予定である旨紹介した。
(2)拠出金
 NOWPAP信託基金の総額及び各国の拠出を増額することについて議論がなされた。拠出増額については、利用可能な資金を最も効率的かつ効果的に使用することに最大限の努力をしつつも、現在のプロジェクト及び新たな活動を行うためには必要であると認識された。しかしながら具体的な拠出割合については、各国の意見がまとまらなかったことから、次回政府間会合において引き続き議論されることとなった。
(3)地域活動センターの活動評価手法
 各地域活動センターの活動を評価するため、コンサルタントを雇用することが合意された。必要な費用はUNEP地域海行動計画の基金を活用することとされたが、当該基金から十分に得られない場合は、1万5千米ドルを上限としてNOWPAPの2006-2007年予算から拠出することが合意された。
(4)次回政府間会合
 第12回政府間会合は、平成19年10月に中国において開催されることとなった。

2 別添資料

  • NOWPAPの概要

添付資料

連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
直通:03-5521-8246
 課長:徳田 博保(内6740)
 課長補佐:富永 健太郎(内6756)
 担当:玉井 和仁(内6746)

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