報道発表資料

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2006年11月13日
  • 地球環境

第5回ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合の結果について

ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合が11月11日(土)にフィリピンにて開催され、ASEAN+日中韓3ヶ国による環境協力のあり方について議論が行われました。我が国からは土屋環境副大臣が会議に出席し、我が国の環境問題への取組を紹介しました。

第5回ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合の概要

1.会議名 :

第5回ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合

2.開催日 :

平成18年11月11日(土)

3.開催地 :

セブ(フィリピン)

4.出席者:

ASEAN諸国、日本、中国、韓国の13か国及びASEAN事務局 (ASEAN10カ国のうち8か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ)は環境担当大臣が出席)。議長はアンヘロ・レイエスフィリピン環境天然資源長官。我が国からは土屋環境副大臣が出席。(各国代表一覧は別記のとおり))

5.会議の概要:
  • 冒頭、フィリピン政府から日本、中国、韓国(以下「日中韓」)各国の参加を歓迎する旨挨拶。
  • 次に、日中韓の3か国から、ASEANを含む諸国との環境協力や国内の環境政策の取組状況について発言。
  • 土屋副大臣からは、アジア地域における環境行動に関するパートナーシップの重要性を指摘。また、気候変動問題や3Rの推進等の分野における我が国の国際的な取組について紹介。
  • 次に、ASEAN事務局から、ASEAN事務局が日中韓とASEANとの協力活動について説明するとともに、環境教育フォーラムの開催、気候変動対話の実施など、ASEAN+3による6つの協力プロジェクトの提案について説明。日本については、昨年12月に行われた日ASEAN首脳会合の紹介がなされるとともに、日ASEAN関連基金を通じ、75億円の支援がなされることに感謝する旨発言。
  • 参加国からも、日本や韓国の進んだ取組に学び、ASEAN地域における3Rの推進や水資源管理分野での協力を積極的に検討したいこと、生物多様性はASEAN各国共通の関心事項であり、優先して協力していくことを期待する旨等を発言。
  • これらに関し、土屋副大臣から、今後も日ASEAN基金を活用し積極的にプロジェクトの検討を進めていきたい旨述べるとともに、ASEAN側から提案されたプロジェクトについて、実現に向けて積極的に貢献したく、事務レベルで協議していきたい旨発言。また、生物多様性に関する協力についてもASEAN側からの具体的な提案に基づき検討したい旨発言。
  • 韓国からは、水資源管理や廃棄物管理に関する韓国の経験をASEAN諸国と共有することは大変有意義であり、韓国への専門家の受け入れ等を通じて、より幅広い協力の検討を進めていきたい旨発言。
  • 中国からは、環境と経済成長の両立は大変重要な課題であると考えており、日中韓で連携してASEANとの協力を進める旨発言。また本年12月にASEAN+1(中国)首脳会合が開催されること等が紹介され、環境分野での具体的な協力を可能な限り模索して行きたい旨発言。
 最後に次回のASEAN+3環境大臣会合は、2007年にタイにおいて開催することを確認して閉会。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課
課長:梶原 成元(6710)
 調査官:奥田 直久(6720)
 補佐:吉川 和身(6722)
 担当:川村 祥生(6726)
 (直通:03-5521-8243)

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