報道発表資料
環境省では、昨年に引き続き、冷房の設定温度が28℃のオフィスでも涼しく効率的に働くことができる夏のビジネススタイル「COOL BIZ」を提唱し、地球温暖化防止行動の一つである、冷房の設定温度を28℃にする取組を呼びかけてきました。
本年9月末に実施した「COOL BIZ」の実施状況に関するアンケート調査では、「COOL BIZ」の認知度は96.1%、昨年又は今年から冷房の設定温度を高く設定している企業は43.2%となっており、この割合をもとに推計した二酸化炭素削減量は約114万トン-CO2(約250万世帯の1ヶ月分のCO2排出量に相当)となりました。
来年も、「COOL BIZ」の定着に向けその普及推進に努めてまいります。
本年9月末に実施した「COOL BIZ」の実施状況に関するアンケート調査では、「COOL BIZ」の認知度は96.1%、昨年又は今年から冷房の設定温度を高く設定している企業は43.2%となっており、この割合をもとに推計した二酸化炭素削減量は約114万トン-CO2(約250万世帯の1ヶ月分のCO2排出量に相当)となりました。
来年も、「COOL BIZ」の定着に向けその普及推進に努めてまいります。
1.調査の内容
- (1)調査実施期間
- 平成18年9月27日~9月30日
- (2)調査方法
- WEB形式のアンケート調査
- (3)調査対象
- 調査会社所有のインターネットパネル(全国で会員約10万人)から無作為抽出した男女1200名
2.調査結果
- (1)「COOL BIZ」の認知率(「COOL BIZ」を知っている人)
-
知っている 96.1% 知らない 3.9% - (2)1200名のうち、就業していると答えた548名(会社員・公務員・商工自営業者等)に対して、勤務先がエアコンの温度を高く設定しているか否かを質問し、昨年又は今年から高く設定していると回答した者の割合
-
エアコンの温度を昨年から高く設定している
エアコンの温度を今年から高く設定している
合計29.9%
13.3%
43.2% - (3)冷房温度を高く設定したことによる二酸化炭素削減量の推計
- 「COOL BIZ」開始前と比較した、今年の二酸化炭素削減量は、約114万トン-CO2(約250万世帯の1ヶ月分のCO2排出量に相当)と推計しております。
なお、本推計値は、「COOL BIZ」の実施状況に関するアンケート調査に加え、民間企業の実験データ等を参考に算出しておりますが、このほど、※1冷房を1℃緩めることによるエネルギー削減量の実験データが見直され、CO2の削減効果が約1.85倍となったため、昨年度の「COOL BIZ」の成果(46万トン-CO2)を大幅に上回る結果となっております。- ※1:
- 冷房を1℃緩めることによるエネルギー削減量は、財団法人省エネルギーセンター発行の「家庭の省エネ大事典」より引用してきたところ。これまで引用してきた「家庭の省エネ大事典(第2版)」では、冷房を1℃緩めることによるエネルギー削減量は16.33kWh/年とされていたが、「家庭の省エネ大事典(第3版)」では30.24kWh/年とされている。
- (4)昨年度の「COOL BIZ」の成果との比較について
- 「エアコンの温度を高く設定した割合」について、昨年が32.7%であるのに対し、今年は43.2%となっており、本年度の成果は昨年と比較して約3割増加していると推計しております。
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課国民生活対策室
プロジェクトリーダー 吉野議章(内:6763)
担当 林、清武(内:6792)