報道発表資料
環境省は、平成16年度に国及び地方公共団体が水質汚濁防止法に基づいて実施した、全国の公共用水域水質の測定結果を取りまとめた。
- 全体の傾向
(1) 健康項目 26項目の環境基準達成率は99.3%と、ほとんどの地点で環境基準を達成していた。 (2) 生活環境項目 [1] 有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD又はCODの環境基準達成率は、河川で89.8%、湖沼で50.9%、海域で75.5%であり、全体では85.2%となった。全体では過去最高を更新したが、湖沼、海域においては、低下した。
また、湖沼においては、引き続き低い状況となっている。[2] 湖沼の全窒素及び全燐の環境基準達成率は42.9%と依然として低く、前年度とほぼ同じであった。また、海域においては78.3%となり、前年度に比べて低下した。 [3] 水生生物保全に係る環境基準項目として、全亜鉛が新たに追加されたことにともない、3,844地点で測定が行われた。
- 改善の著しい水域
BOD又はCODについて平成14~16年度の平均値と平成4~6年度の平均値とを比較したところ、減少が最も大きかったのは、河川では牛津江川、湖沼では手賀沼であった。(参考9、参考10を参照)
平成16年度公共用水域水質測定結果(概要)[PDFファイル 186KB]
水・大気環境局行政資料
・平成16年度公共用水域水質測定結果
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課
課長:紀村 英俊(内線6610)
補佐:足立 整(内線6614)
担当:並木 正治(内線6628)