報道発表資料

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2005年09月29日
  • 地球環境

第4回ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合の結果について

ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合が9月28日(水)にマニラにて開催され、ASEAN+日中韓3ヶ国による環境協力のあり方について議論が行われました。我が国からは高野環境副大臣が会議に出席し、環境立国を目指す我が国の環境問題への取組を紹介しました。

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第4回ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合の概要

1.会議名:
第4回ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合
2.開催日:
平成17年9月28日(水)
3.開催地:
フィリピン・マニラ市(ペニンシュラ・マニラ・ホテル)
4.出席者:
ASEAN諸国、日本、中国、韓国の13か国及びASEAN事務局
(4か国(ブルネイ・カンボジア、ラオス、フィリピン)は環境担当大臣が出席)。議長はマイケル・ディフェンソール・フィリピン環境天然資源長官。我が国からは高野環境副大臣が出席。(各国代表一覧は別記のとおり))
5.会議の概要:
冒頭、フィリピン政府から日本、中国、韓国(以下「日中韓」)各国の参加を歓迎する旨挨拶。
次に、日中韓の3か国から、ASEANを含む諸国との環境協力や国内の環境政策の取組状況について発言。
高野副大臣からは、我が国が「循環型社会」づくりや「脱温暖化社会」の構築を目指し、環境立国を推進する旨述べるとともに、アジア太平洋環境共同体といった概念の下、ASEANとの更なるパートナーシップ構築の重要性を強調。また、本年4月に東京で開催された「3Rイニシアティブ閣僚会合」や本年8月に愛知で開催された「環境と交通に関する世界会議in愛知」などについて紹介。
次に、ASEAN事務局から、ASEAN事務局が日中韓とASEANとのそれぞれの協力活動について説明するとともに、環境教育フォーラムの開催や気候変動政策対話の実施など、ASEAN+3による6つの協力プロジェクトの提案について説明。
これに関し、高野副大臣から、今後も日ASEAN基金を活用し積極的にプロジェクトの検討を進めていきたい旨述べるとともに、関連分野の活動を紹介しつつ、既存の枠組みも活用しながら、新たなプロジェクトについては、今後事務的な協議を続けて行きたい旨発言。
韓国からは、基本的に各提案を支持する旨述べられ、環境教育については、日中韓のネットワークの経験を生かすなど各提案についてより具体的な検討を進めていきたい旨発言。
中国からは、各提案について、更なる検討が必要なので事務レベルの会合で検討していきたい旨発言
またミャンマーからは、特に環境教育は各国共通の関心事項であり、優先して協力していくことを期待する旨発言。

 最後に次回のASEAN+3環境大臣会合は、2006年に再びフィリピンにおいて開催することを確認して閉会。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課
課長: 清水 康弘(6710)
 調査官: 奥田 直久(6720)
 補佐: 行木 美弥(6725)
 担当: 川村 祥生(6726)