報道発表資料
1999年の第1回日中韓三カ国環境大臣会合の合意に基づき、環境産業及び環境技術の協力の促進について実務者レベルの情報交換、協力協議を行う場として、過去4回にわたり、日本、中国、韓国において順に「日中韓環境産業円卓会議」が開催されてきました。
「第5回日中韓環境産業円卓会議」は、9月13日及び14日に、東京の三田共用会議所にて開催されます。今回は、グリーン購入、環境管理システム、環境ラベリング、エコビジネスをテーマに、環境と経済の統合に向けた三カ国の協力について話し合われます。
1.「日中韓環境産業円卓会議」の趣旨
平成11年(1999年)の第1回日中韓三カ国環境大臣会合の合意に基づき、環境産業及び環境技術の協力の促進について情報交換する場として、「日中韓環境産業円卓会議(以下「円卓会議」という。)」が開催されることとなった。
円卓会議は、この合意に基づき、三カ国の環境行政実務者、環境産業に関わる研究者、認証などを実施する機関の担当者などが参加し、三国間における環境問題の技術協力、持続可能な社会を実現するための方策、環境に望ましい市場構築等について議論し、意見交換、協力協議を行うことを目的としている。
2.前回までの円卓会議の経緯
第一回円卓会議が2001年韓国のソウル市で開催された。それ以降、日本、中国、韓国において順に4回にわたって「円卓会議」が開催されてきた。
第1回 | 韓国 | ソウル市 | (テーマ:環境産業の定義、範囲及び分類等) |
第2回 | 日本 | 兵庫県 | (テーマ:企業活動のグリーン化等) |
第3回 | 中国 | 北京 | (テーマ:環境にやさしい製品と消費者等) |
第4回 | 韓国 | ソウル市 | (テーマ: エコラベルとグリーン購入等) |
第4回の円卓会議では、各テーマの主要目的が三国間協力に基づく持続可能な消費と生産の推進にあると要約し得るとの共通見解に達し、以下の共通理解事項が確認された。
- 三カ国における公害防止産業間の緊密なネットワークと連絡が、情報及び知識の共通のために重要であること
- 会議から本質的かつ実際的な成果を生み出すには、短期及び長期の両方の協力行動計画に取り組む必要があること
- 三国間協力の案件及び行動計画は、毎年の日中韓円卓会議で継続的に策定し、調整していくべきこと
3.第5回円卓会議の開催について
(1) 今回の目的
今回は、これまで4回の円卓会議での議論を踏まえ、三カ国が協調して推進する具体的な施策内容について検討を進めることとしている。
(2)開催概要
主催: | 環境省 |
日時: | 平成17年9月13日(火)及び14日(水) |
場所: | 三田共用会議所国際会議室 (東京都港区三田2丁目1番8号) |
出席者: | 日本、中国、韓国の環境省等の局長クラス、研究者、認証機関等の担当者 オブザーバー (計60名程度を予定) |
使用言語: | 日本語、中国語、韓国語(同時通訳) |
(3)プログラム案
- 導入セッション
- 前回会議の総括及び本会議の概要説明
- 各セッションでの議論
- ア 第1セッション: グリーン購入について
- イ 第2セッション: 中小企業向け環境マネジメントの普及について
- ウ 第3セッション: ラベリング認証制度について
- エ 第4セッション: 環境産業について
- 総括セッション
- 各セッション議論の結果まとめ: 議長総括
4.取材等について
(1)取材について
この会議は取材することができます。事前に下記まで登録をお願いいたします。
○ お問い合わせ先: 環境省 総合環境政策局 環境経済課 中山
TEL03-5521-8240(直通)
(2)参加・傍聴について
本会議参加・傍聴について、一般からの公募は行いません。
本会議へのオブザーバー参加につきましては、下記までお問い合わせください。
○ お問い合わせ先: (社)海外環境協力センター TEL03-5472-0144
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境経済課
課長: 鎌形 浩史(6760)
課長補佐: 滝口 直樹(6267)
(民間活動支援室)
課長補佐: 氏森 毅(6268)
担当: 中山 伸矢(6252)