報道発表資料

平成17年7月25日
自然環境
この記事を印刷

レッドデータブック<陸・淡水産貝類>改訂版の完成・出版について

陸・淡水産貝類を対象とするレッドデータブック(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種についてそれらの詳細な情報を取りまとめたもの)が完成しました。
 本レッドデータブックは、平成12年に公表済みのレッドリスト(絶滅のおそれのある種のリスト)に基づき、各種ごとに形態、生息分布及び生息状況等のより詳細な情報を加え編纂したものです。「日本の絶滅のおそれのある野生生物 無脊椎動物編」として平成3年に出版されたレッドデータブックのうち、陸・淡水産貝類動物群の改訂版に当たり、自然保護のための重要な基礎資料としての活用が期待されます。
 なお本書は、(財)自然環境研究センターより出版されます。

1.レッドデータブック見直しの経緯

 今回完成したレッドデータブックは、レッドリストに記載された種について各種ごとに形態、生息分布、生息状況等を取りまとめ編纂したものです。レッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)とは、日本に生息または生育する野生生物について、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し、絶滅のおそれのある種を選定し、リストにまとめたものです。

2.レッドデータブック<陸・淡水産貝類>の概要

(1)レッドリストからの変更状況

 今般のレッドデータブックの編纂に当たっては、平成12年4月に公表されたレッドリストの対象種について、種ごとのより詳細な情報を収集し、とりまとめました。
本レッドデータブックに掲載されている絶滅のおそれのある種・亜種の数は251で、準絶滅危惧、情報不足等を加えた全掲載種数は556です。
なお、平成12年4月以降に種名の変更等があったものについては修正が加えられていますが、絶滅の危険度区分の変更はありません。

陸・淡水産貝類レッドデータブック掲載種数

(2)記載内容

 絶滅25、絶滅危惧I類86、絶滅危惧II類165のそれぞれについて、以下のような項目を記載しています。

  • カテゴリー区分
  • 動物群名、和名、学名、固有性
  • 摘要
  • 形態、分布の概要や生物学的特性
  • 尊属を脅かしている原因とその時代的変化
  • その他

 準絶滅危惧206、情報不足69、絶滅のおそれのある地域個体群5については、カテゴリー区分、動物群名、和名、学名及び固有性を記載し、分布の概要等についてはまとめて記載しました。

3.陸・淡水産貝類レッドデータブック執筆者

奥谷 喬司 東京水産大学名誉教授
上島  励 東京大学大学院理学系研究科講師
黒住 耐二 千葉県立中央博物館上席研究員
近藤 高貴 大阪教育大学教育学部教授
増田  修 姫路市立水族館技術主任
湊   宏 日本貝類学会評議員

4.レッドデータブック<陸・淡水産貝類>の入手方法

 レッドデータブック<陸・淡水産貝類>は、(財)自然環境研究センターより出版されます(A4判 3,990円(税込)/冊)。連絡先は以下のとおりです。

財団法人自然環境研究センター 書籍担当
〒110-8676東京都台東区下谷3-10-10  URL http://www.jwrc.or.jp/
 Tel:03-5824-0951 (平日13:30〜17:00)Fax:03-5824-0952

公表済みのレッドリスト・レッドデータブックは生物多様性センターホームページ(http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html)で公開中。

※〈参考〉レッドリスト及びレッドデータブックの公表状況
 〈レッドリスト〉〈レッドデータブック〉
 【動物】  
  ○両生類、爬虫類 平成 9年8月公表 平成12年 2月出版
  ○哺乳類 平成10年6月公表 平成14年 3月出版
  ○鳥類 平成10年6月公表 平成14年 7月出版
  ○魚類 平成11年2月公表 平成15年 5月出版
  ○陸・淡水産貝類 平成12年4月公表 今回出版
  ○昆虫類 平成12年4月公表 出版準備中
  ○甲殻類等 平成12年4月公表 出版準備中
  ○クモ形類・多足類等 平成12年4月公表 出版準備中
 【植物】  
  ○維管束植物 平成9年8月公表 平成12年 7月出版
  ○維管束植物以外 平成9年8月公表 平成12年12月出版
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長   :名執 芳博  (6460)
 課長補佐:牛場 雅己  (6475)
 専門官  :曽宮 和夫  (6464)
 担当   :佐々木 真二郎(6469)
       :田中 淳志  (6464)

ページ先頭へ