報道発表資料
環境省では、地球環境保全政策を科学的側面から支援することを目的として、地球環境研究総合推進費(以下「推進費」という。)による研究を推進しています。
推進費は競争的研究資金として運用しており、外部委員による評価結果を踏まえ、応募112課題のうち、戦略的研究開発プロジェクトの構成研究として7課題(7課題で1プロジェクトを構成)、地球環境問題対応型研究領域研究として10課題、課題検討調査研究として3課題の合計20課題を、推進費の平成17年度新規研究課題として決定しました(研究課題の概要は別紙参照)。
特に、平成17年度から、温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための温暖化影響の総合的評価を目指した戦略研究開発プロジェクト等に着手することとしました
推進費は競争的研究資金として運用しており、外部委員による評価結果を踏まえ、応募112課題のうち、戦略的研究開発プロジェクトの構成研究として7課題(7課題で1プロジェクトを構成)、地球環境問題対応型研究領域研究として10課題、課題検討調査研究として3課題の合計20課題を、推進費の平成17年度新規研究課題として決定しました(研究課題の概要は別紙参照)。
特に、平成17年度から、温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための温暖化影響の総合的評価を目指した戦略研究開発プロジェクト等に着手することとしました
- 推進費の概要
・ 環境省では、平成2年度から推進費を活用して、国立試験研究機関、独立行政法人、大学、民間研究機関等、様々な分野の研究機関、研究者の連携・協力の下に、地球環境研究を総合的に進めています(平成17年度予算額30億円、継続課題は3プロジェクト及び28課題)。 ・ 本研究資金により、地球環境の将来予測・影響・対策等に関する数多くの科学的知見を蓄積しつつあり、例えば、地球温暖化に関する研究成果は、IPCCの第3次評価報告書へ引用される等、国際的な面からも貢献しています。 ・ 「推進費」では、基礎研究、応用研究を含め幅広く研究を実施していますが、特に地球環境問題を解決に導くための施策・政策に対する科学的な貢献を明確に志向した研究(政策反映志向型の研究)であることが要件となっています。 - 審査(事前評価)について
・ 推進費では、新規研究課題の選定に当たり公募を行い、研究者から応募のあった研究課題の中から、科学的・技術的な観点のほか、地球環境保全政策への科学的側面からの貢献・寄与の大きさといった点も重視した上で、実施すべき研究課題を競争的に選定する仕組みとなっています。 ・ 外部専門家・有識者により構成された地球環境研究企画委員会(委員長:鈴木継美 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 内分泌かく乱物質研究領域 研究統括)において、応募書類審査及びヒアリング審査を実施しました。 - 新規研究課題の概要について
・ 審査結果及び地球環境に関する国内外の最新の研究動向を踏まえ、戦略的研究開発プロジェクトを構成する研究7課題、地球環境問題対応型研究領域研究10課題及び課題検討調査研究3課題(合計20課題)を、推進費の平成17年度新規研究課題として決定しました。 ・ 採択が決定した研究課題の課題名、代表者の氏名等については、別紙のとおりです。 ・ 応募課題数及び採択課題数は以下のとおりです。
研究対象分野 応募課題数 採択課題数 ◎戦略的研究開発領域
○温暖化の危険な水準及び温室効果ガス
安定化レベル検討のための温暖化影響の
総合的評価に関する研究137(7課題を戦略研究として
プロジェクト化)◎地球環境問題対応型研究領域
○オゾン層の破壊・地球の温暖化
○酸性雨等越境大気汚染・海洋汚染
○自然資源の劣化○地球環境保全のための社会・政策研究
(熱帯林の減少、生物多様性の減少、
砂漠化等)78
(33)(20)(18)
(7)10
(3)(2)(3)
(2)◎課題検討調査研究 213合計11220
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課研究調査室
室長:高橋 康夫(内線6730)
補佐:渡辺 且之(内線6732)
担当:七目木修一(内線6732)