報道発表資料

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2005年03月07日
  • 保健対策

国内に向けた水俣病経験の普及啓発セミナー ~次世代に伝えるために~(教育者・学生対象セミナー)の開催について

環境省は、平成17年3月13日(日)にオリベホール(東京都港区)において、国内に向けた水俣病経験を伝えるための普及啓発セミナー(教育者・学生対象セミナー)を開催します。
  1. 経緯
     水俣病問題に関しては、平成7年12月に閣議決定された内閣総理大臣談話において、当時の村山総理が「水俣病の悲劇を教訓として謙虚に学び、世界の国々に対し、我が国の経験や技術を活かして積極的な協力を行うなど国際的な貢献をしてまいる所存。」と表明しています。
     これを受けて、環境省(当時は環境庁)は、特に開発途上国を中心に水俣病の経験から得た教訓を伝えるため、平成8年度以降、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ヴェトナム、タイ(2回目)、中国(2回目)において順次「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催してきました。これら海外におけるセミナーを重ねてきた中で、水俣病患者・語り部及び支援団体等から国内での普及啓発活動の重要性が指摘されるとともに、国内での同様なセミナーの開催が要望されています。
     また、全国の学校では、環境教育の取組が進められていますが、日本の公害問題の原点、環境行政の原点である「水俣病問題」の学習に取り組む学校は必ずしも多くはなく、水俣病問題を知らない世代が増え、学校の教師等もその限りではありません。このような 状況を踏まえ、昨年度から学生に対して水俣病問題及びその経験から得られた教訓などを伝えていくために、学生を指導する立場にある、大学教育者、研究者等を対象に国内においてセミナーを開催いたしました。
     今年度については、学校における環境学習の中で水俣病に関する学習をどのように進めていったらよいか等、事例研究も取り入れたセミナーを小・中・高学校等の教職員及び環境・教育を学ぶ学生、指導・研究する方を対象に国内セミナーを開催します。
     
  2. 実施概要
    期日   平成17年3月13日(日)13:00~17:30
    場所   オリベホール(東京都港区六本木6-1-24 ラピロス六本木8F)
    主催   環境省
    運営   (財)水と緑の惑星保全機構
    プログラム   別紙のとおり
    参加対象者   小・中・高等学校等の教職員
        環境・教育を学ぶ学生、指導・研究する方
    概要   [1] 水俣地域・新潟地域の語り部による講話
      [2] 水俣病をこども達へ伝えてきた取組や水俣病学習を行っている学校の取組について事例発表等

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課特殊疾病対策室
室長    青木 龍哉(内線6330)
 室長補佐 手塚 英明(内線6331)

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