報道発表資料

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2003年12月22日
  • 地球環境

ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合の結果について

ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合が12月19日(金)にヤンゴン(ミャンマー)にて開催され、ASEAN+日中韓3ヶ国による環境協力のあり方について議論が行われました。我が国からは加藤環境副大臣が会議に出席し、環境立国を目指す我が国の環境問題への取組を紹介しました。

ASEAN+3(日、中、韓)環境大臣会合の概要


1. 日時 12月19日(金)
 
2. 場所 ヤンゴン(ミャンマー)
 
3. 出席者 ASEAN諸国及び日本、中国、韓国の13か国(8か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ)は環境大臣が出席)。議長はウ・ウイン・アウン・ミャンマー外務大臣兼国家環境問題委員会議長。我が国からは加藤環境副大臣が出席。(各国代表一覧は別記のとおり)

4. 会議の概要  
  冒頭、ウ・ウイン・アウン議長から日本、中国、韓国(以下「+3」)各国の参加を歓迎する旨挨拶。
  次に、「+3」の各国から、ASEANを含む諸国との環境協力や国内の環境政策の取組状況について発言。
  加藤副大臣からは、地球温暖化対策、生物多様性の保全、浄化槽を含む水環境管理、環境教育等の施策を紹介し、また「共に歩み共に進む」ASEANとの更なるパートナーシップ構築の重要性を強調。
  「+3」の発言を受けて、ASEAN事務局長から、ASEANでも環境問題への対応は重要な分野の一つであることを強調した上で、「+3」との更なる協力を、定期的な政策対話や経験・成功事例の交流を通じて進めていきたい旨発言。
  次に、ASEAN+3による協力可能分野として前回確認された、淡水資源、都市環境管理等の10分野について、協力の具体化について意見交換。
  これに関し、加藤副大臣から、環境分野の閣僚級の政策対話の場として毎年開催している「アジア太平洋環境会議(エコアジア)」を始め、クリーン開発メカニズム、渡り鳥保全、森林保全、「交通と環境に関するマニラ政策対話」、環境教育を通じて、ASEANとの更なるパートナーシップ構築を進めたい旨発言。
  ASEAN側から、日中韓三ヵ国環境大臣会合へのASEAN諸国の参加検討の要請や、来年3月韓国で開催される、UNEP第8回特別管理理事会/グローバル閣僚級環境フォーラムの際に、ASEAN+3環境大臣非公式会合の開催について提案。
  最後に次回のASEAN+3環境大臣会合は、2004年10月上旬にシンガポールにおいて第8回ASEAN環境大臣非公式会合と連続して開催することを合意し、議事録を採択して閉会した。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課
課長  : 石野 耕也(6710)
 調査官: 塚本 瑞天(6720)
 補佐  : 松永 龍児(6725)
 担当  : 武末 宏和(6724)