報道発表資料
環境省の示した「暫定指導指針」に基づき、平成14年度に都道府県において実施されたゴルフ場で使用される農薬についての水質調査の結果を環境省において取りまとめたもの。
1,539か所のゴルフ場を対象に延べ約8万検体について水質調査を実施。そのうち指針値を超過したのは1検体。
引き続き「暫定指導指針」に基づき、都道府県と協力して、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止のため、指導を行っていく。
1,539か所のゴルフ場を対象に延べ約8万検体について水質調査を実施。そのうち指針値を超過したのは1検体。
引き続き「暫定指導指針」に基づき、都道府県と協力して、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止のため、指導を行っていく。
1. | 経緯 |
環境省は、平成2年5月に、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁を未然に防止するため、ゴルフ場で使用される農薬に係る水質調査の方法やゴルフ場の排水口での遵守すべき農薬濃度目標(指針値)等を定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針」(以下「暫定指導指針」という。)を都道府県に通知した。以降、各都道府県において、同指針に基づき所要の調査、指導が行われている。環境省は、この水質調査結果について、平成2年度以降、毎年都道府県から報告を求めている。 |
2. | 平成14年度に都道府県において実施されたゴルフ場排水口等における水質調査結果 |
[1] | 調査結果の報告があった都道府県 | 46 | |
[2] | 調査対象となったゴルフ場 | 1,539か所 | |
[3] | 調査対象農薬数 | 計45種類 | |
[4] | 総検体数 | 約8万検体 | |
[5] | 検出状況 | 農薬別検出濃度範囲等は別表に記載したとおり 指針値超過検体 1(フェニトロチオン(殺虫剤)) |
|
[6] | 過去の調査結果との比較 |
調査対象 ゴルフ場総数 |
調査対象 農薬数 |
総検体数 (A) |
指針値超過 検体数(B) |
指針値超過 比率(B/A)(%) |
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---|---|---|---|---|---|
平成10年度 | 1,907 | 35 | 112,683 | 2 | 0.0018 |
平成11年度 | 1,794 | 35 | 95,760 | 0 | 0.0000 |
平成12年度 | 1,673 | 35 | 84,071 | 2 | 0.0024 |
平成13年度 | 1,526 | 35 | 78,184 | 0 | 0.0000 |
平成14年度 | 1,539 | 45 | 79,893 | 1 | 0.0013 |
3. | 指針値を超過した事例への対応について |
指針値を超過した調査事例1件については、都道府県においてその原因究明が行われ、当該ゴルフ場の同一の排水口及び周辺の公共用水域において追跡調査を行った結果、当該農薬はいずれからも検出されなかった。 |
添付資料
- (別表)ゴルフ場排水口における農薬別濃度範囲等
- (別表)ゴルフ場排水口における農薬別濃度範囲等[PDFファイル 10KB](印刷用) [PDF 9 KB]
- (参考)ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針について
- 連絡先
- 環境省環境管理局水環境部土壌環境課農薬環境管理室
室長 早川 泰弘 (6640)
室長補佐 更田真一郎(6641)
担当 山本 芳明 (6644)