報道発表資料

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2003年10月16日
  • 自然環境

世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表への記載に係る今年度推薦作業方針について

環境省と林野庁は、世界自然遺産の3つの候補地の中から、来年2月1日までに推薦書の提出を目指す地域として「知床」を選定し、そのために必要な作業を行うこととしましたのでお知らせします。
  1.  環境省と林野庁では、学識経験者からなる検討会を設置し、本年5月、「知床」「小笠原諸島」「琉球諸島」の3地域を世界自然遺産の候補地として選定したところです。

  2.  世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表への記載に係る推薦については、毎年2月1日が世界遺産委員会への推薦書提出の締切とされているため、環境省と林野庁で上記3地域の関係都道県の意見や保護担保措置の状況等をもとに検討を行った結果、来年2月1日までに推薦書の提出を目指す地域として「知床」を選定し、関係機関と協力しつつ、そのために必要な作業を行うこととします。

  3.  最終的な政府としての推薦決定は、関係審議会への報告や世界遺産条約関係省庁連絡会議等の手続きを経て行われることとなりますが、環境省と林野庁では、来年2月1日までに政府として推薦書を提出できるよう、関係機関と協力しつつ、検討会で指摘のあった陸域と海域を含めた統合的な管理計画の策定や地元の合意形成を進めることとします。

  4.  なお、「小笠原諸島」及び「琉球諸島」の2地域については、関係機関との連携のもとに、検討会で指摘された保護担保措置等の課題の検討を進め、条件が整い次第、推薦書の提出を目指すこととします。
→平成15年10月16日 大臣談話
「世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表への記載に係る今年度推薦作業方針について」
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
課長:黒田 大三郎(6430)
 補佐:奥田 直久 (6480)
 担当:川越 久史 (6476)
    山崎 準  (  〃  )