報道発表資料
環境省と林野庁は、国内に今後5年程度の間に新たに世界自然遺産として推薦できる地域があるかどうかを学術的見地から検討するため、「世界自然遺産候補地に関する検討会」を設置し、その第1回会合を3月3日(月)に開催します。
1 趣旨
我が国が世界遺産条約を締結後、我が国最初の世界自然遺産として屋久島及び白神山地が登録されてから10年が経過し、この間、世界遺産に対する国民の関心は一層の高まりを見せています。また、現在、世界遺産委員会においては、各国が世界自然遺産の推薦を行う場合、暫定リスト※の事前提出が義務化される方向で検討がなされているところです。 このような状況を踏まえ、我が国国内に今後5年程度の間に新たに世界自然遺産として推薦できる地域があるかどうかを学術的見地から検討するため、環境省と林野庁が共同で学識経験者からなる検討会を設置します。 |
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※ | 各国政府として当面5~10年程度の間に推薦を予定する候補地の一覧 |
2 検討会の構成
・岩槻邦男 | : | 放送大学教授(植物分類) |
・上野俊一 | : | 国立科学博物館名誉研究員(動物分類) |
・大沢雅彦 | : | 東京大学教授(植物生態) |
・小泉武栄 | : | 東京学芸大学教授(自然地理) |
・土屋 誠 | : | 琉球大学教授(海洋生物) |
・三浦慎悟 | : | 森林総合研究所東北支所地域研究官(哺乳類生態) |
・吉田正人 | : | 日本自然保護協会常務理事/IUCN日本委員会事務局長(自然保護制度) |
※50音順
3 第1回検討会の開催
・日時 | : | 平成15年3月3日(月) 13時30分~16時30分 |
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・場所 | : | 三田共用会議所 大会議室(3階) 東京都港区三田2-1-8 |
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・議題 | : | (1) | 世界遺産条約について |
(2) | 世界自然遺産の国内候補地の選定方法について | ||
(3) | その他 |
4 本検討会の取材・傍聴等について
報道関係者の取材は可能です。ただし、カメラ撮りは冒頭のみ可。 本検討会は、一般の方の傍聴も可能です。ただし、席に限りがございますので、傍聴は先着順とさせていただきます。また、1団体につき傍聴者は2名以内とさせていただきます。なお、会議資料及び結果については会議後、環境省及び林野庁のホームページで公表いたします。 |
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・ | 傍聴申込方法 | ||
傍聴希望の一般の方は住所、氏名、電話・FAX番号・Eメールアドレス、所属を記入の上、下記宛にFAXにてお申し込み下さい。(電話でのお申し込みは受け付けません。) | |||
(宛先) | 世界自然遺産候補地に関する検討会事務局(担当:日笠) FAX:03-5824-0970 |
5 今後の予定
3月 第2回検討会 | |
4月 第3回検討会 | |
5月 第4回検討会 | |
第4回検討会までに、我が国において世界自然遺産としての要件を満たしうる地域を学術的見地から抽出し、その中から社会的条件などを加味した上で、今後5年程度の間に世界自然遺産として推薦できる地域があるかを検討します。 | |
以上 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課
課長 :田部 和博(6430)
課長補佐:奥田 直久(6481)
担当 :堀内 洋 (6436)