報道発表資料
環境省は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、国連環境計画(UNEP)及び中華人民共和国国家環境保護総局、日中友好環境保全センターとの共催により1月25日(土)及び26日(日)の両日、アジア太平洋環境開発フォーラム(APFED)第3回会合を中華人民共和国・桂林で開催した。
フォーラム議長は橋本元総理が務め、環境省からは浜中地球環境審議官が出席した。
このフォーラムは、アジア太平洋地域に相応しいより衡平で持続可能な発展のモデルを2004年までに提示することを目的に、アジア太平洋地域の環境大臣が集まる年次会合(エコアジア)で平成13年10月に設立された。これまで、第一回会合をバンコク(H14.1)で、第二回会合をジャカルタ(H14.6)で開催し、今回は3回目の会合である。今回の会合では、2004年までに取りまとめられるAPFED最終報告書の内容・構成等とヨハネスブルグサミットで登録したAPFEDのコミットメント(約束)についての作業方針が検討された。
フォーラム議長は橋本元総理が務め、環境省からは浜中地球環境審議官が出席した。
このフォーラムは、アジア太平洋地域に相応しいより衡平で持続可能な発展のモデルを2004年までに提示することを目的に、アジア太平洋地域の環境大臣が集まる年次会合(エコアジア)で平成13年10月に設立された。これまで、第一回会合をバンコク(H14.1)で、第二回会合をジャカルタ(H14.6)で開催し、今回は3回目の会合である。今回の会合では、2004年までに取りまとめられるAPFED最終報告書の内容・構成等とヨハネスブルグサミットで登録したAPFEDのコミットメント(約束)についての作業方針が検討された。
アジア太平洋環境開発フォーラム(APFED)第3回会合
1. 日 時: | 平成14年1月25日(土)、26日(日) |
2. 場 所: | 桂林大宇大飯店(中国、桂林) |
3. 主 催: | 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP) 国連環境計画(UNEP) 中華人民共和国国家環境保護総局 日中友好環境保全センター 日本国環境省 |
4. 出 席 者: | フォーラムメンバー20人、その他7人(別紙1参照) |
5.会議結果概要: |
(1) | 本会合は橋本議長を含むメンバー20人が出席して開催された。冒頭、開催国より王玉慶中国国家環境保護総局副局長等の歓迎挨拶があった。 |
(2) | APFED議長である橋本元総理の議事進行の下、APFED新メンバーの紹介やヨハネスブルグサミット関連のAPFEDのイベントの報告が行われ、2004年までにとりまとめる予定のAPFED最終報告書の内容・構成等及びヨハネスブルグサミットへ向けてAPFEDが登録したコミットメント(別紙2)についての作業方針についての検討が行われた。議論はそれぞれのテーマごとにAPFEDメンバーが事前に提出したコメント(別紙3、4)及び、事務局が作成した討議用ペーパー(別紙5、6)に基づいて行われた。議論の概要は、下記5.のとおり。最終的には今後の進め方について、APFEDメンバーと相談しながら議長に一任されることになった。 |
(3) | 会議結果をうけて橋本議長とフォーラム事務局(IGES((財)地球環境戦略研究機関))は各メンバーの意見をふまえた上で、最終報告書の内容・構成等及びヨハネスブルグサミットで登録したコミットメントの作業方針案を作成することになった。 |
(4) | 次回会合は8月下旬を目途に開催することで合意された(場所未定)。 |
(5) |
今回の会合に合わせて、専門家会合及び、各界関係者(マルチステークホルダー)会合がそれぞれ、1月23日(木)と1月24日(金)に開催され、その結果が議長より会合冒頭に報告された。議長の報告概要は別紙のとおり(別紙5、6)。 |
6.議論の概要 |
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(1) | 最終報告書の内容・構成等について | |
・ | 最終報告書の内容については、重要な切り口として強調する3~4つの特別な分野を選択するべきとの意見が出され、具体的な分野として、「クリーンエネルギー」、「淡水資源」、「持続可能な生産消費パターン」、「土地や都市」及び「貿易」が挙げられた。 | |
・ | その際、個別の分野間の関連や横断的な視点からアプローチするべきとの重要性が強調された。 | |
・ | 最終報告書の構成は、「提案」や「執られるべき行動」を記述した10ページ程度のメッセージと、100ページ程のレポート、それに附属書類とすることで合意に至った。 | |
・ | 最終報告書の作成手順葉は、分野ごとにAPFEDメンバーがリードオーサーを務め、文書をまとめることになった。その際、リードオーサー間の連携をとることが重要との指摘があった。 | |
(2) | APFEDコミットメント作業方針について | |
・ | APFEDがヨハネスブルグサミットに提出したコミットメントについて、今回は特に「優良政策事例の収集・分析」プロジェクトの進め方についての議論が行われた。 | |
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「優良」の判断基準は多種多様であるとの指摘や、それをここで決めることは困難であるとの意見があり、試行的に、APFEDメンバー自身が「優良」と考える「政策事例」を収集・分析することになった。 |
7.参考資料 |
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別紙1 : | 参加者リスト |
別紙2 : | APFEDのコミットメント(約束) (パートナーシップ・イニシアティブ情報シート) |
別紙3 : | 最終報告書についてのAPFEDメンバーのコメント集 |
別紙4 : | APFED提言に対するAPFEDメンバーのコメント集 |
別紙5 : | APFED最終報告書に関する選択肢と考え方 |
別紙6 : | APFEDコミットメント(約束)実施のための論点 |
別紙7 : | アジア太平洋環境開発フォーラム第3回実質会合 各界関係者会合議長サマリー |
別紙8 : | 持続可能な土地利用に重点をおいた都市化の管理に係る統合的アプローチに関する専門家会合議長サマリー |
添付資料
- 別紙1
- 別紙2[PDFファイル 34KB] [PDF 33 KB]
- 別紙3[PDFファイル 37KB] [PDF 36 KB]
- 別紙4[PDFファイル 56KB] [PDF 55 KB]
- 別紙5[PDFファイル 53KB] [PDF 52 KB]
- 別紙6[PDFファイル 44KB] [PDF 43 KB]
- 別紙7[PDFファイル 21KB] [PDF 20 KB]
- 別紙8[PDFファイル 22KB] [PDF 21 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課
課 長:白石 順一(6710)
調査官:塚本 瑞天(6720)
補 佐:佐藤 邦子(6721)