報道発表資料
ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)締約国会議の勧告に基づき、湿地保全に関するわが国の取組の状況を同条約事務局へ報告するラムサール条約国別報告書が、同条約関係省庁によりとりまとめられたのでお知らせします。
- 国別報告書の位置付け
- 報告項目
- 国別報告書の概要
- 国民等からの意見聴取について
- 提出意見への対応及び報告書のとりまとめ
平成14年11月18日から26日まで、スペイン・ヴァレンシアにおいて開催される第8回ラムサール条約締約国会議に向けて、同条約第2回締約国会議勧告2.1に基づく政府としての報告書として、同条約事務局から提出要請されているもの。各国の報告は同条約事務局によりとりまとめられ、第8回締約国会議に報告される。
同条約常設委員会により採択された質問に回答する形式。質問は、第6回締約国会議で採択された「1997~2002年戦略計画」の8つの総合目標の実施状況に関する計63項目により構成。
別紙1のとおり。
(1)意見聴取の経緯
国別報告書の提出に当たっては、同条約事務局は各締約国に対し各国が設置している国内委員会や専門家等の意見を聞くことを要請している。このため、本年5月24日に、関係省庁、関係自治体及びNGOから構成されるラムサール条約推進国内連絡会議を開催し構成メンバーから意見を聴取するとともに、同日付けで報告書案を公表し、広く国民の意見を求めた。意見の提出期間は6月14日までの3週間とした。
(2)意見の提出者数
意見を提出した者の数は、ラムサール条約推進国内連絡会議の構成メンバーを含め、合計12団体・2個人(それぞれ複数の意見を提出)。意見の概要については別紙2のとおり。
提出された意見や情報については、政府としての方針との整合性、全体としての記述の統一等の観点から検討し、原案に必要な修正を行い、とりまとめた。
さらに、とりまとめた国別報告書については、英訳の上、ラムサール条約事務局に提出した。
各国から提出された報告書については、同条約事務局において取りまとめと解析が行われ、その結果が第8回締約国会議の場で報告される予定である。
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課 長 黒田大三郎(6460)
担 当 中島 尚子(6466)