報道発表資料
平成10年度における全国の産業廃棄物の排出及び処理状況調査等に関する状況について調査し、その結果を取りまとめたので公表する。なお、結果の概要は次のとおり。
- 産業廃棄物の排出・処理状況(平成10年度実績)
(1) 全国の産業廃棄物の総排出量 ○ 前年度(平成9年度)の総排出量に比べ、約700万t(約1.7%)減少。 ・ 平成10年度総排出量 約4億800万トン (前年度 約4億1,500万トン)
(2) 業種別排出量 ○ 前年度と同様、上位6業種で総排出量の約8割。 1 農業 約9,297万トン (22.8%) (前年度 約9,400万トン 22.7%) 2 電気・ガス・熱供給・水道業 約8,746万トン (21.4%) (前年度 約8,637万トン 20.8%) 3 建設業 約7,907万トン (19.4%) (前年度 約7,714万トン 18.6%) 4 鉄鋼業 約2,953万トン ( 7.2%) (前年度 約2,406万トン 5.8%) 5 パルプ・紙・紙加工品製造業 約2,605万トン ( 6.4%) (前年度 約2,708万トン 6.5%) 6 鉱業 約2,033万トン ( 5.0%) (前年度 約2,352万トン 5.7%)
(3) 種類別排出量 ○ 前年度と同様、上位3品目で総排出量の約8割。 1 汚泥 約1億8,893万トン (46.3%) (前年度 約1億9,617万トン 47.3%) 2 動物のふん尿 約 9,268万トン (22.7%) (前年度 約 9,371万トン 22.6%) 3 がれき類 約 5,671万トン (13.9%) (前年度 約 5,699万トン 13.7%)
(4) 産業廃棄物の処理状況 ○ 再生利用量、減量化量及び最終処分量の比率は、前年度とほぼ同じ。 ・ 再生利用量 約1 億7,200万トン (42.1%) (前年度 約1億6,900万トン 40.7%) ・ 減量化量 約1 億7,900万トン (43.8%) (前年度 約1億7,900万トン 43.1%) ・ 最終処分量 約 5,800万トン (14.1%) (前年度 約 6,700万トン 16.1%)
- 最終処分場の残余容量(平成11年4月1日現在)
○ いぜんとして厳しい状況。 ・ 全 国 約 1 億9,031万m3(対前年 約2,057万m3減)、 残余年数3.3年分 ・ 首都圏 約 1,380万m3 (対前年 約 139万m3減)、 残余年数0.8年分
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
課 長 由田 秀人(内線6871)
課長補佐 権藤 宗高(内線6875)