報道発表資料
1.目的
環境影響評価法の成立、公布(平成9年6月)を受け、環境影響評価に関する基本的事項が平成9年12月に、また主務省庁が定める主務省令等が平成10年6月に定められ、環境影響評価の技術手法に関する基本的な考え方や留意事項が示されたところである。
今後、環境要素ごとに国内外の科学的知見や事例を収集整理し技術手法のレビューを行うとともに、技術手法の開発・改良のための検討を行い、その結果をとりまとめて公表することにより、我が国の環境影響評価の技術手法の向上を図る必要がある。さらに、その結果を踏まえ、必要に応じて基本的事項等を改訂していかなくてはならない。
このため、大気環境、水環境、土壌環境その他の環境、温室効果ガス、廃棄物等に関する環境影響評価の技術手法の向上を目的として、企画調整局長委嘱による「環境の自然的構成要素及び環境への負荷分野の環境影響評価に関する技術検討委員会」を設置し、学識経験者からの専門的な立場による検討を継続的に行う。
2.検討内容
(1)環境の自然的構成要素の良好な状態の保持分野(大気環境、水環境、土壌環境その他の環境)に関する技術手法の検討
(2)環境への負荷分野(温室効果ガス、廃棄物等)に関する技術手法の検討
3.組織等
検討委員会は別記の学識経験者により構成する。
委員会の庶務は、環境庁企画調整局環境影響評価課において行う。
4.スケジュール
委員会の第1回会合は、3月4日(木)に開催することとしており、座長の選出、委員会の検討事項等の説明の後、検討課題と作業の進め方について検討する予定。
日 時 |
: |
平成11年3月4日(木)10:00~12:30 |
場 所 | : | 霞山会館・まつの間 |
5.その他
併せて検討を進めている「生物の多様性分野の環境影響評価に関する技術検討委員会」及び「自然との触れ合い分野の環境影響評価に関する技術検討委員会」については、次回委員会を以下の予定で開催する。
(1)「生物の多様性分野の環境影響評価に関する技術検討委員会」
(平成10年10月8日設置)海域分科会及び陸域分科会の開催
{1} 海域分科会(第1回)
日 時 :
平成11年3月1日(月)13:30~16:00 場 所 : 環境庁第一会議室(中央合同庁舎第5号館22階) 議 題 : 海域における生物多様性の環境影響評価技術手法に関する検討 等 {2} 陸域分科会(第1回)
日 時 :
平成11年3月5日(金)9:30~12:30 場 所 : 環境庁第二会議室(中央合同庁舎第5号館20階) 議 題 : 陸域における生物多様性の環境影響評価技術手法に関する検討 等
(2)「自然との触れ合い分野の環境影響評価に関する技術検討委員会」
(平成10年12月1日設置)第2回委員会の開催
日 時 :
平成11年3月16日(火)9:30~12:30 場 所 : 環境庁第二会議室(中央合同庁舎第5号館20階) 議 題 : 自然との触れ合いの環境影響評価技術手法に関する検討 等
各委員会の配付資料及び議事概要については、委員会終了後、事務局において希望者に対して配付するとともに、「環境影響評価情報支援ネットワーク」(URL: http://www.eic.or.jp/eanet/assessment/)においても公表する予定。
また、各委員会の検討の成果については、本年6月12日の環境影響評価法全面施行ま でを1つの区切りとして、第1次取りまとめを行い、その結果を公表する予定。
別記
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石川 忠晴 | 東京工業大学大学院総合理工学研究科教授 |
浦野 紘平 | 横浜国立大学工学部物質工学科教授 |
沖野 外輝夫 | 信州大学理学部物質循環学科教授 |
新藤 静夫 | 千葉大学環境リモートセンシング研究センター教授 |
須藤 隆一 | 東北大学大学院工学研究科教授 |
橘 秀樹 | 東京大学生産技術研究所教授 |
永田 勝也 | 早稲田大学理工学部機械工学科教授 |
中西 弘 | 山口大学名誉教授 |
灘波 精一郎 | 宝塚造形芸術大学造形学部教授 |
福島 徹二 | 横浜市公害対策部長 |
細見 正明 | 東京農工大学工学部応用化学科教授 |
森口 祐一 | 環境庁国立環境研究所地域環境研究グループ総合研究官 |
横山 長之 | (財)日本気象協会参与 |
若松 伸司 | 環境庁国立環境研究所地域環境研究グループ総合研究官 |
渡辺 正孝 | 環境庁国立環境研究所水土壌圏環境部長 |
(50音順、敬称略) |
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境影響評価課
課 長 :寺田達志(6230)
評価技術調整官:渡辺綱男(6238)
審 査 官 :中山隆治(6235)
担 当 :塚田源一郎(〃)