報道発表資料

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2014年12月10日
  • 水・土壌

官民連携啓発プロジェクト「ウォータープロジェクト」の本格始動と関連イベント等について(お知らせ)

環境省では、本年「水の日」(8月1日)に、「水循環基本法」に基づき、健全な水循環の維持又は回復の推進等を目的とした官民連携啓発プロジェクト「ウォータープロジェクト」を発足させたところですが、このたび、本プロジェクトを本格始動し、全国の企業・団体様へ参加を促し、オールジャパンで水循環の維持又は回復の推進に取組んでいくことをお知らせいたします。
また、本格始動に際しまして、水循環の維持又は回復等に取組む29の様々な団体・企業に新たにご参加頂きましたので、お知らせいたします。(平成26年12月10日時点の累計:参加団体・企業 36)
さらに、「エコプロダクツ2014」参加企業との連携や「プロジェクトサポーター」として、ミス・アース・ジャパンの永田怜奈さんにご就任頂きましたので、お知らせいたします。
このほか、ウォータープロジェクトに関する環境省イベント等について、併せてお知らせいたします。

1.「ウォータープロジェクト」の本格始動について

健全な水循環(※1)の維持、回復などを目的として、平成26年7月に「水循環基本法」が施行され、国、地方自治体、事業者等がそれぞれの役割のもとに、健全な水循環の維持・回復のための取組みを積極的に推進することが求められています。

本プロジェクトは、健全な水循環の維持・回復について、①民間の主体的・自発的・積極的な活動、②官民連携に焦点を置き、広く国民の理解と関心を深めるとともに、具体的な取組の推進や取り組み相互の連携協力の機会をつくり、全国的な幅広い取組を推進することを目的とします。

具体的には、水循環の維持・回復に関わる様々な主体の参加を得て、共通のシンボルマークやポータルウェブサイト、事務局等が行う関連行事などの仕組みを、それぞれの主体の取り組みにおいて活用することにより、官民の多様な取組が一体的なものであることを示し、全国的な意識の醸成を図ります(※2)。

国や地方公共団体等では水循環の保全等に関する施策を総合的、一体的に推進するため、国や地方公共団体がウォータープロジェクトを統一的に活用し、国民への理解と啓発を促すほか、地域毎の水循環施策や名水地等の資源などを同プロジェクトのもとで周知・啓発することで全国的に一体感を創出します。

また、民間企業等においては、これまで取組んできた、あるいはこれから取り組む水循環の維持又は回復に関する活動等を、同プロジェクトを活用して引き続き実施、推進するほか、国民に向けた情報発信等を推進することで水循環に係る理解を深めるとともに、官民の一体感を創出するとともに、我が国の優れた水資源のブランド化や世界へ向けた発信等を図ります。 

(※1)健全な水循環とは、水循環が、人の活動及び環境保全に果たす水の機能が適切に保たれた状態をいいます。また、「水循環」とは、水が、蒸発、降下、流下または浸透により、海域等に至る過程で、地表水または地下水として河川の流域を中心に循環することをいいます。

(※2)プロジェクト及び共通シンボルマークは、特定の商品等の販売促進のための使用を意図するものではありません。

<対象主体>  民間企業、NPO等民間団体を中心に国・地方公共団体も連携して活動。

<対象活動>  健全な水循環の維持又は回復等を目的とした取組や啓発活動。

(主に下記①~⑥の活動等)

<活動例>  

  1. ①健全な水循環の保全を目的とした山林の植林・保全活動
  2. ②健全な水循環を目的とした河川や海洋環境の保全活動等の取組や事業等
  3. ③事業活動等における水資源の有効活用、節水排水等に向けた取組、商品・技術、サービス等の提供等
  4. ④水資源の保全や有効活用のために取組む活動
  5. ⑤健全な水循環の保全を目的とした国際的な取組に関する活動
  6. ⑥その他、健全な水循環の保全等に関する取組

<共通シンボルマーク>

Water Project 今こそ考えよう。みんなの水と未来。 8月1日は水の日です水が地球を支えていることを表し、人類共通の財産である水資源を守るため、水循環の健全性の重要性の理解とその維持・回復を推進するシンボルであり、メッセージと水の日を添えています。

 国、地方公共団体、民間企業、民間団体等、プロジェクトに参加する団体等が、その活動や啓発において自由に活用していきます。

<普及啓発活動のコンセプト>

環境省では、以下のようなコンセプトと「3つのアクション」をキーワードに、国民に向けて、水循環基本法の理念の理解や健全な水循環の理解を呼びかけています。(環境省独自の啓発)

◆3つのアクション※

○「みんなの水」について【知ろう!】

  水循環の仕組やそれに関わる様々な水資源の保全活動などについて、知ってみよう。

○「みんなの水」について【考えよう!】

 1年後、10年後、100年後の「みんなの水」について、何が必要か、何が出来るか、考えてみよう。

○少し意識を変えて大切に【使おう!】

  知って、考えて、それぞれが思う「みんなの水」を、昨日より少しだけ意識を変えて大切に使っていこう。

<Water Projectポータルサイト>

<URL> https://www.eeel.go.jp/water-project/

 国や地方公共団体、民間企業等が、健全な水循環の維持・回復に関する取り組み等の情報を広く国民へ発信するための総合ポータルサイトです。

<新たに参加頂いた団体・企業等について>

本格始動にあたって、下記法人及び法人団体等にご参加頂きました。今後、これら民間企業等と連携しながら、日本全国に向けて水環境の重要性等を啓発して参ります。

【新たにご参加頂いた団体・企業(企業名は五十音順)】

・CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)事務局

  • ・SMBC日興証券株式会社
  • ・エムケー精工株式会社
  • ・オルガノ株式会社
  • ・花王株式会社
  • ・鴨川シーワールド
  • ・キリン株式会社
  • ・株式会社クボタ
  • ・株式会社グランビスタホテル&リゾート
  • ・下水道広報プラットフォーム(GKP)
  • ・株式会社コーセー
  • ・株式会社資生堂
  • ・しながわ水族館
  • ・住友ゴム工業株式会社
  • ・積水ハウス株式会社
  • ・株式会社セブン&アイ・ホールディングス
  • ・ダイキン工業株式会社(ダイキンソリューションプラザフーハ東京)
  • ・株式会社東芝
  • ・東京都葛西臨海水族園
  • ・TOTO株式会社
  • ・日本電気株式会社
  • ・一般社団法人 日本エンパワーメントコンソーシアム(うるおい日本)
  • ・公益財団法人 日本環境協会
  • ・特定非営利活動法人 日本水フォーラム
  • ・ネスレ日本株式会社
  • ・パナソニック株式会社
  • ・メタウォーター株式会社
  • ・ライオン株式会社
  • ・株式会社横浜八景島(横浜・八景島シーパラダイス)

<参加申請について>

Water Projectポータルサイトhttps://www.eeel.go.jp/water-project/において、本日(12月10日)より「参加申請窓口」を設置いたしましたので、ウォータープロジェクトの目的等をご確認の上、ご承諾頂けます企業団体様の参加申請をお待ち申し上げております。

画面キャプチャー:Water Projectポータルサイト その1画面キャプチャー:Water Projectポータルサイト その2画面キャプチャー:Water Projectポータルサイト その3

<お問合せ先>

ウォータープロジェクト事務局

環境省 水・大気環境局 水環境課内「ウォータープロジェクト事務局」

直通:03-5521-8304

2.「エコプロダクツ2014」参加企業との連携について

12月11日(木)~13日(土)まで、東京ビッグサイトにおいて開催されます「エコプロダクツ2014」において、ウォータープロジェクト参加企業と連携を図ります。

以下の参加企業出展ブースにおいて、プロジェクトの啓発等にご協力頂き、水循環の維持又は回復の推進に向けた企業取組み等の情報発信を行って参ります。

エコプロダクツ2014 参加企業出展ブースイメージ

  • ○花王株式会社
  • ○株式会社セブン&アイ・ホールディングス
  • ○株式会社東芝
  • ○住友ゴム工業株式会社
  • ○TOTO株式会社
  • ○メタウォーター株式会社 &下水道広報プラットフォーム(GKP)
  • ○ライオン株式会社
  • ○公益財団法人日本環境協会

3.ウォータープロジェクト「プロジェクトサポーター」について

ウォータープロジェクトの本格始動にあたり、今後、様々な活動の場やウォータープロジェクト関連イベント等において、水の大切さ、水循環の重要性や仕組みなどを積極的に発信して頂く「プロジェクトサポーター」として、「ミス・アース・ジャパン」永田怜奈さんにご就任頂きました。

写真:永田怜奈

今、日本では蛇口をひねれば簡単にきれいな水が出てきます。

しかしその水は決して無限にあるものではありません。

プロジェクトサポーターとして、私たちの生活に欠かせない"水の大切さ"そして、これからの"水の使い方"についての情報を発信していきます。よろしくお願いいたします。

プロジェクトサポーター 永田 怜奈

4.大阪「とんぼりリバーウォーク」における「うるおい日本」とのコラボイベントについて

環境省では、ウォータープロジェクトの本格始動に伴い、12月21日(日)に、大阪「とんぼりリバーウォーク(大阪市中央区)」において、ウォータープロジェクトの啓発や水の大切さなどを周知するイベントを実施します。

イベントでは、ウォータープロジェクトPR大使に就任したミス・アース・ジャパンの永田怜奈さんに「知って・考えて・使おう」を、会場の皆様に呼び掛けて頂くとともに、会場のみなさまに「水」への感謝の気持ちをメッセージとして記載いただき、改めて「水」について考えていただきたいと考えております。さらに、ウォータープロジェクト参加企業等とも連携し、大阪市においての啓発促進を図って参ります。

写真:大阪「とんぼりリバーウォーク」における「うるおい日本」とのコラボイベント イメージ図

また、冬場の乾燥予防や手洗い・うがいなどを呼び掛ける「うるおい日本」とも連携して、会場のみなさまに「ウォーターブルーサンタ」から「うるおいセット」をプレゼントするほか、日本の大切な水資源でつくった「氷のビリケン像」も登場します。

○開催日時:2014年12月21日(日) 13:00~16:00

○開催会場:大阪とんぼりリバーウォーク(大阪市)

○共催:「うるおい日本」

○後援:大阪市

○取材申込:一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム(うるおい日本)

問合先:03-6450-5501(ウォータープロジェクトイベント係)


5.「子どもホタレンジャー」発表大会&表彰大会について

環境省において平成14年度から実施している、子どもたちの水環境の保全活動などを公募し、優れた取組みを表彰する「子どもホタレンジャー」が、ウォータープロジェクトのもとで大幅リニューアルを図ります。

今年の表彰は来年2月21日(土)に、葛西臨海水族園(東京都江戸川区)において開催し、書類選考された団体の発表をコンテスト形式で審査・表彰します。

写真「子どもホタレンジャー」ポスター

また、会場では、ホタルの名勝地を有する自治体から、「ホッチ(国分寺市)」や「ホタピー(福島県桑折町)」、「ほたるん(滋賀県米原市)」などのホタルキャラクターが会場で皆さんをお迎えするほか、子どもホタレンジャーPR大使に就任した「みちのく仙台ORI☆姫隊」(※)も自分たちの取組みを発表するほか、応援ライブで会場の子どもたちを応援します。

写真:ホタルキャラクター、子どもホタレンジャーPR大使「みちのく仙台ORI☆姫隊」

(※東日本大震災の復興支援を目的に結成・活動する仙台のアイドルグループ。

環境省とは平成25年度に東北地方のESD活動でも連携しており、様々な環境活動等を自ら実践し啓発するアイドルグループとして本事業においても実践やPRなどの連携を図っている。)

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課
直通:03-5521-8304
代表:03-3581-3351
課長:大村 卓(6610)
担当:田中 道雄(6622)