報道発表資料

平成12年1月13日 この記事を印刷

全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)平成11年度冬期観察の実施計画及び平成11年度夏期観察の結果について

1.全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)は、肉眼や双眼鏡等を 使った身近な方法による星空観察を通じ、参加者に光害など大気環境問題への関心 を高めてもらうことを目的に、昭和63年(1988年)から、環境庁と(財)日本環境 協会が都道府県・政令指定都市・中核市を通じ参加団体を募り実施している。

2.平成11年度冬期観察は、平成12年1月25日(火)から2月7日(月)まで を観察期間として実施する。 参加方法等の詳細に関する問い合わせは、各都道府県・政令指定都市・中核市の 大気保全担当部局まで。

3.また、平成11年度夏期観察の結果は以下のとおりであった。

(1)参加団体は全都道府県の545団体(過去最高)、参加人数は延べ10,323人
(2)平成11年度夏期観察において、夜空が星の観察に適していた場所の上位は、 秋田県東成瀬町、宮城県気仙沼市、鹿児島県川辺町、京都府宮津市など

1.平成11年度冬期観察の実施計画

(1)観察期間:

 平成12年1月25日(火)から2月7日(月)まで
  (この期間中に1日以上観察)

(2)観察方法:

[1]肉眼により、高度の異なる天の川の3部分(ペルセウス座付近、 ふたご座付近、いっかくじゅう座付近)を観察する。

[2]双眼鏡を用い、“すばる(プレアデス星団)”のラケットの中の 星を観察し、何等級の星まで見えたかを記録する。

[3]おうし座の1等星アルデバランを中心とする夜空をカラースライド 写真に撮影する。

(3)参加方法:

 都道府県・政令指定都市・中核市の大気保全担当部局(別表参照)へ 参加申込みを行い、「観察の手引き」に基づき観察を実施し、その結果 を大気保全担当部局まで報告する。

2.平成11年度夏期観察の結果

(1)観察期間:

  平成11年8月1日(日)から8月14日(土)まで
  (この期間中に1日以上観察)

(2)観察方法:

[1]肉眼により、高度の異なる天の川の3部分(白鳥座付近、たて座 付近、いて座付近)を観察する。

[2]双眼鏡を用い、こと座の1等星(ベガ)を含む3つの星の作る 三角形の中の星を観察し、何等級の星まで見えたかを記録する。

[3]こと座のベガを中心とする夜空をカラースライド写真に撮影する。 参加団体から報告された3項目の観察結果については、(財)日本 環境協会及び同協会に設けたスターウォッチング研究会(座長村山 定男:国立科学博物館名誉館員)が集計・解析を行った。

(3)参加団体・参加者数:

 全国で47都道府県の545団体(昨年度比46団体増)、 延べ10,323人(昨年度比1,439人増)が参加

(4)観察結果

[1]天の川の観察結果

 星空を観察する際、観察する部分の高度が低いほど、大気環境の影響を受けやすく なり、星が観察しにくくなると言われている。
  夏期観察では、天空(高度の高い位置)から順に、
「白鳥座付近」、「たて座付近」、「いて座付近」
の天の川の観察状況を調査している。
  平成11年度夏期における観察状況(天の川の見えた地点の割合)は、
「白鳥座付近」53.1%、「たて座付近」41.7%、「いて座付近」45.0%
であった。
  また、「白鳥座付近」の天の川を観察できた割合を、都市の規模別に見ると、
巨大都市(人口100万人以上)18.8%、
大都市(人口30万人以上100万人未満)19.4%、
中都市(人口10万人以上30万人未満)29.4%、
小都市(人口10万人未満)72.0%
であり、都市の規模により観察状況に大きな差が生じている。

[2]双眼鏡による観察結果

 参加者各人に双眼鏡を用い、こと座のベガを含む3つの星の作る三角形の中の 何等級の星まで見えるかを観察してもらい、その結果を基に、都市の規模別の平均 観察等級(観察できた星の等級の平均)を算出した。(表2・図1参照)


[3]カラースライド写真から求めた「夜空の明るさ」

 夜空の明るさは、撮影範囲・露出時間等を一定条件にして撮影したカラースライド 写真から、光の透過量を測定(測定機器:デンシトメーター)し、それから求めた夜空の明るさを星の等級に換算した値で求めており、星の等級と同様に数値が小さい ほど夜空が明るく、大きいほど夜空が暗い状態を示す。(表3・図2参照)


[参考]

3ホームページの紹介

 環境庁ホームページ(http://www.eic.or.jp/)報道発表資料の中で、 「全国星空継続観察」の実施結果及び実施予定に関する情報を掲載。平成11年12月 に実施した「グリーン・ライティング(環境にやさしい照明)・キャンペーン」や 「光害対策」に関する情報等についても併せて掲載。

4平成12年度の実施予定

 平成12年度全国星空継続観察は、以下の日程により実施する予定。

夏期観察期間:平成12年7月21日(金)〜8月3日(木)

冬期観察期間:平成13年1月14日(日)〜1月27日(土)

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局企画課大気生活環境室
室   長:藤田八暉(内線6540)
 室長補佐:臼木民夫(内線6541)
 担   当:宮内 徹(内線6546)
財団法人日本環境協会
 事業部長:宮川昌治
 担   当:竹澤ゆみ代
 電   話:03-3508-2651

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