報道発表資料
「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」では、愛知目標の達成に向け、生物多様性の理解や普及啓発、環境学習にも資するものとして、UNDB-J推薦「子供向け図書」(愛称:「生物多様性の本箱」~みんなが生きものとつながる100冊~)を選定しました。
これらの図書については、UNDB-Jのロゴマークをご使用いただけるとともに、UNDB-Jとしても、ブックフェアや読み聞かせ会等のイベントと連携するなど、積極的な広報活動を行っていきます。
また、地球環境パートナーシッププラザ(東京都渋谷区)や環境省生物多様性センター(山梨県富士吉田市)で本日(3月12日)より順次閲覧可能となります。ぜひたくさんの子供たちに、図書を手に取って生物多様性の大切さを感じていただけたらと思います。
1.概要
2010年10月に愛知県名古屋市で開催されたCOP10を契機に、生物多様性の認知度は大きく上昇していますが、生物多様性の理解が十分に進んでいるとは言えないため、さらなる普及啓発の取組の強化が必要です。
このため、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」(委員長:一般社団法人 日本経済団体連合会 米倉会長)では、生物多様性の理解や普及啓発、環境学習にも資するものとして、UNDB-J推薦「子供向け図書」(愛称:「生物多様性の本箱」~みんなが生きものとつながる100冊~)を選定しました。
- ※
- 「生物多様性の本箱」の詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
http://undb.jp/activity/books.html
2.選定について
選定に当たっては、客観性、中立性、公平性等を確保するとともに、子供向け図書等に関する知見やネットワークを活用するため、外部専門家として日本児童図書出版協会、一般財団法人 出版文化産業振興財団および公益社団法人 日本環境教育フォーラムにご協力をいただきました。
具体的には、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)推薦図書等選定基準」を基に、外部専門家やUNDB-J委員等からの推薦を踏まえ、生物多様性の理解や普及啓発、環境学習にも資する「子供向け図書」としてUNDB-Jが選定しました。
なお、生物多様性の理解等に資する子供向け図書については、様々なものが出版されており、この他にも多くの優れた作品があることは言うまでもありません。
選定のプロセス
外部専門家に推薦を依頼するほか、事務局においても情報収集を行い、
一覧表にとりまとめ
UNDB-J委員・幹事・運営部会構成員に
上記一覧表に対する確認と追加の推薦を依頼
UNDB-J運営部会において候補となる推薦図書等を決定
発行団体等への確認
UNDB-J幹事会において推薦図書等を内定
UNDB-J委員会において推薦図書等を決定
3.ロゴマークの使用
「生物多様性の本箱」の各作品については、下図のように補足表示を行うことによりUNDB-Jロゴマークをご使用いただくことができます。
この作品は 「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」 の推薦を受けています。 |
4.広報
UNDB-Jのウェブサイトや生物多様性マガジン「Iki・Tomo(イキトモ)」でご紹介するほか、ブックフェアや読み聞かせ会等のイベントと連携するなど、積極的な広報を行っていきます。
5.展示
- (1)
- 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)や環境省の生物多様性センターでは、「生物多様性の本箱」が本日(3月12日)より順次閲覧可能となります。
- ※
- 閲覧のみ可能です。貸出は行っていません。
- ※
- シリーズ作品など、全部を展示していない場合もあります。
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
TEL:03-3407-8107 http://www.geoc.jp/
開館時間:10:00~18:00(土曜日は17:00まで)
休館日:日曜日、月曜日、祝日、年末年始
GEOCは環境省と国際連合大学が共同で運営する環境パートナーシップ拠点
環境省自然環境局生物多様性センター
住所:山梨県富士吉田市上吉田剣丸尾5597-1
TEL:0555-72-6031 http://www.biodic.go.jp/
開館時間:9:00~17:00
休館日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始
- (2)
- ゴールデンウィークに上野恩賜公園で開催される「第14回 上野の森 親子フェスタ」で、「生物多様性の本箱」のブースを出展する予定です。
第14回 上野の森 親子フェスタ
日時:平成25年5月3日~5日 10:00~17:00
場所:上野恩賜公園
主催:子どもの読書推進会議、一般財団法人出版文化産業振興財団
問い合わせ先:一般財団法人出版文化産業振興財団(TEL:03-5211-7282)
- ※
- 「子どものためのチャリティ・ブック・フェスティバル」では、児童図書出版社65社程度が読者謝恩価格で販売。収益金は東日本大震災被災地への支援、読書推進団体への支援等に活用。
6.今後の取り組み
今後は、「大人向け図書」、「映像・音楽等」、「各種グッズ(ゲーム、文具、教材等)」等についても、順次、選定を検討していきます。
参考
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- 「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)について
2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
これを受け、「愛知目標」の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。
(ウェブサイト)http://undb.jp/
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表 : 03-3581-3351
直通 : 03-5521-8150
室長 : 牛場 雅己 (内 : 6660)
室長補佐 : 山内 洋志 (内 : 6662)
担当 : 山下奈津子 (内 : 6665)