報道発表資料
このほど第3回『グリーン購入大賞』の受賞団体が決定した。グリーン購入大賞とは、環境への負荷の少ない物品等を優先的に購入する「グリーン購入」について、優れた取組を行う団体を選んで表彰する制度で、グリーン購入ネットワークが主催し、環境庁が後援している。
4月12日に開いた最終審査会の結果、グリーン購入大賞に山形日本電気(株)と三重県の2団体、準大賞にセイコーエプソン(株)、最優秀賞に阿波町環境フォーラムが選ばれた。大賞には併せて環境庁長官賞が授与される。 また、優秀賞は、京都市、トラヤ商事(株)の2団体、優良賞は、鹿児島日本電気(株)、東洋インキ製造(株)の2団体。
なお、表彰式は、5月31日、砂防会館(東京都平河町)で開催される「グリーン購入フォーラム2000」〔別紙参照〕の中で行われる。
4月12日に開いた最終審査会の結果、グリーン購入大賞に山形日本電気(株)と三重県の2団体、準大賞にセイコーエプソン(株)、最優秀賞に阿波町環境フォーラムが選ばれた。大賞には併せて環境庁長官賞が授与される。 また、優秀賞は、京都市、トラヤ商事(株)の2団体、優良賞は、鹿児島日本電気(株)、東洋インキ製造(株)の2団体。
なお、表彰式は、5月31日、砂防会館(東京都平河町)で開催される「グリーン購入フォーラム2000」〔別紙参照〕の中で行われる。
1. | 受賞団体の取組概要 |
大賞に選ばれた山形日本電気(株)は、オフィスでのグリーン購入で第2回準大賞を受賞したが、その後、グリーン購入率を当初目標の約1年前倒しで達成、さらに生産用部材へのグリーン購入へと取組みを拡大。評価基準を明確にした後、材料納入メーカーのグリーン化に努めるなど、その継続的発展と社内のみならず地域への波及をもたらす取組みが大きな功績として認められ、今年は大賞受賞となった。 また、同じく大賞の三重県では、「環境配慮型商品・低公害車推奨リスト」を作成し、単価契約における100%グリーン購入を達成。また、庁内の行政WAN(不用物品リサイクルフォルダー)を活用し、備品などの所管換え、修繕などのリニューアルによる有効活用・長期使用の取組について高い評価を得た。今後、「みえ・グリーン購入ネットワーク(仮称)」の設立により県内の各市町村、企業、市民などにも普及させていくことを検討している。 準大賞のセイコーエプソン(株)では生産用部材のグリーン購入に対しては、グリーンベンダー認定制度を設け、優先的に取引を行っている。備品、消耗品、器具、車両など一般購入品に対しても独自の基準を品目ごとに作成しグリーン購入を進めている。国内外の関係会社などへのさらなる波及が十分期待され、今回準大賞が贈られることとなった。 徳島県阿波町の住民組織、阿波町環境フォーラムは、環境配慮型商品を扱う店の「グリーンマップ」を作成し、その後の取り扱い状況の調査や、「全町のトイレを古紙100%のトイレットペーパーで埋めつくそう」などの町をあげての創意溢れる活動を展開している。住民主導で商店や行政を動かした活動が高く評価され、最優秀賞受賞となった。 結果的に受賞団体の大半が東京以外に本拠地を置く企業・団体となった。グリーン購入の取組が全国的に根付きつつあることを示し、今後のますますの広がりが期待できるといえよう。 | |
2. | 選考の経緯 |
第3回目となる今年は1月から2月にかけて募集を行い、全国から規模の大小問わず多数の応募があった。その中から3月の第一次審査会で優秀賞6団体、優良賞2団体が選ばれ、さらに、今月12日に南青山会館(東京・青山)で行われた第二次審査の発表審査会により、優秀賞の中から大賞、準大賞、最優秀賞が決定した。 |
[1] | グリーン購入の取り組み内容(広さ・深さ・ユニークさ)・購入実績(特に、過去1~2年間における進展) |
[2] | 取組体制(購入実績の把握)、チェック体制がどの程度整っているか |
[3] | 啓発、教育活動を積極的に行っているか |
[4] | 他の団体(同業者や取り引き業者)への影響度 |
[5] | 地域や社会への影響度 |
※ | [1]~[5]のすべてに該当しなくても、特に優れている項目があれば評価対象とする。 |
山本良一氏 | (東京大学国際・産学共同研究センター教授-審査委員長) |
中原秀樹氏 | (武蔵工業大学環境情報学部教授-審査副委員長) |
伊藤治氏 | (東京ガス株式会社常任顧問(環境担当)) |
犬井正夫氏 | (滋賀県出納局長) |
郡嶌孝氏 | (同志社大学経済学部教授) |
緑川芳樹氏 | (グリーンコンシューマー研究会代表) |
山口耕二氏 | (日本電気株式会社主席技師長(環境担当)) |
櫻井正昭氏 | (グリーン購入ネットワーク事務局長) |
添付資料
- 連絡先
- 環境庁グリーン購入ネットワーク
担 当 :佐藤、水野、冨田
電 話 :(03)3406-5155
環境庁企画調整局企画調整課環境保全活動推進室
室 長 :松村隆 (6196)
室長補佐 :大熊一寛 (6268)
担 当 :浅井慎次 (6267)