報道発表資料
ナホトカ号から重油流出による被害鳥については、これまで関係府県において獣医師会等の協力を得て、治療してきたところであるが、広範囲な海域での海鳥の被害が生じていることから、広い範囲で被害を受けた鳥を保護収容し、救護するためには多くのボランティアの協力が必要となる。 さらに、海鳥の被害を科学的に評価するために標本の収容、種の識別、記録、死亡原因の特定を行うなどの基礎的なデータの収集を、関係NGOの協力を得て実施していくことが重要となっている。
このことに関し、今般、(財)日本野鳥の会、日本ウミスズメ研究会、Pacific Seabird Group日本海鳥保護委員会が呼びかけ人となって、その他関係団体からなる「油汚染海鳥被害委員会(Oiled Bird Information Committee:OBIC)」(事務局:(財)日本野鳥の会)が設立され、活動を行うこととなった。
なお、上記OBICの活動資金及び事故発生以来水鳥の救護活動を展開している野生動物救護獣医師協会の活動資金としてアムウェイ・ネーチャーセンターから「ナホトカ号重油汚染救済基金」を受けられることとなり、1月17日(金)に贈呈式が行われることとなった。
<参考>このことに関し、今般、(財)日本野鳥の会、日本ウミスズメ研究会、Pacific Seabird Group日本海鳥保護委員会が呼びかけ人となって、その他関係団体からなる「油汚染海鳥被害委員会(Oiled Bird Information Committee:OBIC)」(事務局:(財)日本野鳥の会)が設立され、活動を行うこととなった。
なお、上記OBICの活動資金及び事故発生以来水鳥の救護活動を展開している野生動物救護獣医師協会の活動資金としてアムウェイ・ネーチャーセンターから「ナホトカ号重油汚染救済基金」を受けられることとなり、1月17日(金)に贈呈式が行われることとなった。
1 ナホトカ号重油汚染救済基金
三国町災害対策本部 | 100万円 |
油汚染海鳥被害委員会 | 200万円 |
野生動物救護獣医師協会 | 200万円 |
計 | 500万円 |
2 アムウェイ・ネーチャーセンター
日本アムウェイ株式会社が設立した環境保護・保全活動のための社内組織。環境基金キャンペーン、自然観察会の実施、翻訳・出版事業等を実施している。
水鳥被害対応NGO、ボランティアの体制 ┌―――――――――――――――――――――――――――――┐ | OBIC構成メンバー:(財)日本野鳥の会、 (財)日本鳥類| | 保護連盟、(財)山階鳥類研究所、日本ウミスズメ類研究会 | | (財)世界自然保護基金日本委員会、PCG日本海鳥保護 | | 委員会、その他個人 | ├―――――――――――――――――――――――――――――┤ | 海岸パトロール(支援・協力) | | ↓ | | 被害鳥の収容、回収(支援・協力) | | | | ┌―┐ 依頼┌―┴――┐ ↓ 死体の場合 | |都| ┌―|OBIC| <各府県収容施設> -------→ 収 容 | |道| | └―┬――┘ | ↓ | |府| | | | 種の確認 | |県| | | | 生体の場合 ↓ | └┬┘ | | | 被害の記録 | 連| 調 | | | | 絡| 整 | | | | └ ┌―┴―┐ | | | |環境庁| ├―――――――――――――――――――――――――――――┤ ┌ └―┬―┘ | | | 連| 調 | | | <各府県収容施設> | 絡| 整 | | | | | ┌┴┐ | | └→ ↓ 死亡した場合 | |関| | ┌―┴―┐ 被害鳥の治療 -------→ 収 容 | |係| └―|WRV| | ↓ | |省| 依頼└―┬―┘ | 病理解剖 | |庁| | ↓ | └―┘ | リハビリ・放鳥 | | (必要に応じ他道県へ輸送) | └―――――――――――――――――――――――――――――┘OBIC:油汚染海鳥被害委員会(事務局(財)日本野鳥の会)
WRV:野生動物救護獣医師協会
- 連絡先
- 環境庁自然保護局野生生物課
課長 小 林 光(6460)
鳥獣保護業務室
室長 守口 典行(6470)
担当 吉井,水谷(6472)