報道発表資料
循環資源の国内活用を推進する国民運動「活かそう資源プロジェクト」について、昨日、同プロジェクトの公式ロゴの発表を行い、同運動への参加を広く事業者に呼びかけることとなりましたのでお知らせします。
なお、今後、様々な施策の展開を通じて、国民各階各層に対して、循環資源を国内で活用することの重要性を伝えつつ、そうした国産循環資源を活用した製品を積極的に選択しようとする社会的環境を醸成していくこととしており、具体的に、4つのアクションを国民に呼びかけていくこととしています。
1.活かそう資源プロジェクトのキックオフについて
廃棄物を国内で中間処理することにより産出される資源を「国産循環資源」と位置づけ、それら国産循環資源を積極的に製品に活用する企業や国産循環資源を積極的に供給する企業を消費者とつなぎ循環資源の国内活用を推進する国民運動「活かそう資源プロジェクト」について、昨日、同プロジェクトの公式ロゴの発表を行い、同運動への参加を広く事業者に呼びかけることとなりましたのでお知らせします。
なお、今後、様々な施策の展開を通じて、国民各階各層に対して、循環資源を国内で活用することの重要性、社会的意義を伝え、そうした国産循環資源を活用した製品を積極的に選択しようとする社会的環境を醸成していくこととしており、国民の皆様に対し、循環資源活用に向けた4つのアクションを呼びかけていくこととしています。
- 【国産循環資源の活用に向けた「私たちにできる4つのアクション」】
- [1]
- 詳しく知ろう!
- 日本には、再資源化できるゴミがたくさん眠っていることを知ろう。
- [2]
- しっかり選ぼう!
- 再資源化された素材を使った商品を賢く選ぼう
- [3]
- きちんと分けよう!
- 再資源化のことまで考えて、ひとりひとりが正しく分けて処理しよう。
- [4]
- みんなで応援しよう!
- 再資源化に積極的に取り組む企業や団体を応援しよう。
なお、活かそう資源プロジェクトの概要、ロゴマーク、公式WEBサイト、賛同企業・団体の登録、優良さんぱいナビゲーションシステムの概要等については、昨日(21日)、「国産循環資源の活用推進に向けたリーディングカンパニーによる大臣表敬」の際に配布させて頂いた別添の「活かそう資源プロジェクト」報道用資料をご覧下さい。
2.今後の施策展開について
- (1)
- 廃棄物から資源を産み出す側の効果的な情報発信
- 優良産廃処理業者認定制度により認定を受けた優良な産廃処理業者(以下「優良認定業者」)の情報を効果的に発信することを目的として、新たに、優良さんぱいナビゲーションシステム(さんぱいナビ)を構築し、3月27日より運用を開始します。
- [運用開始日] 運用開始日:2012年3月27日(火)
- [URL] http://navi.ikashigen.go.jp
- (2)
- コンソーシアムの設置運営
- これまで、廃棄物の排出事業者である動脈企業と廃棄物の処理業者である静脈企業により構成される研究会はほとんどありませんでしたが、廃棄物から資源を創出することを主たるテーマとして、排出事業者と産廃処理業者で構成されるコンソーシアムを設置運営し、未利用循環資源の利活用を促進していきます。
- <コンソーシアムの可能性:排出事業者と産廃処理業者の協業事例>
- 建設系混合廃棄物の中間処理業者と、同社の廃棄物の処理プラントの建設に携わった製鉄会社とが、互いのニーズとそれに応える技術に関する意見交換を重ね、製鉄所の転炉で使う粉塵を利用したフォーミング抑制剤を開発製造した。従来、不要物として埋め立て処分されていた粉塵を、お互いのニーズを意見交換し技術開発することで、低廉なコストでフォーミング抑制剤の代替製品の製造に成功したもの。
環境省では、こうした事例を増やし広く情報発信することが未利用循環資源の利活用促進につながると考えており、本プロジェクトにおいて、このような企業連携の場づくりを進めていく予定。 - (3)
- 資源を活かす取組の見える化
- 国産循環資源の活用を促進するためには、企業サイドからのアプローチだけでは不十分であり、消費者サイドに対して循環資源の有用性と社会的価値を分かりやすく伝え、消費選択に当たっての第三の選択として、そうした国産循環資源を取り入れた製品を積極的に購入しようとする意識の醸成と社会的環境づくりを行っていくことが必要であることから、地域や企業と連携して、資源を活かす取組の見える化を、イベントや店頭、WEB等で展開していく。
添付資料
- 連絡先
- 環境省廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5501-3156
課長 :廣木雅史(内6871)
審査専門官:林 俊宏(内6856)
係長 :泉 康彦(内6879)