報道発表資料
神栖市のモニタリング孔の冬季における地下水調査(本年1月下旬)において、ABトラック外の南西地域に設置してあるモニタリング孔(M22)から、最大0.002mg/リットル(ヒ素換算値)のジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されました。
これを受けて、2月下旬に再度確認調査を実施したところ、同孔から0.001mg/リットル(ヒ素換算値)のDPAAが検出されましたので、今後の対応と併せてお知らせいたします。
1 ジフェニルアルシン酸の調査結果等について
- (1)調査対象範囲
- 飲用自粛範囲を中心としたモニタリング孔
- (2)調査結果等
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- 採水日:平成24年1月30日~2月2日
- 採水箇所:150箇所
- 飲用自粛範囲外でのDPAA検出箇所:1箇所(M22)
冬季における地下水調査の結果、M22の深さ20mから0.001mg/リットル(ヒ素換算値)、深さ30mから0.002mg/リットル(ヒ素換算値)の微量のDPAAが検出された。この結果を受け、調査結果についての確認を行うため、再度M22について採水を行い、分析を実施したところ、同孔の深さ20m及び深さ30mから0.001mg/リットル(ヒ素換算値)のDPAAが検出された。
モニタリング孔 | M22 | |
採水日 | 冬季における地下水調査 (平成24年1月31日) |
確認調査 (平成24年2月23日) |
DPAA検出値 (ヒ素換算値) |
採水深さ10m:不検出※1 採水深さ20m:0.001mg/リットル 採水深さ30m:0.002mg/リットル |
採水深さ10m:不検出 採水深さ20m:0.001mg/リットル 採水深さ30m:0.001mg/リットル |
- ※1
- DPAA不検出:定量下限値未満のことをいう。
DPAA分析の定量下限値は0.001 mg/リットル(ヒ素換算値)である。
2 今後の対応について
「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について」(別紙)に基づき、以下の対応を講じる。
- (1)当面の対応
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- 飲用自粛範囲外のM22孔から南側に概ね200~600メートル圏内(別図参照)の全ての飲用井戸の調査
- 飲用自粛範囲外のM22孔から南側に概ね200~600メートル圏内(別図参照)の井戸水の飲用等の自粛指導
- 仮設給水所の設置
- (2)その後の対応
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- 上記(1)の飲用井戸の調査結果を基に、専門家の意見を踏まえて、井戸水が汚染されている可能性のある範囲を決定する。
- 上記(1)の飲用井戸の調査結果を基に、専門家の意見を踏まえて、当該地域周辺で新たなモニタリグ孔を設定し、継続的なモニタリングを実施する。
- 飲用自粛範囲を中心に定期的な地下水モニタリングを継続することにより、引き続き汚染状況を監視する。
添付資料
- [添付資料](別紙)茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について [PDF 40 KB]
- [添付資料](別図)神栖市ABトラック地区南西地域の飲用井戸の全数調査範囲・飲用自粛範囲 [PDF 1.3 MB]
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
代表 TEL 03(3581)3351
室長 戸田 英作(内線6340)
室長補佐 日置 潤一(内線6341)
専門官 岩崎 章 (内線6341)
茨城県
代表 TEL 029(301)1111
生活環境部環境対策課長 大部 好廣
〃 水環境室室長補佐 市村 雄一(内線2964)
保健福祉部生活衛生課長 鈴木 睦夫
主査 岩田 孝夫(内線3428)
〃 保健予防課長 入江 ふじこ
課長補佐(技術総括) 大高 恵美子(内線3231)
神栖市生活環境部環境課
代表 TEL 0299(90)1111
課長 井田 純一(内線540)
副参事 鈴木 徳一(内線546)