報道発表資料
環境省では、「チャレンジ25キャンペーン」の一環として、"「移動」を「エコ」に。"をテーマに、よりCO2排出量の少ない「移動」にチャレンジする「smart move(スマート・ムーブ)~地球にやさしい移動にチャレンジ!」キャンペーンを展開しています。
家庭部門のCO2排出量は1990年比で約35%増加しており、日々の生活での行動の見直しが欠かせません。特に、生活関連部門の約3割が"移動"に伴う排出であり、移動を見直すことは高い削減効果につながります。そこで、CO2排出の少ない移動にチャレンジし、エコなだけでなく、便利で快適に、しかも健康にもつながるライフスタイルを「smart move」と名づけ、賛同企業・団体と連携しながら、公共交通機関の利用や自転車活用、自動車の利用方法の工夫など、移動にまつわる様々なアクションへの参加を呼びかけています。
本キャンペーンの一層の推進にあたり、12月2日(金)~11日(日)に開催される「第42回東京モーターショー2011」において、ブース出展や特別ステージを通じて、「smart move」をわかりやすく伝え、企業・団体及び国民に広く参加を呼びかけて参ります。
12月7日(水)11:00~12:00に開催する特別ステージでは「モビリティの未来 と smart move」と題し、京都造形芸術大学の竹村真一教授をお招きし、フリーキャスターの根本美緒さんをナビゲーター役に、"smart move"キャンペーンの取組みをご紹介し、モビリティのビジョンと、そのような社会に暮らす私たちのライフスタイルの未来像について探ります。
1.「smart move」とは
「移動」に伴うCO2排出削減を目指し、CO2排出の少ない移動にチャレンジし、エコで、便利・快適に、しかも健康にもつながるライフスタイルを「smart move」と名づけ、広く呼びかけています。
賛同企業・団体と連携しながら、環境負荷の小さい公共交通機関の利用や自転車活用、自動車の利用方法の工夫など、5つの取組をテーマに、移動にまつわる様々なアクションを提案しているところです。
「smart move」が推進する5つの取組
○取組1:公共交通機関を利用しよう(電車、バス等の公共交通機関の利用)
- <具体事例>
- 毎日の通勤や通学、旅行やちょっとした外出も、電車やバスのなどの公共交通機関を積極的に利用しましょう。
- また、日本各地で拡がりつつある、ハイブリッドバスやLRT等の低炭素な公共交通、太陽光エネルギーなどの自然エネルギーを活用した最新型の車両を利用しましょう。
- <CO2削減効果の例>
- 自動車での移動を電車での移動に変更した場合の1回あたり往復5kmCO2排出削減量:725[g-CO2]
○取組2:自転車、徒歩を見直そう(自転車や徒歩での移動の推奨)
- <具体事例>
- CO2を全く出さない移動方法である、自転車や徒歩を見直しましょう。
- <CO2削減効果の例>
- 自動車での移動を徒歩や自転車での移動に変更した場合の1回(往復2km)あたりCO2排出削減量:328[g-CO2]
○取組3:地域や企業の移動におけるCO2排出削減の取組に参加しよう
(カーシェアリング、コミュニティサイクル等の利用促進)
- <具体事例>
- カーシェアリング、コミュニティサイクル、パーク&ライドなど、移動・交通における、地域の新しいCO2削減の取組に参加しましょう。
- <CO2削減効果の例>
- 自家用車をカーシェアにした場合の1人あたり年間CO2排出削減量:約1.9[t-CO2]
- 出典:エコモビリティ財団「カーシェアリングによる環境負荷低減効果及び普及方策検討報告書」より
○取組4:長距離移動を工夫しよう(エコ旅行やトレイン&レンタカー等の利用促進)
- <具体事例>
- エコな出張、トレイン&レンタカー、カーボンオフセットが可能な旅行商品を選ぶなど、帰省や家族旅行、出張など長距離の移動を工夫しましょう。
- <CO2削減効果の例>
- 帰省や家族旅行で、車での移動を電車での移動に変更した場合の1回(700km)あたりCO2排出削減量:101.5[kg-CO2]
取組5:自動車の利用を工夫しよう(エコドライブの推奨、エコカーへの乗り換え)
- <具体事例>
- エコドライブ(ふんわりアクセル)実践や大幅にCO2排出削減ができるエコカーへの乗り換え、エコ輸送の選択など、自動車の利用を工夫しましょう。
- <CO2削減効果の例>
- ふんわりアクセル実践による1人1日あたりCO2削減量:186.1[g-CO2]
事業概要
- (1)「smart move」賛同企業・団体、個人の賛同者を募集し、賛同企業・団体にはダウンロードツールとして共通のロゴや啓発ツールを提供します。それぞれの活動のなかで、「smart move」のメッセージや共通のロゴマークを掲出することで、取組への参加を広く訴求しています。
- (2) チャレンジ25キャンペーン」ホームページ内に「smart move」特設サイトを開設し、賛同企業・団体の活動を紹介するほか、様々なコンテンツを提供しています。
- URL http://www.challenge25.go.jp/smartmove/
2.「第42回東京モーターショー2011」での「smart move」ブース展示及びステージイベント
- 概 要:
- 12月2日(金)~11日(日)に開催される「第42回東京モーターショー2011」において、ブース出展や特別ステージを通じて、「smart move」をわかりやすく伝え、企業・団体及び国民に広く参加を呼びかけて参ります。
ブース展示
- 日 時:
- 平成23年12月2日(金)~11日(日)10:00~20:00 ※最終日は18:00まで
- 場 所:
- 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-21-1)
- 実施内容:
- (1)「スマートムーブ」で推進する5つの取組に関する展示
- (2)「スマートムーブ」クイズラリーの実施
特別ステージ
- 日 時:
- 平成23年12月7日(水)11:00~12:00
- 場 所:
- 東京モーターショー2011 西ホールアトリウムステージ
- 主 催:
- チャレンジ25キャンペーン
- 内 容:
- 「モビリティの未来 と smart move」と題し、京都造形芸術大学の竹村真一教授をお招きし、フリーキャスターの根本美緒さんをナビゲーター役に、"smart move"キャンペーンの取組みをご紹介するとともに、スマートムーブに取り組む企業の代表者らが出席し、モビリティのビジョンと、そのような社会に暮らす私たちのライフスタイルの未来像について探ります。
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課
国民生活対策室(代表:03-3581-3351)(直通:03-5521-8341)
室長(併任):室石 泰弘(内:6770)
担当:佐藤匡廣(内:6792)
:相澤和春(内:6793)
:杉原崇之(内:6794)