報道発表資料
第10回ASEAN+3環境大臣会合が10月19日(水)に、カンボジア・プノンペンにて開催され、我が国からは、鈴木正規環境省地球環境局長が出席しました。
会合では、日中韓3か国からASEANに対する協力につき報告が行われたほか、日中韓3カ国とASEANの間の環境協力の推進について議論が行われました。
1.開催日:
平成23年10月19日(水)
2.開催場所:
カンボジア・プノンペン(インターコンチネンタルホテル)
3.参加国等:
ASEAN諸国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)、日本、中国、韓国、ASEAN事務局。
議長は、モク・マレット・カンボジア環境大臣。
我が国からは、鈴木正規環境省地球環境局長が出席。
4.会議の概要
- (1)
- モク・マレット・カンボジア環境大臣の開会の挨拶に続き、日本、中国、韓国よりそれぞれ挨拶を行った。
- (2)
- 我が国からは、震災対応、生物多様性をはじめとする国内の取組、環境都市プログラム等のASEANとの環境協力、アジア3R推進フォーラムや東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)、二国間オフセット・クレジット・メカニズム等のアジアを中心とした環境協力を推進していることを紹介した。
- (3)
- ASEANと日中韓3カ国が参加する協力について、我が国が積極的に支援を行っている生物多様性の保全と持続可能な利用のための分類学とガバナンスの能力構築に関するプロジェクト等につき進捗の確認と今後の取組の方向性について議論が行われた。
また、新たなASEAN+3の協力に関する議論では、ブルネイからASEAN+3の青年会合の開催が提案されるとともに、我が国からアジア低炭素社会開発ネットワークの構築を提案し、引き続きASEAN+3各国が協力していくことで一致した。 - (4)
- 日本、中国、韓国各国とASEANとの協力のレビューを行った。
- ・
- 我が国からは、本年9月に行われた日ASEAN環境協力対話の結果を報告するとともに、日・ASEAN統合基金(JAIF)を活用した水需要管理ワークショップ開催とASEAN環境モデル都市プログラムについて、それぞれの実施担当国であるタイ及びインドネシアから報告が行われた。
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- 中国は、中ASEAN環境協力センターの開設、中ASEAN環境協力行動計画、及び中ASEANキャパシティービルディング協力について報告を行った。
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- 韓国は、東南アジア熱帯地域における森林回復プロジェクト、韓アジア・グリーンビジネスパートナーシップ、韓ASEAN・気候変動適応パートナーシップ、及び韓ASEAN天然ガス車両フォーラムについて報告を行った。
- (5)
- ASEAN各国からは、日中韓3カ国の協力に感謝の意が示されるとともに、今後も3カ国の協力を期待する旨の発言があった。
- (6)
- 次回のASEAN+3環境大臣会合は、2012年タイにおいて開催することを確認して閉会した。
- (7)
- なお、今次会合にあわせ、来年6月に開催される予定のRio+20について、各国間の意見交換会が国連環境計画(UNEP)の主催で開催された。
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8248)
室長:新田 晃(内:6765)
室長補佐:長谷川 敬洋(内:6761)
担当:溝口 恵子(内:6764)
野口 淳一郎(内:6767)