報道発表資料

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2011年10月11日
  • 再生循環

アジア3R推進フォーラム第3回会合の結果について(お知らせ)

 環境省は、シンガポール環境水資源省・国家環境庁、国際連合地域開発センター(UNCRD)とともに、平成23年10月5日~7日に、シンガポールにおいて、アジア3R推進フォーラム第3回会合を開催しました。
 今回会合は「3R促進に向けた技術移転~適正な技術の適応、実施、拡大~」をテーマに開催され、アジア諸国・太平洋島嶼国23カ国の政府、国際機関、援助機関、民間セクター、研究機関、NGO等の幅広い関係者約150名が参加しました。
 環境省からは、高山環境大臣政務官他が出席しました。会議の成果文書として、議長サマリー及びその付属文書として「シンガポールフォーラム提言」が取りまとめられました。

1.背景

 我が国の提唱(※1)により、アジア各国において3Rの推進による循環型社会の構築に向けて、アジア各国政府、国際機関、援助機関、民間セクター、研究機関、NGO等を含む幅広い関係者の協力の基盤となるものとして「アジア3R推進フォーラム」が、平成21年11月に東京で開催した設立会合において設立されました。
 環境省は本フォーラムの会合を国連地域開発センター(UNCRD)、開催国政府機関とともに主催してきており、今回、第3回会合をシンガポールで開催しました。

(※1)
2008年10月の東アジア首脳会議(EAS)環境大臣会合において我が国から「アジア3R推進フォーラム」の設立を提唱し各国の支持を得ました。

2.会合の概要

(1)開催日程

平成23年10月5日(水)~7日(金)

(2)開催場所

シンガポール
Sheraton Towers Singapore(住所:39 Scotts Road, Singapore 228230, Singapore )

(3)主催

日本国環境省、シンガポール環境水資源省・国家環境庁、国際連合地域開発センター(UNCRD)

(4)参加者

アジア諸国・太平洋島嶼国(23カ国)
ASEAN10カ国、日本、中国、韓国、インド、バングラデシュ、モンゴル、東ティモール、フィジー、キリバス、ソロモン諸島、サモア、パラオ、モルディブ

国際機関及び援助機関
アジア開発銀行(ADB)、アジア工科大学/UNEP アジア太平洋地域資源センター(AIT-UNEP RRC AP)、アジア生産性機構(APO)、ドイツ国際協力公社(GIZ)、国際労働機関(ILO)、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、独立行政法人国際協力機構(JICA)、国連地域開発センター(UNCRD)、国連工業開発機関(UNIDO)、バーゼル条約事務局、国際廃棄物協会(ISWA)ほか

 その他、NGO、民間企業の代表、専門家等の幅広い関係者約150名が参加。
 環境省からは、高山環境大臣政務官他が参加しました。

3.結果概要

(1)アジア3R推進フォーラム第3回会合結果

 「3R促進に向けた技術移転~適正な技術の適応、実施、拡大~」をテーマとし、3Rに関する優良事例及び利用可能な技術、3R技術の移転促進のための政策的・制度的枠組み、3R技術の移転を促進する市場における需要と民間セクターの役割、3R技術の移転促進のための国際協力、リオ+20へのメッセージ等について議論が行われました。
 その結果、シンガポール国家環境庁のアンドリュー・タン長官の全体議長のもとで、議長サマリー及びその付属文書として「シンガポールフォーラム提言」が取りまとめられました(これら文書の概要は別添参照。なお、これらの文書の最終確定版は、後日、UNCRDのHPに掲載予定)。これらの文書はリオ+20に対する地域のインプットとして提出される予定です。
 また、ベトナム天然資源環境省の代表より、本フォーラムの次回会合をハノイで開催したいとの表明がなされ、参加者の賛同を得ました。

(2)二国間会合等

 高山環境大臣政務官は、シンガポールのビビアン・バラクリシュナン環境水資源大臣及びアンドリュー・タン国家環境庁長官、モンゴルのバトソーリ・ナンツァグ自然環境観光省次官と、3R・廃棄物処理における課題、水銀対策等について意見交換を行いました。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通:03-5521-8336
代表:03-3581-3351
室長:中尾 豊(内線 6898)
室長補佐:木村 正伸(内線 6814)
係長:築地 淳(内線 6819)
担当:大嶋 恭子(内線 6819)

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