報道発表資料
一方通行的な情報提供ではなく、歌唱参加、詩作参加を通じて、同基本法の理念や目指すべき社会像に対する理解を深め、循環型社会形成の意義を認識してもらうことを狙いとしている。
特に、詩作部門への応募作品については、優秀な作品を環境大臣賞(予定)として表彰し、専門家による作曲を行う。
1.趣旨
本年6月、喫緊の廃棄物・リサイクル問題に対処する基本的な枠組み法として循環型社会形成推進基本法が制定された。同法は、国、地方公共団体、事業者、国民それぞれの適切な役割分担と、自発的積極的な循環型社会形成のための取組を基本的な原則として掲げたところである。
一般に法律の規定は、消費者の生活の場において認識されることが少なく、またその規定ぶりも、いわゆる法令用語によるため、理解が困難な場合が多いと考えられる。
しかしながら、循環型社会の形成には、国、地方公共団体、事業者、国民それぞれが日常生活等の場において、この問題を理解し、積極的に取り組んでいく必要がある。
このため、行政として行うべき普及啓発策の第一歩は、法律の内容を一般レベルで親しみやすく、また理解しやすいものとしていくことであると考える。
そこで、今回、同法を解説するミュージカルを作成し、参加型の普及啓発策を実施することにより、国民の積極的な取組を促すこととする。
2.施策の内容
1.歌唱への直接的な参加や2.法律の趣旨を内容とする詩作募集への応募といった、ミュージカルの手法を用いた循環基本法の解説に係る参加型普及啓発施策を実施することにより、循環型社会形成のための理解と行動を促すとともに、当該ミュージカルを一般に公開することにより、国民一人一人の取組を促す。なお、上演後にアンケート調査を行うことで、その理解のしやすさ・しにくさ、改善すべき点等を把握し、今後、より啓発効果が高く、具体的な取組に結びつけられる普及・啓発施策を講ずるための基礎的資料とする。
1) | 歌唱参加部門 | |||
・ | ミュージカルにおいて、実際に歌唱に参加する人(20数名程度)を募集します。応募者多数の場合は、経験等を考慮し選ぶものとします。 なお、応募資格は次のとおりです。 | |||
・ | 小学校中学年(3~4年)以上であること | |||
・ | 2人以上のグループで応募すること | |||
・ | 公演前(2月)の土日を中心とした3回程度の練習(都内、昼間~夕方、3~4時間程度)に参加できること(交通費等の支給はありません)。 | |||
・ | 参加希望者の氏名、年令、合唱経験の有無(クラブ所属等)及び連絡先(代表者のもののみでも可)を記入の上、日本環境協会まで必ず往復葉書で申し込み下さい(結果の連絡に使用します)。 | |||
2) | 詩作参加部門 | |||
・ | ミュージカルにおいて使用される詩(1~2編)を募集します。 | |||
・ | 応募作品の内容は、廃棄物やリサイクルの問題を取り扱ったものとし、未発表のものに限ります。 | |||
・ | 循環基本法の概要等については、環境庁ホームページ(http://www.eic.or.jp/eanet/)などを御参照下さい。 | |||
・ | 優秀な作品については、環境大臣賞(予定)等が付与されます。 | |||
・ | 応募作品の著作権については、主催者に属するものとし、場合によって作品の一部に変更を加える可能性があります。 | |||
・ | 応募資格の制限は、特にありません。 |
なお、当選者、当選作品の作者については、環境庁ホームページにより結果を公表するとともに、当選者に直接連絡をします。
その他詳しくは、(財)日本環境協会にお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先 | (財)日本環境協会 | |
住所: | 〒105-0003 東京都港区西新橋1丁目7番2号虎の門高木ビル7階 | |
電話: | 03-3508-2651(代表) |
3.ミュージカルの概要
スーパーでの買い物、電気製品の買換え、ごみ出しなど、日常生活の一こまを題材として、廃棄物の発生の抑制、再使用や再生利用、そして廃棄物の適正な処分といった循環基本法の理念をわかりやすく示したものです。
4.今後のスケジュール(予定)
募集開始 11月27日(月) | ||
1歌唱参加部門 | 応募締め切り | 12月31日必着 |
結果発表 | 1月中旬 | |
練習開始 | 2月下旬 | |
公演 | 3月20日 新宿・朝日生命ホール(予定) | |
2詩作参加部門 | 応募締め切り | 12月20日必着 |
選定 | 12月下旬 | |
曲付け | 1月下旬 |
添付資料
- 連絡先
- 環境庁水質保全局企画課
室 長 : 伊藤 哲夫(6620)
補 佐 : 川上 毅 (6626)
担 当 : 星野 哲也(6627)