「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応－EXTEND2010－（案）」に対する意見の募集について（お知らせ）

１．背景

　化学物質の内分泌かく乱作用に関する問題については、平成8年に海外の著書「奪われし未来」において指摘されたことをきっかけとして、化学物質による野生生物や人の生殖機能等への影響が疑われる多くの事例が取り上げられました。
　しかし、社会的関心が高いにも関わらず、科学的には未解明な点も多いため、環境省（平成10年当時は環境庁）では、平成10年に「環境ホルモン戦略計画SPEED'98」を策定して調査研究に取り組み、平成17年からはこれを改定した対応方針である「ExTEND 2005」に基づいて、各種の取り組みを実施してきました。
　一方、近年、米国やEUにおいて化学物質の内分泌かく乱作用の評価を順次進める計画が動き出し、OECD（経済協力開発機構）でも加盟国の協力の下で内分泌かく乱化学物質の評価に関する検討が本格的に進められようとしています。
　このような状況の中で、環境省では昨年11月より、「化学物質の内分泌かく乱作用に関する検討会」等において、ExTEND2005におけるこれまでの取組状況をレビューするとともに、今後の進め方の方針の検討及び重点的に実施すべき課題の抽出を進めてきました。
　これらの検討を踏まえ、環境省では、今般、「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応 － EXTEND*2010 －（案）」を取りまとめました。
　（*　EXTEND: Extended Tasks on Endocrine Disruptionの略）
　EXTEND 2010(案)では、これまでの取組み及び諸外国の動向をまとめた上で、環境省の今後5年間の対応の方向性を示しています。
　つきましては、本案について、広く国民の皆様からの御意見を伺うため、パブリックコメントを実施いたします。

２．意見募集の対象

　「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応－EXTEND2010－（案）」（別添）

３．参考資料（今回の意見募集の対象ではありません。）

　付属資料（参考）

４．募集要領

（１）

意見募集期間
平成22年５月20日（木）から６月15日（火）まで
（※郵送の場合は同日必着）

（２）

意見提出方法
　意見提出用紙の様式に従い、郵送、ＦＡＸ又はＥ－ｍａｉｌのいずれかの方法で、以下の提出先まで御提出ください。件名に必ず「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応－EXTEND2010－（案）に対する意見」と記載してください。郵送、ＦＡＸの場合は、Ａ４版の用紙で提出してください。
　なお、電話及び匿名での意見提出はお受けしかねますので、予め御了承ください。

【意見提出先】
　環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
　　〒100-8975　東京都千代田区霞が関1-2-2
　　FAX：03-3580-3596
　　E-mail：ehs@env.go.jp

【注意事項】
　御意見は日本語で提出してください。
　御提出いただいた御意見に対しての個別の回答はいたしかねますので、その旨御了承ください。
　御意見については、氏名、住所、電話番号等個人情報に関する事項を除き、全て公開される可能性があることを、予め御承知おきください。
　御意見中に個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び個人・法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただきます。
　御意見に附記された個人情報につきましては、適正に管理し、御意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認といった、本案に対する意見公募に関する業務にのみ利用させていただきます。

（３）

記入要領
　以下の様式により、氏名、連絡先、御意見等を御記入ください（郵送又はFAXの場合、A4版で御記入ください）。

５．資料の入手方法

○

インターネットによる閲覧

電子政府の総合窓口

（http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public）

環境省ホームページ

（https://www.env.go.jp/info/iken/）

○

環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課で配布

場所：

東京都千代田区霞が関1-2-2　中央合同庁舎第５号館25階

※

入館の手続が必要であるため、事前にお電話での御連絡をお願いします（連絡先　03-5521-8261）。

○

郵送による送付 　郵送による送付を希望される方は、200円切手及び宛名用ラベル（郵便番号、住所、氏名を必ず明記。）を同封の上、上記「４．（２）【意見提出先】」の宛先まで送付してください。

添付資料

• 別添資料 [PDF 1.3 MB]
• 参考資料 [PDF 2.3 MB]