報道発表資料

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2000年11月01日

「トキの野生復帰をめざして」~共生と循環の地域社会づくりシンポジウム~の開催について

本年度よりスタートした「共生と循環の地域社会づくりモデル事業(佐渡地域)」の一環として、11月18日(土)~19日(日)、環境庁の主催により、新潟県両津市にて「トキの野生復帰をめざして」~共生と循環の地域社会づくりシンポジウム~を開催する。シンポジウムでは、トキの野生復帰にむけた地域社会づくりについて、関係行政機関や地域住民をはじめとする関係者の間で活発な意見交換が行われる予定である。
1.背景及び目的
 中国から贈呈されたトキ「友友(ヨウヨウ)」、「洋洋(ヤンヤン)」の間に、昨年、日本で初めて人工飼育下で「優優」が誕生した。今年も「新新」、「愛愛」が誕生し、順調に生育している。環境庁では、今後も引き続き人工繁殖を進めることとしているが、将来、個体数が順調に増加した場合には、野生トキの最後の生育地である佐渡において人工飼育個体の野生復帰に取り組みたいと考えている。
 このため当庁では、今年度より3カ年の予定で「共生と循環の地域社会づくりモデル事業(佐渡地域)」に着手したところである。この事業は、トキを佐渡において野生復帰させるため、自然環境や社会環境の整備について関係行政機関、団体、専門家、地域住民等の各主体が取り組むべき課題とそのための手法を明らかにし、トキと共存しうる地域社会を構築することを目的としている。
 本来トキは人里に住む鳥類であり、トキを野生復帰させるためには、地域住民の方々の理解が不可欠である。本シンポジウムは、他地域での類似の取り組みの紹介や、関係行政機関や地域住民をはじめとする関係者間の意見交換を目的として開催するものである。

2.主催:環境庁
後援:農林水産省、新潟県、佐渡市町村会、両津市、新穂村(以上、予定)

3.シンポジウムの概要
(1)日時平成12年11月18日(土)~11月19日(日)
(2)会場佐渡島開発総合センター[両津港より、徒歩約10分]
(住所:新潟県両津市大字湊198 電話 0259-27-2111)
(3)プログラム別紙のとおり

4.参加要領
11月18日(土)のシンポジウムについては事前申し込みの必要はなく、参加は自由。
11月19日(日)の散策会については、事前の申し込みが必要(定員60名)。
(申し込み先:里地ネットワーク TEL:03-3500-3559 FAX:03-3500-3841)

添付資料

連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課 長 : 森 康二郎(6460)
 担 当 : 鳥居 敏男(6462)
      :柳川 智巳(6465)