報道発表資料

この記事を印刷
2009年05月18日
  • 自然環境

(お知らせ)「グリーンウェイブ2009」の実施等について

 毎年5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日(※1)」です。
 生物多様性条約事務局と環境省は、「国際生物多様性の日」の午前10時に、青少年の手で植樹等を行う「グリーンウェイブ(※2)」への参加を、広く呼びかけています。
 環境省では、この運動の一環として、国際生物多様性の日である5月22日(金)に、新宿御苑において、アフメド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長などを招いて、新宿区立花園小学校児童によるグリーンウェイブ植樹行事を行います。
 なお、現段階では、全国9都道府県において、51 の学校等が植樹等の行事を予定しています。

1.「グリーンウェイブ2009」について
 環境省では、本日5月18日より6月14日までの期間、グリーンウェイブの主唱者である生物多様性条約事務局とともに、国連の定める国際生物多様性の日を中心として、青少年などが全国各地で植樹や植樹した樹木への水やりを行うことを呼びかけます。このような取組を通じ、生物多様性に関する認識を促し、生物多様性の保全と持続可能な利用とする取組を促進するとともに、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の日本開催に対する機運を高めることをねらいとしています。
(1)名称
「グリーンウェイブ2009」
(2)実施期間
平成21年5月18日(月)から6月14日(日)まで
(3)主唱
生物多様性条約事務局、環境省
(4)後援
国連大学高等研究所
(5)参加団体
小中学校、NGO等
(6)協力(五十音順)
財団法人オイスカ/OISCA International
財団法人川口緑化センター
財団法人国民公園協会
新宿御苑森の会
積水ハウス株式会社
日本学校農業クラブ連盟
(7)実施内容
 青少年などを中心に、植樹、植樹した樹木への水やり等を実施するとともに、本活動の趣旨の普及を図るため、生物多様性のコミュニケーションワード(「地球のいのち、つないでいこう」)を活用します。また、あわせて国際生物多様性年(2010年)、COP10に関する広報を重点的に実施します。
 なお、実施内容の詳細等については、参考1「「グリーンウェイブ2009」実施要綱」を御参照ください。
2.新宿御苑のグリーンウェイブ植樹行事について
(1)開催日時
平成21 年5月22 日(金)午前9:00~午前10:00 (小雨決行)
(2)開催場所
新宿御苑 母と子の森
(〒160-0014 東京都新宿区内藤町11 番地)
(3)出席者(予定)
アフメド・ジョグラフ 生物多様性条約事務局長
ジェフリー・マクニーリー 国際自然保護連合 主席研究員
貞廣恵沙(さだひろあやさ) ミス日本ネイチャー
新宿区立花園小学校 児童 約30 名
(4)主なプログラム(予定)
・ジョグラフ事務局長御挨拶
・花園小学校児童による植樹(クヌギ・コナラの苗木10 本)
・植樹した樹木への水やり(午前10 時)
(5)取材について
取材を希望される方は、事前に下記担当までお知らせください。
3.国内におけるその他のグリーンウェイブ活動について
 環境省主催の植樹行事の他にも、日本全国でグリーンウェイブ活動が、5月22日を中心に実施される予定です。(実施団体については参考5を御参照ください)
 なお、環境省では、国内におけるグリーンウェイブ活動について情報を収集しています。グリーンウェイブに関する活動の予定や、既に実施されている活動についての情報を、下記担当までお知らせください。
〔御連絡先〕
環境省生物多様性地球戦略企画室 (担当:齋藤、吉原)
住所 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
電話 03-3581-3351(代表) 内線6979、6825
ファックス 03-3591-3228
【※1】国際生物多様性の日について
 この国際生物多様性の日は、生物多様性問題に関する普及と啓発を目的に国連が定めた国際デーです。1993年の本国際デー制定当初は生物多様性条約の発効日である12月29日でしたが、2000 年の国連総会において現在の5月22日に変更されました。この日は、1992年の同日に生物多様性条約の本文が生物多様性条約交渉会議において採択されたことに由来しています。
 なお、生物多様性の日には毎年テーマが定められており、本年のテーマは「生物多様性と侵略的外来生物」です。
○生物多様性条約ホームページ 国際生物多様性の日について
 http://www.cbd.int/ibd/
<過去7年間のテーマ>
2002 年 森林における生物多様性
2003 年 生物多様性と貧困削減-持続可能な開発への挑戦
2004 年 生物多様性:すべての人のための食料、水、健康
2005 年 生物多様性:変化する世界での「生命保険」
2006 年 乾燥地帯における生物多様性の保護
2007 年 生物多様性と気候変動
2008 年 生物多様性と農業
【※2】グリーンウェイブについて
 国連の生物多様性条約事務局が、国際生物多様性の日の午前10時に、世界各地の青少年の手で、それぞれの学校の敷地などに植樹を行おう、と呼びかけているものです。世界各地において、現地時間の5月22日の午前10時に植樹することにより、この行動が地球上を東から西へ波のように広がっていく様子を、「緑の波(グリーンウェイブ)」と表現しています。
 生徒たちが、植える樹種や場所・方法などを自ら考えていく過程で、彼らに生物多様性やその保全の必要性などについて学んでもらおうというのがこの活動の趣旨です。
 なお、この日に世界各地で行われた行事は、その日のうちにグリーンウェイブのウェブページで見ることができるようになり、世界各地の参加者と経験を共有することができるようになっています。
○生物多様性条約ホームページ グリーンウェイブについて
http://greenwave.cbd.int/en/about-greenwave
google_map_image

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
直通:03-5521-8275
代表:03-3581-3351
室長:徳丸 久衛(内線 6480)
室長補佐:鈴木 渉(内線 6838)
環境省新宿御苑管理事務所
直通:03-3350-0151
所長:築島 明
主査:堀口 和彦

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。