報道発表資料

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2022年05月27日
  • 自然環境

自然共生サイト(仮称)の仕組みの試行について

環境省は、来年度から、自然共生サイト(仮称)の正式な認定を開始する予定です。

それに先立って、今年度は、自然共生サイト(仮称)の審査プロセスの試行・検証その他課題検討のための事業を行います。

その試行・検証に当たり、「30by30アライアンス」参加者のうち、別添の企業等から、情報提供等の御協力をいただきます。

「自然共生サイト(仮称)」の仕組みの試行について

 

 環境省は、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト(仮称)」として認定する仕組みを検討しており、来年度(令和5年度)から正式に認定を開始する予定です。

 令和3年度までに、認定基準(案)や認定プロセスなど、認定の仕組みについて検討を進めてきたことを踏まえ、環境省では、今年度(令和4年度)、審査プロセスの試行・検証その他課題検討のための事業を実施します。来年度(令和5年度)からの正式認定を遅滞なく開始するためにも、今年度早々に審査プロセスの試行・検証を始めることが重要であり、将来的に認定を目指す「生物多様性のための30by30アライアンス」参加者に協力を願ったところ、別添の企業等から、管理するサイト情報を検討事例として提供いただく旨表明いただきました。

 審査プロセスの試行・検証は、前期、後期の2回に分けて行う予定です。前期は、今回協力表明いただいた23サイトを事例に、申請書の記載、事務局の予備審査、有識者による審査委員会の開催といった正式運用を意識した審査プロセスを試行・検証する予定です。

 環境省は、後期に向けて、今後も「生物多様性のための30by30アライアンス」参加者の協力をいただきながら、仕組みを試行・検証し検討を進めて参ります。

  前期試行期間:5月~8月(予定)

  後期試行期間:9月~12月(予定)

 その他、申請区域や管理者の考え方など認定に向けた課題の整理・分析や、認定基準を満たすための改善策を有識者の助言も踏まえながら行う予定です。当該事業の結果は、申請ガイドラインとしてまとめ、当該ガイドラインを参照することで、企業や地域等からの申請をしやすくすることを目的とします。

 環境省は、令和4年度に開催するOECM検討会で、これらの事業の実施状況の概要を説明するとともに、認定する仕組みの検討に役立てていきます。

 令和4年度OECM検討会の開催予定:令和4年8月、12月、令和5年3月(現時点での予定のため、変更の可能性があります。それぞれ日時が確定し次第、開催案内する予定です。)

 

連絡先

環境省自然環境局自然環境計画課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8274
課長
堀上  勝  (内線 6430)
調整官
羽井佐幸宏  (内線 6435)
課長補佐
小林  誠  (内線 7418)
係長
橋口 峻也  (内線 6439)

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