報道発表資料

この記事を印刷
2022年03月25日
  • 大気環境

ダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)について

我が国のダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)について、令和2年(2020年)の結果を取りまとめたのでお知らせいたします(詳細は添付資料1参照)。

令和2年の排出量は、98~100g-TEQ/年となっており、令和元年(2019年)の排出量(103~105g-TEQ/年)に比べ減少しています。

ダイオキシン類対策特別措置法第33条第1項に基づき定められた「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」(平成24年環境省告示第115号)において、ダイオキシン類削減目標量(大気への排出のうち火葬場、たばこの煙、自動車排出ガスを除く。)は、当面の間、176g-TEQ/年とされています。令和2年の削減目標量に対する排出量は96g-TEQ/年で、この目標量を下回っております。

                                      

1.排出インベントリーについて

ダイオキシン類対策特別措置法第33条第1項の規定に基づき定められた削減計画において、国はダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)を作成し、公表することとされています。同法に基づくダイオキシン類(PCDD、PCDF、コプラナーPCB)を対象に、令和2年の排出量について取りまとめました。

2.対象発生源

環境への排出が現に認められているものであって、排出量の推計が可能なものを対象発生源としました。

3.排出量の推計結果

  ダイオキシン類の排出インベントリーとして取りまとめた結果の概要は、添付資料2別表1及び添付資料3図1のとおりです。年々排出総量は減少していましたが、令和2年の排出量は98~100g-TEQ/年となっており、令和元年の排出量(103~105g-TEQ/年)に比べて減少しています。

排出量に幅があるのは、2種類の推計方法で推計している発生源があることによります(排出原単位として、算術平均と幾何平均の2種類で計算しているため)。

4.削減目標の達成評価

  ダイオキシン類対策特別措置法に基づく削減計画において、ダイオキシン類削減目標量(大気への排出のうち火葬場、たばこの煙、自動車排出ガスを除く。)は、当面の間、176g-TEQ/年とされています。令和2年の削減目標量に対する排出量(96g-TEQ/年)は、当該目標量を大きく下回っております。

(参考)

TEQ(毒性等量)とは:

毒性が明らかになっている29種類のダイオキシン類について、最も毒性が強い2,3,7,8-TCDDの毒性を1として換算し、足し合わせた値。

添付資料1 ダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)(本文):PDF438KB

添付資料2  ダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)(概要):PDF102KB

添付資料3 ダイオキシン類の排出総量の推移:PDF92KB

連絡先

環境省水・大気環境局総務課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8291
  • 課長飯田 博文(内線 5432)
  • 課長補佐山崎 寿之(内線 5467)
  • 課長補佐吉田 勝利(内線 5466)

関連情報

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。