報道発表資料

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2022年02月24日
  • 地球環境

令和4年度革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業(テーマ:「AI等を用いた感染症対策等に資するスマート空調・換気分野等の実装促進事業」等)の一次公募開始について

 この度、令和4年度「革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業」(テーマ:「AI等を用いた感染症対策等に資するスマート空調・換気分野等の実装促進事業」等)新規課題の一次公募を開始することとなりましたので、お知らせします。

1.予算事業全体の概要

 環境省は、「ポスト/With コロナ」社会に機動的に対応するため、様々なユースケースの展開に向けて、我が国の革新的技術に基づく技術実証等に取組、安全・安心な衛生環境創出等の新しいライフスタイルに資するCO2削減技術等の検証・実装加速化を行います。さらに、デジタル技術を活用したグリーンソリューションの創発支援等の補助事業を同時に組み合わせ、新しいライフスタイルのグリーン化を目指します。

 上記の実現のため、民間の自主的な取組だけでは十分に進まない技術の開発・実証について、民間企業、公的研究機関、大学等からの提案を募集します。

2.公募実施期間

 令和4年2月22日(火) ~ 同年3月14日(月)17:00

3.対象等

 対象 : 民間企業、大学等

 内容 : 補助(補助率1/2)

4.対象枠及び分野

 (1)「ポストコロナ時代における新しいライフスタイルのグリーン化を実現する革新的省CO2型技術実用化実証」枠

  【テーマ(ⅰ)】

  「AI等を用いた感染症対策等に資するスマート空調・換気分野等の実装促進事業」

 本テーマにおいては、環境省において過年度より実施してきたデジタル技術等を活用した、感染症対策等に資する新たなスマート空調・換気技術等の社会実装及び普及を目的とし、それらの成果や最新の技術・知見等を活用した導入促進に関する取組を対象とします。

 環境省における過年度の取組事例としては、例えば、「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」における「人流・気流センサを用いた屋外への開放部を持つ空間の空調制御手法の開発・実証」や「令和2年度補正予算革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業」における「空港等における感染リスク見える化と殺菌性能を付与した高度スマート空調技術開発・実証」などの取組を行ってきました。

 これらの国直轄の委託事業などにより実証された技術等の横展開等を目指して、社会展開に向け様々な施設での活用を促進するため、特定の施設を対象として、スマート空調等による最適化のためのデータ取得等を行い、特定の施設における大幅なCO2削減事業を実施します。そのための実施施設(ユースケース)とCO2削減のための取組の提案を募集します。

 なお、本実証等に当たっては、導入前を基準に、年間1単位当たりのエネルギー起源CO2排出量の約50%以上削減を見込めるものであることとします。かつ全国に展開でき、全国実装できた場合の累計削減量(設備の耐用年数を考慮すること)が500万t以上を見込めるものであることとします。

  【テーマ(ⅱ)】

  「デジタル技術 × 地域(社会)課題の解決(貢献)に向けた実証事業」

 「テーマ(ⅰ)」以外の分野において、AI/IoT/センサー等を始めとした既に商用サービス化された既存のデジタル技術や一部で都市のインフラ最適化計算に用いられている量子アニーリング技術等の先端的技術を活用した、ポストコロナ時代の新たなライフスタイルに適合し、地域循環共生圏の構築等に資する省CO2型ソリューションを実証する事業を対象とします。基本的に既存の技術を活用したり、一部改造を行い使用する新たなソリューションに係る実証等を対象とし、AIやセンサー等の技術自体の抜本的な高度化・開発等については対象外となります。

 実証に当たっては、任意の実証地において、その地域(社会)課題の解決・貢献等に資するものであることとします。

5.応募方法

 本事業へ応募される場合には、下記の環境省ホームページから本事業の応募様式等をダウンロードし、公募要領・作成要領に従って必要事項を記載の上、所定の方法で提出してください。

連絡先

環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8339
  • 室長加藤 聖(内線 6771)
  • 室長補佐今野 孝紀(内線 7738)
  • 主任島本 忠拡(内線 7777)