報道発表資料
1.事業の概要
2050年カーボンニュートラルを達成するためには、CO2排出量の約4割を占める運輸部門においても脱炭素化の実現が必要不可欠となります。特に電動車両(EV)においては航続距離や充電時間等、充電インフラ、価格といった課題を抱えており、とりわけ、需要急増に伴う人員不足等の課題を抱える物流分野は障壁が高く、導入が困難になっています。
また、長期目標達成のためには再生可能エネルギーを最大限に利活用することが求められますが、調整力となる蓄電機能が高価であることから、普及が限定的となっています。
加えて、昨今頻発する災害を踏まえて、地域の防災施設等は非常用電源が不可欠となりますが、稼働率が低く、費用対効果が悪いことが大きな課題となっています。
以上のような背景を踏まえて、本事業では、交通・物流とエネルギーの2つのセクターをカップリングすることで、上記に示す複数の課題を同時に解決し、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的とし、用途に応じたバッテリー交換式EV(四輪)の開発及び実証を募集したものです。
2.審査方法
専門家で構成する外部評価委員会においてヒアリングを行った上で、次の観点等から採否について審査を実施しました。
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技術課題の妥当性
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技術的意義、政策的意義
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実施体制・実施計画
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技術の事業化・普及の見込み ほか
3.審査の結果
公募期間:令和3年6月7日(月)~同年7月7日(水)
応募件数:5件
採択案件:2件
※ 採択した案件の概要については、「令和3年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業採択案件一覧」(別添)を御参照ください。
令和3年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業採択案件一覧.pdf
※ 2次公募につきましては、実施いたしません。
連絡先
環境省水・大気環境局自動車環境対策課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8302
- 課長飯田 博文(内線 6510)
- 課長補佐河田 陽平(内線 6520)
- 担当川邊 晃平(内線 6577)