報道発表資料

この記事を印刷
2021年04月23日
  • 大気環境

東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)政府間会合準備ワーキンググループ会合(第1回)の結果について

 東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)政府間会合準備ワーキンググループ会合(第1回)が、令和3年4月20日(火)~同年4月22日(木)にWeb開催されました。
 今次会合では、昨年11月の第22回政府間会合において合意された酸性雨から大気汚染全般への活動スコープ拡大を踏まえ、具体的な活動内容や、EANETのスコープ拡大に伴う「EANET強化のための文書」の改定等に係る議論が行われました。

1.会合の概要

○日程  令和3年4月20日(火)~22日(木)

○場所  Web会議

○出席者 

 EANETの参加13カ国(カンボジア、中国、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、韓国、ロシア、タイ(本会合議長国)、ベトナム)の代表等が出席しました。我が国からは、環境省担当官等が出席しました。

(参考)

 東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET:Acid Deposition Monitoring Network in East Asia)は、酸性雨問題に関する東アジア各国の協力の推進を目的とした政府間ネットワークです。我が国のイニシアティブにより立ち上げられ、2001年1月から本格稼働を開始しており、現在の参加国は13ヵ国です。なお、ENAETの活動スコープは、昨年11月の第22回政府間会合にて、酸性雨から大気汚染全般へと拡大されています。

2.結果の概要

 昨年11月にWeb開催された第22回政府間会合において、スコープ拡大を盛り込んだ中期計画(2021-2025年)が策定されるとともに、プロジェクト毎に予算執行する新たな仕組みの導入について合意されました。それを踏まえ、今般、ワーキンググループ会合が開催され、今後の具体的な活動や、EANETの枠組みを規定する「EANET強化のための文書」へのスコープ拡大の反映方法について議論しました。

3.今後の対応

 我が国としては、EANETを東アジア地域における大気環境管理のための重要な基盤として、その活動の充実及び強化を図ることができるよう、引き続き、本年8月開催予定の次回ワーキンググループ会合や秋頃に開催予定の第23回政府間会合での議論に積極的に貢献していきます。

連絡先

環境省水・大気環境局大気環境課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-9021
  • 課長長坂 雄一(内線 6530)
  • 係長河合 実名子(内線 6547)

環境省水・大気環境局総務課国際協力推進室

  • 室長山崎 寿之(内線 6580)
  • 係長松浦 航(内線 6558)