報道発表資料

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2020年11月16日
  • 再生循環

令和2年度地方公共団体による食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業等に係る実施市区町村の決定について

環境省では、食品ロスの削減及び食品リサイクルに先進的に取り組む市区町村を支援するため、食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業、及び食品リサイクル事業実現可能性調査事業を実施する市区町村等の公募を行いました。その結果、秋田県秋田市、東京都三鷹市、長野県松本市、奈良県奈良市の4市での事業を支援することになりましたのでお知らせします。

1.モデル事業の概要と目的

環境省では、食品ロスの削減及び食品リサイクルを推進するための先進的事例を創出し、広く情報発信・横展開を図ることを目的に、食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業、及び食品リサイクル実現可能性調査事業を実施する市区町村等を募集しました。(https://www.env.go.jp/press/108404.html

本事業では、自治体が実施する食品ロス削減及び食品リサイクルに関する先進的取組について、環境省が技術的・財政的な支援を行うとともに、その効果をとりまとめ他の地域への普及展開を図ります。

また、外食産業等の食品リサイクルを推進するため、特に再生利用事業者が相対的に少ないエリアにおいて、自治体が食品関連事業者や再生利用事業者等と連携して、効率的・効果的な食品リサイクルを検討することを支援します。

2.採択結果

1)食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業①一般部門(部門Ⅰ)、②学校給食に関連する事業(部門Ⅱ)、2)食品リサイクル事業実現可能性調査事業(部門Ⅲ)に分けて公募を行った結果、食品リサイクルや食品ロスの削減を促進するものとしての事業の有効性、事業としての発展性・波及性、事業の具体性・実現可能性・継続性の観点から、部門Ⅰとして秋田県秋田市、東京都三鷹市、長野県松本市、部門Ⅲとして奈良県奈良市を採択致しました。部門Ⅱについては応募がありませんでした。

3.モデル事業の概要

部門Ⅰ

事業の名称 事業の概要
秋田県秋田市

【家庭系】秋田市家庭系食品ロス削減モニター事業

【事業系】食品関連事業者の食品ロス削減のためのガイドライン作成事業

家庭系食品ロス問題や削減のためのアクションの啓発・効果検証を行う。

食品関連事業者に向けた食品ロス削減の取組や、食品循環資源のリサイクル徹底に係るガイドラインを作成する。

東京都三鷹市 市民が家庭で効率的に食品ロスを把握・削減するための方策・支援ツールの調査 家庭系食品ロスの発生実態や、食品ロスを把握・削減するための支援ツール(アプリ等)に対するニーズを把握する調査を行い、市民が効率的に食品ロスを削減するための方策を検討する。
長野県松本市 松本市におけるフードシェリングサービス導入の効果検証

市民及び事業者に対してフードシェアリングサービス「KURADASHI」を周知し、利用の促進を図る。アンケートによる効果検証や課題の整理を行い、普及策を検討する。

部門Ⅲ

事業の名称 事業の概要
奈良県奈良市 学校給食等の調理くず・食べ残し等の新たな資源化ルートの実現に向けた検討事業 市内で発生する学校給食等の調理くず・食べ残しや草木類等の有機性廃棄物の資源化方策の検討を行う。

4.自治体担当連絡先

・秋田市環境部環境都市推進課(TEL 018-888-5706)

・三鷹市生活環境部ごみ対策課(TEL 0422-45-1151)

・松本市環境政策課(TEL 0263-34-3268)

・奈良市環境部廃棄物対策課(TEL 0742-71-2226)

連絡先

環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-6205-4946
  • 室長平尾禎秀(内線 6831)
  • 課長補佐小早川鮎子(内線 7840)
  • 担当前田理沙(内線 7895)