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2019年09月19日
  • 総合政策

(仮称)姫路天然ガス発電所新設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、19日、「(仮称)姫路天然ガス発電所新設計画環境影響評価準備書」(姫路天然ガス発電株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、兵庫県姫路市の出光興産株式会社の所有地において、天然ガス(LNG)を燃料とする総出力186.78万kW(62.26万kW×3基)の火力発電所を新設するものである。
 本意見では、事業者である姫路天然ガス発電株式会社に対し、本事業の工事の実施及び施設の供用に当たっては、二酸化炭素の排出削減対策を始め、排ガス処理設備の適切な運転管理及び騒音・振動の発生源対策等による大気環境の保全対策等の環境保全措置を適切に講ずること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力11.25万kW以上の火力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 本件は、「(仮称)姫路天然ガス発電所新設計画環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
 今後、事業者である姫路天然ガス発電株式会社には、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続と環境保全の実施が求められる。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

2.事業の概要

・名称      (仮称)姫路天然ガス発電所新設計画

・事業者     姫路天然ガス発電株式会社

・計画位置    兵庫県姫路市

・燃料      天然ガス(LNG)

・発電方式    ガスタービン及び汽力

・出力      186.78万kW(62.26万kW×3基)

・工事開始時期  令和3年3月(予定)

・運転開始時期  1号機 令和8年1月(予定)

         2号機 令和8年5月(予定)

         3号機 令和11年10月(予定)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

 【配慮書の手続】

  ・縦覧         平成28年4月14日~平成28年5月17日(住民意見0件

  ・兵庫県知事意見提出  平成28年6月14日

  ・環境大臣意見提出   平成28年7月1日

  ・経済産業大臣意見提出 平成28年7月12日

 【方法書の手続】
  ・縦覧         平成28年11月8日~平成28年12月7日(住民意見21件

  ・兵庫県知事意見提出  平成29年4月19日

  ・経済産業大臣の通知  平成29年4月28日(勧告なし)

 【準備書の手続】
  ・縦覧         平成31年2月1日~平成31年3月4日(住民意見20件

  ・兵庫県知事意見提出  令和元年8月21日

  ・環境大臣意見提出   令和元年9月19日

※環境の保全の見地からの意見の件数

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長坂口芳輝(内線 6231)
  • 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
  • 担当切川卓也(内線 6238)

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