報道発表資料

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2019年08月29日
  • 再生循環

アフリカのきれいな街プラットフォーム第2回全体会合の結果について

 環境省は、独立行政法人国際協力機構(JICA)、横浜市、国連環境計画(UNEP)及び国連人間居住計画(UN-Habitat)とともに、横浜で行われる第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の公式サイドイベントとして、「アフリカのきれいな街プラットフォーム(ACCP)第2回全体会合」を8月26日(月)~27日(火)に横浜で開催しました。
 会合のハイレベルセッションでは、原田環境大臣が参加し、アフリカの廃棄物管理の向上に対する環境省の貢献についてステートメントが行われ、成果文書としてACCPの今後の活動の方向性を示す「ACCP横浜行動指針」が採択されました。

1.会合の概要

  • 日程:令和元年8月26日(月)、27日(火)

  • 場所:横浜市

  • 主催:環境省、JICA、横浜市、UNEP、UN-Habitat

  • 言語:英語、フランス語、日本語(同時通訳)

  • テーマ:レジリエントな都市の実現に向けた持続可能な廃棄物管理

  • プログラム:

    1日目

       ○開会

       ○廃棄物管理の経験と技術

       ○廃棄物管理に関する環境教育・住民啓発

    2日目

       ○SDGs達成に向けた廃棄物データ活用

       ○廃棄物管理の改善に向けた資金動員

       ○ハイレベルセッション:

        「アフリカのきれいな街と健康な暮らし」の実現に向けたACCPの貢献

       ○閉会

  • ACCPホームページ:https://africancleancities.org/JP/

2.会合の結果

 会合には、アフリカ38カ国の参加を含む、約400名が参加しました。数多くあるTICAD7の公式サイドイベントのうち、最大規模の会合となりました。

 1日目は、あきもと環境副大臣が冒頭挨拶を行い、我が国の廃棄物管理の制度・技術をアフリカ各国と共有することで廃棄物管理を向上させる旨強調しました。その後、アフリカでの事業展開に関心を有する多くの日本企業から、プレゼンテーションや出展ブースを通じて技術や事業の紹介がなされました。また、JICAが作成した「アフリカ廃棄物管理・環境教育ガイドブック」が公表され、アフリカでの環境教育事例が共有されました。最後に、勝俣環境大臣政務官が挨拶を行い、環境教育を通じて、ごみの分別や削減に関する国民意識を向上させることが重要である旨強調しました。

 2日目は、JICAが作成した「アフリカ固形廃棄物管理データブック2019」が公表され、基礎データの継続的な収集・更新の必要性が確認されました。また、廃棄物管理の改善に向けた資金動員や、これに関連してアフリカ各国の廃棄物管理に対する優先順位を上げることの必要性について、議論がなされました。

 ハイレベルセッションでは、原田環境大臣がステートメントを行い、アフリカの廃棄物管理の向上に対する環境省の貢献として、①UN-HabitatがアフリカACCP事務局の中核を担うことに対する要請を含む事務局機能の強化、②モザンビークにおけるACCPパイロットプロジェクトの実施と我が国発の廃棄物処分場の管理技術である「福岡方式」の普及、③日本の地方公共団体と連携した効果的な人材育成の推進について表明しました。最後に、本会合の成果文書として、ACCPの今後の活動の方向性を示す「ACCP横浜行動指針」が採択され、本会合の成果をTICAD7にインプットしてアフリカ各国の廃棄物管理をより一層推進していくことを確認しました。

【添付資料】

別添1:Yokohama Action Guidance for the ACCP(英)

別添2:Guide d'action de Yokohama pour l'ACCP(仏)

別添3:ACCP横浜行動指針(日本語仮訳)

連絡先

環境省環境再生・資源循環局総務課循環型社会推進室

  • 代表03-5521-8336
  • 直通03-3581-3351
  • 課長土居健太郎(内線 6802)
  • 室長補佐小沼 信之(内線 6898)
  • 担当田中 重光(内線 6819)

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