報道発表資料
その一環として、日本の国立公園の持つ価値や魅力を強く発信していくことを目的として、今回、新たに国立公園に関する情報発信や標記に用いる専用のフォント(日・英)を採用することを決定しました。
国立公園統一マークとともに国立公園の標識整備やパンフレット等に使用することで、日本の国立公園の価値や魅力についての認識、統一的なブランドイメージの浸透・定着を図ります。
1.背景・目的
環境省では、「明日の日本を支える観光ビジョン」の一環として、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図る「国立公園満喫プロジェクト」を推進しています。
そのためには、日本の国立公園が世界中から「訪れる価値のある魅力的な場所」として一定の統一的なイメージをもって認識されるとともに、国立公園の所在する地域の人々を含む関係者が国立公園の持つ価値や魅力にふさわしい利用や保全に対する意識を共有することが必要です。
こうした統一的なブランドイメージの醸成を図り、日本の国立公園の持つ価値や魅力を強く発信するための取組の一環として、国立公園についての情報を発信するパンフレット等や、国立公園の標識等が一貫したイメージのものとなるよう、新たにこれらに用いる国立公園専用のフォントを採用したものです。
※使用例 : 国立公園リーフレット (写真:©️Nippon Design Center,Inc.)
2.国立公園フォントの概要
今回採用した国立公園専用フォントは用途に応じた2種類で、フォント名は「TP国立公園明朝 R」及び「TP国立公園明朝L」です。
TP国立公園明朝 Rは標識等の大きい文字での使用を想定しており、TP国立公園明朝 Lはパンフレット等の小さい文字での使用を想定しております。
マークの活用や展開も含めたトータルデザインの提案に実績のある、国立公園統一マークを作成したデザイナーである、株式会社日本デザインセンターのアートディレクター色部(いろべ)義昭(よしあき)氏監修の下、タイププロジェクト株式会社が以下の2点を念頭にデザインを行ったフォントです。
○日本の国立公園らしい品格や風合いを持ちつつ、看板等に使用した際の視認性を確保する
○訪日外国人にとって違和感のない欧文フォント
3.今後の展開について
今回採用した国立公園フォントは国立公園統一マークとともに、今後、環境省や関係する地方公共団体が整備する国立公園における看板等の標識やパンフレット等に使用していきます。
こうした取組を国立公園満喫プロジェクトにおいて実施している、各公園の上質感のある滞在環境の創出や、国立公園ならではの体験型プログラムの造成・ 提供等の受入環境の整備とあわせて実施することで、日本の国立公園のブランディングを強力に推進し、日本の国立公園の価値や魅力についての認識の浸透・定着を目指します。
添付資料
連絡先
環境省自然環境局国立公園課国立公園利用推進室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8271
- 室長中島 尚子(内線 6641)
- 室長補佐尾崎 絵美(内線 6642)
- 担当松本 良一(内線 7442)