報道発表資料

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2019年06月14日
  • 総合政策

(仮称)パシフィコ・エナジー和歌山西部洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、14日、「(仮称)パシフィコ・エナジー和歌山西部洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(パシフィコ・エナジー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、和歌山県御坊市、美浜町及び日高町の地先の海域において、最大で総出力750,000kWの洋上風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1) 「風力発電に係るゾーニング実証事業」を実施している和歌山県との情報共有、意見交換等を積極的に実施し、当該実証事業の成果と十分に整合を図ること、(2) 風力発電設備への衝突事故及び移動経路の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3) 現地調査により眺望の特性、利用状況等を把握した上で景観に係る予測及び評価を行い、その結果を踏まえ眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力1万kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者であるパシフィコ・エナジー株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

・事業者  パシフィコ・エナジー株式会社

・事業位置 和歌山県御坊市、日高郡美浜町及び日高町の地先の海域(事業実施想定区域面積 約175km2

・出力   最大750,000kW(5,000kW~12,000kW×最大150基)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

 ・令和元年 5月7日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会

 ・令和元年 6月14日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長坂口芳輝(内線 6231)
  • 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
  • 担当坂本万純(内線 6235)
  • 担当松浦 航(内線 6239)

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