報道発表資料

令和元年6月4日
再生循環
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「令和元年度水銀廃棄物の適正管理に関連したワークショップ(Workshop on Synergies in Mercury Waste Management)」の結果について

 環境省は、5月30日及び31日、大阪府大阪市において水俣条約事務局等とともに水銀廃棄物の適正管理に関連するワークショップを開催しました。
 本ワークショップでは、水銀廃棄物の環境上適正な管理のために必要な途上国の能力向上や他の国際枠組との協力等について各国の専門家等の間で意見交換が行われました。
 本ワークショップの議論の結果については、今年秋に開催が予定されている水俣条約第三回締約国会議(COP3)において、条約事務局から紹介等される予定です。

1.日程等

名 称:水銀廃棄物の適正管理に関連したワークショップ

    (Workshop on Synergies in Mercury Waste Management)

日 時:令和元年5月30日(木)~31日(金)

会 場:〒538-0036 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2−163 

    鶴見ノ森 迎賓館 会議室「ひだまりの森」

主 催:環境省、水俣条約事務局及び国連環境計画国際環境技術センター(UNEP IETC)

参加者:アジア太平洋、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ等各地域20か国の担当官及び国際機関、研究機関等の専門家等 総計50名以上

2.議論の概要

 以下の(1)~(3)に示す項目について、プレゼンテーション及び議論が行われました。各項目における議論の概要は以下のとおりです。

(1)水銀廃棄物管理における能力形成・技術支援・技術移転に関するニーズ特定

○能力形成・技術支援・技術移転が必要な領域及びそれらの強化方法について議論が行われました。例えば、水俣条約の実施状況や有効な事例を各国で共有することの重要性が取り上げられました。また、発展途上国等における汚染土壌の浄化方法、廃棄物の収集運搬の方法など個別の事項に関する能力支援の重要性が議論されました。

(2)水俣条約における水銀廃棄物とその他の多国間環境協定とのシナジー

○これまで日本がリード国となって作成、改訂を実施した「水銀廃棄物に関するバーゼル技術ガイドライン」について、ガイドラインの今後の改訂が必要な内容等に関する議論が行われました。また、ガイドラインがより多くの国や地域で活用されるよう、各国の状況に沿ってガイドラインに関するトレーニングを実施するべき等の意見が挙げられました。

○廃棄物の野外焼却については、野外焼却による大気汚染等の問題点について議論が行われたほか、野外焼却を止めるための国や自治体による法令の必要性等について議論が行われました。

○水銀廃棄物管理に関連するSDGsの項目を活用し、利害関係者の関与の促進や水銀廃棄物管理に関する意識向上の重要性等について議論が行われました。

(3)水俣条約第11条(水銀廃棄物)と水銀使用製品や排出・放出等のその他の条項との関係

○水銀使用製品については、今後製造の規制が始まることを踏まえ、代替品の製造等に係る製造事業者の役割や政府と産業界との連携の必要性について議論が行われました。

○排出・放出については、水銀の環境中への排出・放出の削減について議論が行われ、水銀回収が排出・放出の削減に寄与する等の意見が挙げられました。

○人力小規模金採掘及び汚染土壌については、汚染土壌の特定のための分析やそれに係る能力形成の必要性について議論が行われました。また、汚染土壌の発生抑制のために、政府が企業の支援を行うなど、管理側の役割も重要であるとの意見も挙げられました。

3.その他

 本ワークショップの結果の内容については、今年秋に開催が予定されているCOP3において紹介等される予定です。また、結果の詳細やプレゼンテーションの内容は後日UNEP IETCのホームページに掲載される予定です。

UNEP IETCのHP:https://www.unenvironment.org/ietc/

 なお、5月27日(月)~5月29日(水)において、本ワークショップと同じ会場でCOP2において決議された「水銀廃棄物の閾値に関する専門家会議」も併せて開催されました。この専門家会議での議論の結果については、COP3において議論される予定です。

(写真:ワークショップの会議の様子)

連絡先

環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課

  • 代表03-5501-3157
  • 直通03-3581-3351
  • 課長成田 浩司(内線 6871)
  • 課長補佐寺井 徹(内線 7872)
  • 主査光山 拓実(内線 6881)
  • 係員伊藤 優吾(内線 6888)
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